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ページ番号:22521
更新日:2024年11月22日
ここから本文です。
Q1.「肝炎」はどのようなものですか?
Q2.ウイルス性肝炎について詳しく教えてください。
Q3.B型肝炎とC型肝炎の違いは?
Q4.肝炎ウイルスは、どのように感染しますか?
Q5.空気感染はするのですか?
Q6.肝炎にかかると、どんな症状がでるのですか?
Q7.症状がない場合に、感染しているか否かを調べるにはどうすればよいでしょう?
Q8.検査はどこで受けられますか?
A1.肝炎とは「肝臓に炎症が起きている状態」、すなわち肝臓の細胞が破壊されている状態です。
肝炎の原因として、
などに分類できます。
日本では、肝炎の多くがウイルス性肝炎だといわれています。
A2.ウイルス性肝炎とは、肝炎ウイルスに感染して、肝臓の細胞が壊れていく病気です。
本来、肝臓は再生能力が高く、例えば手術で半分を切り取っても元の大きさまで再生できます。
しかし、この病気になると徐々に肝臓の機能が失われ、ついには肝硬変や肝がんといった、再生不可能な病気に進行します。
ウイルス性肝炎には、A型・B型・C型・D型・E型の5種類あります。
なかでも、B型肝炎及びC型肝炎ウイルスの患者・感染者は合わせて300万人を超えており、国内最大の感染症とも言われています。
A3.B型肝炎は、HBV(B型肝炎ウイルス)の感染によって起こる肝臓の病気です。
C型肝炎は、HCV(C型肝炎ウイルス)の感染によって起こる肝臓の病気です。
B型肝炎とC型肝炎の大きな違いは、C型肝炎は感染してから慢性肝炎、肝硬変、肝がんといった病気になりやすいのに比べ、B型肝炎は、こうした病気にならないことが多いのです。しかし、B型肝炎の方が感染力が強いとされています。
A4.肝炎ウイルスは血液を介して人から人へ感染します。
例えば、
また、B型肝炎ウイルスでは、
なども感染経路とされています。
肝炎ウイルスの感染予防には、他人の血液に安易に触らないようにすることが重要です。
A5.空気感染はしません。
常識的な社会生活を心がけていれば、日常の場では感染することはまずあり得ません。(他人の血液に触れる機会の多い、医療従事者のような場合は除きます。)
こうしたことを理解し、肝炎の患者・感染者を差別することのないようにしましょう。
(感染防止のための主な注意点)
(感染しない事例)
A6.B型肝炎、C型肝炎とも感染すると、全身倦怠感に引き続き、食欲不振、悪心(おしん)、嘔吐などの症状がでることがあります。
これらに引き続いて、黄疸(おうだん)がでることもあります。
ただし、症状がでない場合もあるので注意が必要です。
Q7.症状がない場合に、感染しているか否かを調べるにはどうすればよいでしょう?
A7.肝炎ウイルス検査を受けてください。
肝炎ウイルスに感染しているかどうかは、血液を採取して調べます。
わずかな時間の検査で、数週間で結果を知ることができるので気軽に受診できます。
感染を早く知って早めに治療を受けられるように、一生のうち一回は肝炎ウイルス検査を受けることをお勧めします。
Q8.検査はどこで受けられますか?
A8.県内の各保健所で、無料で検査を受けることができます。具体的な実施日程は、最寄りの保健所にお問い合わせください。
また、各市町村などが行う健康診査でも検査を受けることができますので、健康診査を受ける際にお尋ね下さい。