繁殖管理システム（ファームノート及びファームノートカラー）

技術の概要

ファームノート

個体毎の飼養記録や繁殖牛の分娩実績をPCやタブレット端末を用いて入力・データを蓄積する。発情、受精、妊娠鑑定、分娩のサイクルを的確に管理できるソフトウェア。

ファームノートカラー

牛の首にセンサーを装着し、牛の行動パターン（反芻、休息、活動）を自動計測する装置。個体毎の活動パターンをAIが解析し発情兆候、分娩兆候、疾病疑いをスマートフォン等のモバイル端末に通知する。

活用経営体例

経営内容

〇経営形態：繫殖和牛経営

〇繁殖用雌牛：21頭

〇労働力：1名

〇飼養形態：舎飼い（4頭／マス）

〇自給飼料生産：約200a

導入前の課題等

〇一人で管理しているため、観察時間の制約があり発情兆候を見逃すことがあった。

利用状況

〇ファームノートに全頭の繁殖記録や治療記録等を入力し、全飼養牛の状況（繁殖ステージ等）を容易に把握できるようにしている。

〇ファームノートカラーをファームノートと紐づけし、9台利用している。発情兆候情報等がスマートフォンに通知される（分娩兆候情報は利用していない）。

導入後の感想

〇牛舎外での作業中でもスマートフォンを通して通知が来るので、常時、牛舎を監視する必要がなくなり、安心してほ場作業に取り組めるようになった。

〇発情発見率が向上した。

導入する際の注意

〇ファームノートカラーの導入をする場合、農場はdocomo又はauのサーバーに接続できる地域である必要がある。

〇スタンチョンにセンサーがぶつかり破損することがあるので、飼養形態によっては検討が必要がある。

参考価格

〇ファームノート利用料（税抜き）

〇ファームノートカラー料金（税抜き）

詳しくは株式会社ファームノート（http://farmnote.jp（外部サイトへリンク））へお問合せ下さい。