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ページ番号:72170
更新日:2025年8月5日
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全国及び県内で百日咳の報告数が増加しています。2025年第29週(7月14日~7月20日)の百日咳の報告数は日立保健所管内が11件、茨城県内が187件といずれも1週間当たりの報告数が過去最多を更新し、2025年の累計報告数は管内が62件、県内が1655件となりました。
また、近年マクロライド耐性百日咳菌(macrolide-resistant Bordetella pertussis: MRBP)の出現が世界的な問題となっています。
2.百日咳の症状
3.百日咳の感染経路
4.予防するには
百日咳は、百日咳菌(Bordetella pertussis)によって引き起こされる急性呼吸器感染症です。特有の発作性けいれん性の咳(痙咳:けいがい)が特徴で、いずれの年齢でも感染しますが、小児が中心となっています。特に生後6か月以下の乳児では重症化しやすく、まれに死に至ることもある疾患です。
2. 百日咳の症状
7~10日の潜伏期間を経たのち、カタル期、痙咳(けいがい)期、回復期の3つの経過をたどります。回復までに約2~3カ月かかります。
〇カタル期(約2週間):7~10日程度の潜伏期間の後、風邪症状で始まり、徐々に咳の回数が増え、咳の程度も激しくなります。
〇痙咳(けいがい)期(約2~3週間): 特有の発作性けいれん性の咳(短い咳が連続的に起こり、息を吸うときに笛の音のようなヒューという音がでる)が出現します。非発作時は無症状ですが、夜間の発作が多いです。
〇回復期(約2~3週間):徐々に激しい発作がなくなり、発症から2~3か月で回復します。
主な感染経路は飛沫感染・接触感染です。患者の咳やくしゃみなどのしぶきに含まれる細菌を吸い込んだり、手指を介して自分の鼻や口に触れることで感染します。
「換気」「手洗い・手指消毒」「咳エチケット」などの基本的な感染対策を徹底しましょう。また、予防接種(定期接種)の対象となる生後2ヶ月以上7歳6ヶ月未満の方で、まだ接種が済んでいない方は早めに接種しましょう。
詳細は下記ページをご確認ください。