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更新日:2025年7月25日

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研究内容 (野菜育種研究室)

最近の主な成果

1 メロン「イバラキング」の育成

 ネット模様が美しく、翡翠色の果肉をしています。上品な甘さと滑らかな食感が特長で、日持ち性にも優れます。現在、5~6月に出荷されています。草勢が強めで、低温期の果実肥大性が良い品種です。

 [主な産地] 鉾田市、茨城町

 

ibaraking

 

 

 

 

 

 「イバラキング」の果実

2 イチゴ「いばらキッス」の育成

 甘みと酸味のバランスに優れ、濃厚な味わいとジューシーな食感が特長です。草勢が強く、着果の中休みも少ないため、栽培期間を通して安定した収穫・出荷が可能です。

 [主な産地] 鉾田市、行方市、筑西市 他

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 「いばらキッス」の果実

3 オオバ「ひたちあおば」の育成

 葉が大きく形も整っており、濃い緑色の葉は美しい光沢があります。見た目が良いだけでなく、爽やかな香りとえぐみが少なく食べやすい品種です。

 [主な産地] 行方市

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 「ひたちあおば」

4 メロン「イバラキング」販売種子内の混種確認技術の確立

 販売前の「イバラキング」種子に混種がないか確認するために、DNAマーカーによる判定技術を確立しました。

5 レンコン優良系統の選抜

 県内各産地から収集したレンコン系統(品種)から、品質、収量及び食味に優れる系統として、「ひたちたから」、「パワー」、「みらい選抜」および「金澄39号」を選抜しました。

 [主な産地] 土浦市、かすみがうら市、行方市、小美玉市 他

レンコン選抜系統

 レンコン選抜系統 左上から時計回りに「パワー」、「ひたちたから」、「金澄39号」、「みらい選抜」

令和7年度の主要課題の概要

1 県オリジナルメロン品種の育成

 「イバラキング」と同時期の5~6月に出荷できる赤肉品種の育成に取り組んでいます。メロンは味だけではなく外観の美しさも重要となるため、美しいネット模様を持つ果実の選抜に役立つDNAマーカーの開発を進めています。また、近年の高温条件下でも安定して栽培でき、発生増加が懸念されるうどんこ病に抵抗性を持つ品種の育成を進めています。

2 県オリジナルイチゴ品種の育成

 近年の気象変動に伴う高温下でも、正常に生育できる味と見た目の良い品種の育成を進めています。これらの品種には温暖化で増加が懸念される炭疽病や萎黄病に抵抗性を持ち、安定して栽培できることを目標としています。

 

このページに関するお問い合わせ

農林水産部農業総合センター生物工学研究所 

〒319-0292 茨城県笠間市安居3165-1

電話番号:0299-45-8330

FAX番号:0299-45-8351

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