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更新日:2024年7月30日

特定健康診査・特定保健指導について

特定健康診査の受診は、糖尿病等の生活習慣病の早期発見・予防につながります。また、健診結果に基づき、保健師等による生活習慣の改善サポート(特定保健指導)が受けられます。

茨城県の死因の約5割を占める生活習慣病を予防するため、ご自身の健康管理のため、特定健康診査・特定保健指導を積極的にご利用下さい。

「特定健康診査(特定健診)」とは?

特定健診は、生活習慣病予防を目的とし、メタボリックシンドロームに着目した健診です。

「特定健康診査(特定健診)」は、40歳から74歳の方を対象とし、身体計測、おへそ周りの腹囲測定、血圧測定、血液検査、尿検査等を行います。また、過去の健診データなど一定の基準の下、医師が必要と判断した方には、貧血検査や心電図検査、眼底検査を行います。
その結果、「メタボリックシンドローム該当者または予備群」に該当し、生活習慣病の発症のリスクが高く、生活習慣の改善が必要と判断された方は、医師や保健師、管理栄養士等による「特定保健指導」が受けられます。

通院中の方も受診が必要です!

通院で検査する項目は、疾患の内容によりどうしても偏ってしまうことがあります。一方で、特定健診は上記の健診項目のとおり幅広い内容を検査することが可能です。

通院は、治療のため。健診は、予防のため。目的は全く別物です。

どんな検査をするの?

特定健診は、以下の項目を実施します。

基本的な検査の項目

質問票:服薬歴、喫煙歴等

理学的検査(身体診察)、身体計測(身長、体重、BMI、腹囲)、血圧測定

肝機能検査:AST(GOT)、ALT(GPT)、ガンマGT(ガンマGTP)

血中脂質検査:中性脂肪、HDLコレステロール、LDLコレステロール

血糖検査:空腹時血糖またはHbA1c

尿検査:尿糖、尿蛋白

医師が判断した時の詳細な健診の項目

(一定の基準の下、医師が必要と認めた場合に実施)

心電図、眼底検査、貧血検査(赤血球、血色素量、ヘマトクリット値)、血清クレアチニン(eGFR)

どこが実施しているの?

詳しくは、皆さまがご加入の各医療保険者にお問い合せ下さい。
※医療保険者の種類については、お手持ちの保険証の保険者の名称をご確認下さい。

主な医療保険者の種類
問い合わせ先

国民健康保険

特定健康診査・保健指導窓口

協会けんぽ

全国健康保険協会支部

健康保険組合

各健康保険組合事務局

共済組合

各共済組合支部の事務局

「メタボリックシンドローム」とは?

メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪型の肥満に加えて、高血圧や高血糖、中性脂肪などの脂質異常のうち、2つ以上あてはまる状態をいい、そのまま放置すると、将来、脳卒中や心筋梗塞、高血圧症、糖尿病等の生活習慣病を引き起こす原因となります。

メタボリックシンドロームの診断基準

メタボリックシンドロームの診断基準

出典:厚生労働省(外部サイトへリンク)

 

該当者または予備群と診断された方は、将来において生活習慣病を発症する可能性が高いと考えられています。

自分の健康を維持するため、毎日の生活習慣(食事・運動・喫煙・生活リズム等)を振り返り、今すぐ改善出来ることから取り組み、将来に渡る健康づくりにチャレンジしましょう。

「特定保健指導」とは?

「特定保健指導」とは、特定健診の結果から、生活習慣病の発症リスクが高く、生活習慣の改善による生活習慣病の予防効果が多く期待できる方に対して、ご本人の生活習慣を改善するため、食事バランスや運動のポイント等のアドバイスを行い、ご本人が継続して生活習慣の改善に取り組めるようサポートする制度です。

特定保健指導には、リスクの程度に応じて、動機付け支援と積極的支援があります。(よりリスクが高い方が積極的支援)

動機づけ支援

生活習慣の改善を促す原則1回の支援が受けられます。
対象者本人が、自分の生活習慣の改善点・伸ばすべき行動等に気づき、自ら目標を設定し行動に移すことができる内容の行動計画を、医師、保健師、管理栄養士らの指導の下に行動計画を作成して実践していきます。3ヶ月後、面接あるいは通信等を利用して評価が行われます。

積極的支援

「動機づけ支援」に加えて、3ヶ月以上、定期的・継続的に支援が受けられます。
医師、保健師、管理栄養士らの指導の下に行動計画を作成し、生活習慣改善に取り組めるように、専門家が3ヶ月以上の定期的・継続的な働きかけを行います。

このページに関するお問い合わせ

保健医療部保健政策課国民健康保険室-国民健康保険

〒310-8555 茨城県水戸市笠原町978番6

電話番号:029-301-3172

FAX番号:029-301-3139

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