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更新日:2000年7月27日
最近は新聞やテレビなどで盛んに高齢化、高齢化とよく目にしますが、本県はどのような状況にあるのか、このほど発表された1995年国勢調査の結果からみてみましょう。
一般に高齢者といわれる65歳以上の人口は、本県では41万8千人で、県の総人口(295万5,530人)に占める割合は14.2%となっており、高齢社会の目安となる14.0%を越えています。全国では1,826万1千人で、割合は14.5%となっています。
全国と比べてみると、本県は全国平均を下回り、順位も37位と比較的若い県であるといえます。しかしながら、グラフが示す通り、県、全国ともにここ数年高齢化が着実に進んでいます。
県内の市町村で高齢者の割合が高いのは、水府村の29.1%、次いで緒川村の28.0%、美和村の26.9%の順で、高齢化が大きく進んでいるのが分かります。逆に高齢者の割合が低いのは守谷町の8.9%を筆頭に、神栖町の9.0%、取手市の9.7%の順になっており、全体的に県北地域で高く、県南地域で低いという傾向がうかがえます。
また、高齢者の一人暮らしの数が年々増えています。高齢者にとって、一人暮らしはなにかと不便で不安な面も多く、人によっては家に閉じこもりがちになっているのではないでしょうか。
このような人々がスポーツ活動や文化活動などに社会参加できるような、周囲の人のちょっとした気遣いなどが、高齢者の生活を充実したものにすると思います。
これからは高齢者が持っている能力、経験を活用し、積極的に社会参加できる社会づくり、地域づくりが望まれています。
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