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更新日:2025年4月9日

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百日咳とは

百日咳に注意しましょう!(一般向けリーフレット)(PDF:545KB)

感染経路

百日咳菌に感染した人の咳やくしゃみなどのしぶきに含まれる菌を吸い込むこと(飛沫感染)や、菌が付着した手で、目、口、鼻の粘膜に触れること(接触感染)により感染します。

症状

7~10日の潜伏期間を経たのち、カタル期、痙咳(けいがい)期、回復期の3つの経過をたどります。回復までに約2~3カ月かかります。

  • カタル期:約2週間
    かぜ症状で始まり、次第に咳の回数が増え激しくなります。
  • 痙咳(けいがい)期:約2~3週間
    次第に特徴ある発作性けいれん性の咳(痙咳)となります。短い咳が連続的に起こり(スタッカート)、続いて、息を吸うときに笛のようなヒューという音が出ます(ウープ)。
    夜間の発作が多いですが、年齢が小さいほど症状は多様で、乳児期早期では特徴的な咳がなく、単に息を止めているような無呼吸発作からチアノーゼ(顔色や唇の色が紫色に見えること)、けいれん、呼吸停止と進展することがあります。合併症としては、肺炎や脳症などがあります。
  • 回復期:約2~3週間
    激しい発作は徐々におさまりますが、時折、発作性の咳がみられます。

成人の百日咳では、咳が長期にわたって持続するものの、典型的な症状がみられないために診断が見逃されやすく、感染源となって周囲へ感染を拡大してしまうこともあるため、注意が必要です。

予防

百日咳の予防には、ワクチン接種が有効です。生後2カ月から予防接種法に基づく接種が受けられますので、計画的に接種しましょう。
予防接種による免疫効果は4~12年で減弱します。最終接種後、時間経過とともに、接種歴がある人も感染することがあります。

また、手洗い、マスク着用、咳エチケットなどの基本的な感染対策も重要です。

関連リンク

国立健康危機管理研究機構 百日咳(外部サイトへリンク)

厚生労働省 百日咳(外部サイトへリンク)

厚生労働省 5種混合ワクチン(外部サイトへリンク)

日本小児科 日本小児科学会の「知っておきたいわくちん情報」五種混合ワクチン(外部サイトへリンク)

このページに関するお問い合わせ

保健医療部衛生研究所企画情報部

〒310-0852 茨城県水戸市笠原町993-2

電話番号:029-241-6652

FAX番号:029-243-9550

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