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ページ番号:73743
更新日:2025年11月17日
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「薬剤耐性菌」とは、抗菌薬が効かない、もしくは効きにくくなるなど、抗菌薬に耐性を持った細菌のことです。この菌が増えると、これまで抗菌薬を飲めば治っていた感染症が治りにくくなり、他の病気の治療にも影響が出ることがあります。
この薬剤耐性菌は世界的に増えており、国際社会の大きな課題となっています。日本では2016年に薬剤耐性(AMR:Antimicrobial Resistance)対策アクションプラン(外部サイトへリンク)を策定し、薬剤耐性に対する取り組みが始まっています。
| 薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン | |
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| AMR臨床リファレンスセンターHPより引用 |
| 風邪やインフルエンザの原因はウイルスのため、抗菌薬は効果がありません。また、他の人に処方された抗菌薬をもらって飲むことは、耐性菌を増やすことにつながります。必要のない抗菌薬は飲まないようにしましょう。 | ![]() |
| 医師から処方された抗菌薬を、症状がなくなったから等の理由で飲むのを途中で止めてしまうと、体の中に細菌が残ってしまい、薬にやっつけられないよう変化して耐性菌となってしまうことがあります。処方された抗菌薬は医師の指示通りに飲みましょう。 | ![]() |
| 病気を起こす細菌に感染しなければ抗菌薬を飲む必要がないので、日頃から手洗い等の感染対策を行うことも重要です。 | ![]() |
| 薬剤耐性対策啓発動画「薬剤耐性菌って知っていますか?」より抜粋 | |
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出典:厚生労働省委託事業 国立国際医療センターAMR臨床リファレンスセンター 薬剤耐性(AMR)あるある川柳 より |
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