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更新日:2026年3月30日

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栽培漁業について

本県の沿岸漁業は、シラス、オキアミ、イカナゴなどの回遊性資源を主な漁獲対象としていますが、こうした資源はその年の来遊状況により好不漁の差が大きく、漁業経営を不安定なものとしています。県では、このような状況に対応し、水産物の安定供給と漁業経営の安定化を図るため「栽培漁業」を推進しています。

「栽培漁業」とは

天然水域において、魚貝類の減耗が最も激しい卵から幼稚仔の時期を人間の管理下において育成し、これを天然水域に放流した上で管理を行い、水産資源の持続的利用を図ろうとする取り組みです。

本県における取り組み

第8次栽培漁業基本計画(PDF:663KB)(R4~8年度)に基づき、茨城県栽培漁業センターにおいて、以下の魚種で計画的な種苗生産や放流、技術開発試験等に取り組んでいくことで、本県水産物の安定供給に努めます。

第7次計画からの主な変更点は、以下のとおりです。

1新規生産魚種として、ホシガレイとムラサキウニを追加しました。

2ソイ類を対象種から外しました。

3生産した種苗を養殖用種苗として活用する方針を新設しました。

アワビ(エゾアワビ)

県が公益財団法人茨城県栽培漁業協会に委託して稚貝を生産し、その種苗を漁業者に販売しています。漁業者は各地先の共同漁業権区域内の漁場に放流し、資源管理しながら漁獲しています。

アワビ稚貝

 

ヒラメ

公益財団法人茨城県栽培漁業協会が主体となって、種苗の大量放流を行っています。生産や放流に必要な経費は、漁業者や遊漁船業者の負担金及び県の補助が充てられています。

ヒラメ稚魚

マコガレイ

前計画(第7次計画)から対象魚種に追加しました。
県の委託により公益財団法人茨城県栽培漁業協会が種苗生産しており、第7次計画期間において安定的に種苗を量産できるようになったことから、第8次計画では放流効果検証のための試験に重点的に取り組みます。

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鹿島灘はまぐり

県の委託により公益財団法人茨城県栽培漁業協会が種苗生産し、その種苗を用いて水産試験場が試験放流を行っています。

第8次計画では、標識手法の確立を目的に、天然に数%しかいない茶色貝の種苗生産に新たに取り組みます。

ハマグリ稚貝

ホシガレイ(新規生産)

第8次計画から、高級カレイとして知られるホシガレイを新規に生産します。

県の委託により公益財団法人茨城県栽培漁業協会が種苗生産試験に取り組み、まずは安定的な種苗生産に向けた技術開発を行います。

ムラサキウニ(新規生産)

第8次計画から、環境の変化(温暖化)に対応した種としてムラサキウニを新規に生産します。

県の委託により公益財団法人茨城県栽培漁業協会が種苗生産試験に取り組み、まずは安定的な種苗生産に向けた技術開発を行います。

栽培漁業の効果

ヒラメ

放流したヒラメは、次第に成長しながら漁獲されます。大量に放流するようになってから、漁獲されたヒラメのうち、1~2割程度が放流したものとなっており、漁獲量が増加、安定しました。
放流とあわせて、小型のヒラメを保護するため、30センチメートル未満のヒラメは「獲らない、売らない、食べない」という資源管理が実践されています。

アワビ

漁獲されるアワビの中に放流した貝が占める割合は、地区ごとに若干差がありますが、およそ4割に達しており、大量に放流するようになってから、漁獲量が安定しました。
東日本大震災の影響により、平成23年~26年の放流数が減少したことにより、震災後の漁獲量は、震災前に比べ減少しています。平成27年からは放流数が回復し、漁獲量も回復しています。

 

関連サイト

公益財団法人茨城県栽培漁業協会(外部サイトへリンク)

国立研究開発法人水産研究・教育機構(外部サイトへリンク)

公益社団法人全国豊かな海づくり推進協会(外部サイトへリンク)

このページに関するお問い合わせ

農林水産部水産振興課栽培・施設

〒310-8555 茨城県水戸市笠原町978番6

電話番号:029-301-4119

FAX番号:029-301-4129

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