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更新日:2000年7月24日
先月,犬に似たペット型ロボットが発売され話題になりました。このペット型ロボットは,感情,本能,学習,成長といった動物の特徴を持っていて,自律的に行動し,人間とコミュニケーションすることができるそうです。そのうちペット型ロボットを連れて公園でお散歩という光景が見られるようになるかもしれません。
では,全国でペットは,どのくらい飼われているのでしょうか。犬と猫だけでも1,850万匹が飼われており,日本の総人口は1億2,649万人ですから単純に計算しても7人に1人が犬や猫を飼っていることになります。ペットとしては犬や猫が最も一般的と言えますが,以前に比べるとその種類も多様化してきており,最近ではフェレットやプレーリードックなどのエキゾチック・アニマルと呼ばれる外国産動物がかなりの人気となっています。
ところで,核家族化の進行もあって,飼い主がペットを自分の家族の一員と考える傾向がますます強まってきています。ペットが死んだり行方不明になった時に,飼い主がその悲しみやショックからなかなか立ち直れない精神状態,いわゆる「ペットロス」やペットロスから食欲不振や不眠などに陥ってしまう「ペットロス症候群」などの言葉も一般化しつつあります。それだけ,人とペットとの関わり方が深くなってきていると言えます。
総務庁の家計調査によると,平成9年のペット関連(ペット,ペットフードなどペット用品)の支出は1世帯当たり年間13,183円となっています。平成2年に比べると約1.7倍に伸びたことになり,飼い主のペットに対する関わり方の変化が統計上からも読みとることができます。
また,ペット関連の支出は,どちらかといえば核家族化の進行した都市部で多い傾向が見られます。しかしながら,本県は,年によりかなり変動がありますが平成9年のペット関連の支出が18,100円で全国第1位となりました。一方では1年間にペットの世話を行った人の割合が全国第6位(平成8年社会生活基本調査)という結果も出ており,ペット好きな県民と言えるでしょう。その要因としては,住宅の敷地面積が全国第1位と,ペットを飼う環境に恵まれていることが挙げられるのではないでしょうか。
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