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更新日:2016年5月19日

関東平野における林業に関する研究

研究報告No.4(要旨)

1.茨城県南部地方には約100,000haにのぼる平地林があり、樹種は大半がマツで構成され人工林化が進んでいるが、蓄積は70.6m3/haと低い。

2.平地林のおおい地方は、年気温較差がおおきく、農地の保護的な役割りも果たしていたと考えられる。

3.平地林の所有者は、ほとんどが農家で、1戸あたりの所有規模は小さく、5ha未満の所有者が98%をしめる。

4.平地林では、早くから林業生産がおこなわれ、大消費地東京に近いせいもあって、木材や薪炭を大量に生産していた。また、農地拡大の際の土地を与えてもいた。

5.平地林所有者の意識動向を知るために、昭和33年と昭和38年に調査をおこなった。その結果、第1回の調査では、きわめて農用林的色彩が強かったが、第2回目の調査では、この色彩がだんだんすくなくなってきている。

6.平地林の役割りは、従来は、概念的には農業経営における休閑地的なものであったと考えられる。

7.平地林の開発は、地理的条件からみても今後進度が加わると思われるが、開発後も大部分の平地林は残される。

8.残された林野については、林業の新しい役割りを果たすようになるであろう。

 

 

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