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更新日:2000年7月27日
最近では,どこの家庭でも冷蔵庫やエアコンが普及したお陰で,どんなに暑い夏でも快適に過ごせるようになりました。
しかし,より快適な生活を求め,維持するためには,当然それに必要となるエネルギーも多くを要することになります。本県の電力消費量は,平成9年度で2万3千ギガワットアワーであり年々増加傾向にあります。また,月別の電力消費量は,これから夏本番をむかえる8月にピークを迎えます。
わが国の電力発電は,約6割を石油等の化石燃料による火力発電に頼っています。石油は今のペースで使い続けると約40年で使い尽くしてしまうそうで,このことを懸念して,以前から省エネが叫ばれてきました。最近では,化石燃料を燃焼した際に発生する二酸化炭素などが,大気中の赤外線を吸収して地球表面の温度を上昇させ,その結果,海水の膨張や北極・南極の氷が溶けることによる海面の上昇や異常気象の頻発等が生じ,環境に影響を及ぼす,いわゆる,地球温暖化の問題を生じてさせています。
このため,地球に負担をかけないクリーンな代替エネルギーの開発とともに,私達の生活レベルでも,エネルギー消費の節約が大切です。例えば,冷蔵庫を効率的に使用することにより,全国の家庭全体で,ドラム缶55万本分の原油に相当する年間のエネルギー使用量を,また,エアコンの冷房温度を28℃位に設定することで,190万本分ものエネルギー使用量をそれぞれ抑えることができると試算されています。
地球温暖化などの問題は,私たちの子供や孫たち,これからの世代に,その影響が及びます。環境庁の提唱により,6月を環境月間として,環境保全の運動が全国的に展開されているところですが,6月だけに限らず日ごろから省エネなどを意識した生活を心掛けてみませんか。快適な生活を次の世代にも引き継ぐために。
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