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更新日:2023年6月16日
茨城県立農業大学校
学校長 山中 賢一(やまなか けんいち)
茨城県は全国第3位の農業産出額を誇り、東京都中央卸売市場においては青果物取扱金額が19年連続で全国1位になるなど、全国有数の農業県として確固たる地位を占めています。こうした中、県では、儲かる農業の実現により本県農業の成長産業化を図り、持続的に発展させていくため、経営者マインドを持った農業者を育成していくこととしており、当校は農業を志す方を対象とした研修教育機関としてその役割を担っています。
当校は、昭和43年の県立農業大学校創立から55年、さらにその前身を含めますと100年を超える長い歴史と伝統を持ち、これまで8千人を超える卒業生や修了生を送り出し、その多くは農業経営者として活躍されています。このほか、農業団体や農業関連産業、地方公共団体などの社員や職員として本県農業を支えて来られています。
当校の教育の特徴は、知識として学ぶことに加え、その知識を生かして自ら問題を解決する課題解決型学習に重点を置き、高度で実践的な経営能力の習得を目指しています。
また、先進的な農業者や専門家、民間企業等の協力の下で行う、農業生産工程管理(GAP)やスマート農業の学習、商品の生産から販売までを学生が主体的に行い、商談などを体験する経営実践プロジェクト学習に取り組み、より実践的な技術・経営を学べるよう教育内容の充実に努めています。
もう一つの特徴は、寮生活です。コロナ禍の中では、やむを得ず一部の学生には通学をお願いしている状況にありましたが、令和5年度は原則として1年生は全員が入寮し、学生は寮自治会の会員となって共同生活を送っています。これらの体験を通して生活する知恵を身に付け、自立と協調の精神を養うことができます。そして、そこは生涯の友に巡り合う機会にもなります。
さらに、2年間の修学後に、より高度な知識や技術を身に付け、農業・農村のリーダーを目指す人のために「研究科」を設置しており、講義に加え、研究機関や農業法人での就業体験実習を通じて、2年間でより高い実践力や経営力を習得することができます。
平成21年度からは農業専門課程の専修学校として、卒業生には専門士の称号が付与され、4年制大学への編入学も可能となり、これまで地元の茨城大学などに編入学しています。
併せて、短期研修講座として、近年、社会人や定年となって本格的に農業を始めたい方や始めて間もない方を対象とした、農業の基礎的な知識や栽培技術を学ぶ「いばらき営農塾」のほか、一般農業者を対象とした農業機械に関する研修を開催しています。
当校では、高校生のみならず、大学を卒業する方や社会人の方などを含めまして、農業を志す皆さんの入学及び研修受講を心よりお待ちしております。
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