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更新日:2020年1月22日

 

 知事定例記者会見における発言要旨200122

この資料は,県政記者クラブとの定例記者会見での発言内容を要約したものです。

 

知事定例記者会見の動画は,こちらから視聴いただくことができます。 

いばキラ(外部サイトへリンク)

令和2年度当初予算案について

中国で発生した新型コロナウイルスについて

パートナーシップ宣誓制度について

CSF(豚コレラ)への対応について

茨城空港について

CSF(豚コレラ)への対応について(2)

平成30年農業産出額について

茨城空港について(2)

(作成:報道・広聴課)
令和2年1月22日(水
曜日)
10時30分~10時46分 会見室

 令和2年度当初予算案について

時事(幹事社):幹事社の時事通信です。よろしくお願いします。まず,幹事社から質問を幾つかいたします。まず,先週からの当初予算案の知事査定なのですが,現在の進捗状況,また,手応えなどについて,知事の方からお願いします。

知事:まだ知事査定が始まったばかりですので,あまり詳細なことは何も言えませんが,ここ2年,2回ほど編成をしてきた過程で,きちんと優先順位をつけて,選択と集中を考えた予算編成ということを心がけてきたということが,だいぶ庁内でも浸透してきているので,そういう提案が非常に多くなっているという印象は受けております。

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 中国で発生した新型コロナウイルスについて

時事(幹事社):わかりました。ありがとうございます。2つ目なのですが,中国で新型肺炎の感染者が多数出ていますが,人から人への感染が中国政府の方で確認されているということで,中国の旧正月には多くの観光客が日本に入ってくることも予想されますが,県内の感染も懸念されるということで,対策などがありましたらお願いします。

知事:当初の報道よりも,さらに新型コロナウイルスの感染の規模が非常に大きい,また,人から人への感染が広がっているという報道もありますので,我々としてもきっちりと対応していく必要があるなと認識しております。

 特に,春節を迎えるに当たって,茨城空港では,サーモグラフィーと言うのでしょうか,体温をはかる機械で監視をしながら,呼びかけ等々を含めて,水際対策,厚生労働省の指導を受けながら体制も整備しておりますし,また,県内の医療機関に対しても,疑わしい患者に対する対応を,サージカルマスクを着用させるとか,そういう対応なども確認しているところです。

 ここ数日,報道されている情報も,さらに変わってきているので,そういうことをしっかり情報収集しながら,追加の対策が必要かどうかということも含めて,春節に備えて,できる限りの備えはしておきたいと思っています。

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 パートナーシップ宣誓制度について

時事(幹事社):わかりました。ありがとうございます。最後なのですが,大阪府の方でパートナーシップ宣誓制度が始まりまして,都道府県レベルでは茨城県が最初ということで,都道府県レベルとしての取り組みがこのように広がりを見せているということに関して,大井川知事の方から所感などを伺えればと思います。

知事:非常に良いことなのではないかなと思います。たまたま県レベルでは茨城県が先鞭をつけたということになりますが,大阪府が同じような制度を導入したということで,性的マイノリティの方々に対する人権意識が自治体レベルでどんどん広がっていく。それが最終的には国の制度見直しという方向につながっていくことが非常に重要なのではないかなと思っています。

 また,県レベルでやることのメリットというのも非常に大きくて,県下の市町村の対応であるとか,あるいは,病院,医療機関の対応であるとか,場合によっては企業の対応ということも,ある意味,県が県レベルで動くことによって促すことになる。実際にそうなっていますので,これに大阪府がさらに加わったということになると,非常に今後の対応としても進むのではないかなと期待しています。

時事(幹事社):わかりました。ありがとうございます。幹事社からは以上です。各社さん,お願いします。

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 CSF(豚コレラ)への対応について

NHK:明日から,CSF,いわゆる豚コレラのワクチン,イノシシへの経口散布が始まりますが,この養豚が盛んな茨城県で,改めて豚コレラに対してどのような対策をとっていかれるのか,教えてください。

知事:ワクチン接種,要望していたもとの対応ということで,近いうちに実際の養豚農家の全頭の豚へのワクチン接種が始まるわけですが,豚コレラが起こってしまってからでは対応としては非常に遅いので,できる限りの対応をという養豚業者の皆様からの強い要望もあり,我々としても迅速に行動させていただいて,結果として,国としても,ワクチンの増産を含め,迅速に対応していただいたということなのかなと思っています。電気柵なども含めて,あらゆるとれる対応は,迅速に行っていくという方針のもとに,引き続き,CSFが発生しないように万全の対策をとっていきたいと思います。

 ただ,今度は,ワクチン接種が始まったら始まったで,今のワクチン接種の問題点としては,獣医の資格を持った方しか接種を行うことができないという問題があって,県だけの対応だと,ほとんど対応が不可能になってくるという懸念がございます。これは多分,他県も同じだと思いますので,定期的にワクチンを接種しなければいけませんので,例えば,(1年を通して生まれてくる)子豚の場合だと生後1か月を目安にということになってきて,膨大な作業量になってしまうので,その対応も,今後,課題として,国に対して,例えば,接種に対する資格者の範囲をもっと緩めるなどの対策を,迅速に要望していきたいと思っています。

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 茨城空港について

毎日:2点,お願いします。1点が,茨城空港のことで,年間80万人という目標達成ができたということで,これについてどういった要因からこれが達成できたとお思いになっているかということと,今後さらに利用拡大を図るためにどういった施策,例えば,チャーター便などで,こういったエリアに新たに就航するように県として働きかけを強めていくとか,そういったことがあれば教えてください。

 もう1点が,豚コレラなのですが,ワクチンが,一部,不足をしているのではないかという報道もありますが,現時点でどのような情報をお持ちなのかということ,県の接種を進めるに当たって,何か問題が生じそうだというような状況はあるのかということを教えてください。

知事:まず,茨城空港ですが,80万人という開港当初の想定を超える利用者数になったということは大変喜ばしいのではないかなと。国内のスカイマークの増便,さらには中国を中心とした海外便の増便が利用の拡大につながってきている。全体の大きな流れの中で,インバウンドの観光客が大幅に増えている中で,中国を初めとして,航空各社とも,もう枠として満杯になっている成田・羽田の代替として東京近郊の茨城空港に注目が集まってきているという背景もあるのではないかなと思っています。

 ただ,今後の対応としては,さらに課題がございまして,まず一つは発着枠の問題です。自衛隊との共用空港で,当初,開港時からの取り決めとして,発着は1時間に1便という取り決めがあり,発着便がそんなに簡単に増やせないということで,ほぼ発着枠を使い切っている状況なので,今後も,さらに増便というのは,その辺の課題を解決しないと進めることができないということになっています。

 もう一つは,予想を超えるスピードで増便しておりますものですから,ジェット燃料の供給体制が追いついていないということもあって,今,石油元売り会社にタンクローリーの増設,運転手の確保ということをお願いしたり,あるいは,ジェット燃料の荷揚げを横浜ではなくて鹿島港に変更する作業とか,様々なことを要望しております。いずれにしても,燃料,発着枠をクリアしないと,もうほぼ発着枠は使い切った状況にありますので,これから先,増便というのはなかなか厳しいのかなと思っています。

 一方で,茨城空港に発着したお客様が,特にインバウンドのお客様がまっすぐ東京に行ってしまっているのではないかと。ほとんど地元である茨城県で消費することなく,そのまま東京へ行って,また東京から茨城空港を使って帰っているのではないかという懸念もあります。したがいまして,来年度以降,東京への直行バスに対する補助を取りやめて,県内の周遊の交通ルートに予算的にも重点配分して,例えば,県内での周遊観光に個人の利用客がいらした時でもスムーズにできる課題として挙げられた交通手段が無いという問題をクリアすることで,県内での周遊客をきちんと確保する方向に政策としては大きく舵を切りたいと思っています。

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 CSF(豚コレラ)への対応について(2)

知事:茨城空港は以上で,CSFの方ですが,ワクチンが足りないという話は,今のところ聞いておりません。一応,国の方でも増産体制が整っていて,県内全頭に対するワクチン接種に十分なワクチンは調達できると伺っていますので,問題は,ワクチンの量というよりは,人手の方なのかなと思っています。

時事(幹事社):その他,各社さん,ありますでしょうか。

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 平成30年農業産出額について

茨城:2018年の農業産出額が3位ということで,2位に戻ったり,鹿児島県との差を縮めるということができなかったと思うのですが,知事の受け止めをお聞かせください。

知事:正直,非常に残念だと思っています。これは,結果として,茨城県の農業の構造的問題を如実にあらわした結果なのかなと思っています。一つは,まず,葉物の野菜を中心とした農業産出額が茨城県の場合は非常に多いということで,市況に影響されやすいということです。30年の場合,茨城県の主力商品の白菜などの葉物が出た時に市況が非常に落ちて,結局それが産出額に影響したということです。

 一方で,鹿児島県は安定した価格形成もある程度期待できる畜産にかなり力を入れているという構造上の差。もともと,輸送手段がそれほど発達していない,あるいは保冷とかそういう技術が発達していない段階では,茨城県の葉物を中心とした農業は,ある程度,東京市場を席巻して,非常に安定した地位を得られる可能性が高かったと思うのですが,この前も横浜市場でJAと一緒にトップセールスをさせていただきましたが,今や葉物といえども全国から集まっている状況なので,消費者に近いからというだけで,競争上,圧倒的に優位な地位を占めるということはそんなに簡単ではなくなってきているというのが現実なのではないかなと思っています。そういう部分の構造的な問題にメスを入れる必要があるかなと。

 もう一つは,産出額が3位のまま差を縮めるところを広げられてしまったという問題以上に,農家一戸当たりの所得が11位というままで,非常に低迷しているのかなと。これについても,小規模兼業農家が非常に多いという問題,それから,企業参入が少ないという問題で,茨城の農業に対する課題を突きつけられている結果になっているのではないかなと思っています。

 今後,農業の大規模化,あるいは企業参入の促進,ブランド化,そういうことで市況などに影響されにくい,あるいは多様な市場を目指していく,流通経路を増やしていく,そういう構造的に力をつけていくということをスピード感を持ってやらないと,私は,茨城県の農業の相対的地位が下がっていってしまうのではないかなという危機感を持っています。

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 茨城空港について(2)

日経:先ほどの茨城空港のお話なのですが,東京への直行バスへの補助を取りやめるというお話だったのですが,これによって利用者数の増減に対して影響はあるかどうか,どのようにお考えでしょうか。

知事:私はほとんど無いと思っています。時間的に,茨城空港から東京都心にかかる時間と成田空港から東京都心にかかる時間はほとんど変わらないです。あったとしても10分ぐらいの差です。値段的には,今,500円で乗せていて,茨城空港が圧倒的に安くなっているということで,例えば,海外の航空会社などでも,東京に近い空港ということで茨城空港便を宣伝したりしていますので,そういう意味で,時間的に成田と遜色なければ,料金的に,例えば,補助無しの通常の料金に戻ったとしても,競争力的にそこが大きく損なわれるということは,私は無いと思いますし,別な見方をすれば,県民からの税金を使って東京に観光する人たちに補助をするということ自体が,私は問題があるのではないかなと考えていますので,その予算を全て県内での観光に向くような形のインセンティブに切り替えるということを考えています。

時事(幹事社):その他いかがでしょうか。よろしいでしょうか。では,以上で,終了とさせていただきます。

知事:どうもありがとうございました。

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