ここから本文です。

更新日:2023年10月2日

農業振興課の主な取組

県北地域では、県内の中でも、中山間地域を抱えていることから、他の地域のように、平坦で広がりのある農地が少ないと言った、いわゆる「耕作条件不利地域」とも呼ばれています。また、県北地域では、少子高齢化や人口減少等を背景に、「農業・農村の衰退」への懸念があります。

このようなことから、これまでにおいて、中山間地域の特徴を活かした各種の支援を進めてきたところであります。例えば、

  • 県の銘柄産地として再指定を受けた、常陸大宮市をはじめとする「奥久慈なす」や、銘柄産地として

指定を受けている「奥久慈切り枝」の生産振興

  • 大子町などにおける「常陸大黒」の生産振興
  • 大子町や、常陸太田市、日立市などにおける「果樹園」整備支援
  • 高萩市における「フルーツほおずき」の生産振興

などを進めております。

さらに、近年においては、

  • 高萩市や、北茨城市において、「農業への新規参入」の取組支援
  • 付加価値向上の取組として、常陸大宮市における「有機農業」の推進支援

などを進めております。

なお、「お米」については、近年、在庫が増えていることに加え、新型コロナウイルスの影響等により、全体的に消費が落ち込んでいる状況もあることから、引き続き、米価の下落等も懸念されており、関係機関と連携して、「需要に応じた米生産」に関する取組の推進を図っております。

また、このたび、県では、令和4年度を初年度とする新たな「県総合計画」を策定いたしました。この中で、農業分野においては、「農業所得の向上」等を目標に掲げております。このため、県北農林事務所におきましても、「県北地域農林業振興計画」を策定するとともに、「スマート農業の導入促進」、「水田農業の高収益化や品目転換による生産農業所得の向上」、「持続可能な農業と付加価値向上等を目指した有機農業の推進」などの重点プロジェクトチームを設置し、目標の達成等に向けて、各種の取組を推進しております。