小ギク

生物工学研究所果樹・花き育種研究室

茨城県育成品種「常陸シリーズ」

茨城県の小ギクは、作付面積が115ヘクタール(平成28年)で、茨城県内の切り花出荷品目の中で出荷量が第1位、全国的には沖縄県、奈良県、福島県に次いで第4位であり、重要な花き品目となっています。7月東京盆、8月旧盆、9月彼岸の物日需要を中心に年間約2,080万本が出荷され、茨城県は小ギクの責任産地として重要な役割を担っています。

生産現場においては、7月東京盆、8月旧盆、9月彼岸の物日出荷に対応するため、100を超える品種が栽培されています。そのため、栽培管理の煩雑化が問題となっており、品種の絞り込みをはかるうえで、新品種の導入や適品種の選定が課題となっています。このような中、生物工学研究所では、物日出荷に対応できる県オリジナル品種の育成に取り組んできました。

写真:育種圃場の検討会

(写真:育種圃場の検討会)

生物工学研究所では、毎年3,000以上の種子を播いて有望系統を選抜しています。
交配して育成した多くの小ギクを育種圃場で栽培し、関係者を含めて数年にわたり検討します。市場関係者の評価も受けて、やっと品種登録となります。

これまでに13種類の茨城県オリジナル品種を育成しました。