R5県西土地改良通信第8号　三坂地区（常総市）で田んぼダム現地勉強会が行われました。

　令和5年11月21日、常総市が主催となり田んぼダムの現地勉強会が開催されました。

　三坂地区では平成27年度関東東北豪雨により甚大な被害を受けており、この経験から、地域の防災・減災対策として、田んぼダムに取り組むこととなりました。当所からは、実際に設置されている様子や仕組みなどの説明を行いました。また、勉強会には、鬼怒川に接している近隣市町の下妻市と八千代町も参加し、３市町で流域治水の取組として意見交換が行われました。

田んぼダム勉強会会場　（三坂地区）	田んぼダムの説明中

塩ビ管を用いた田んぼダムの取組

田んぼダムとは

　田んぼダムは、水田のもつ洪水防止機能を強化する取組です。水田の落水口を塩ビ管等でかさ上げし、より多くの雨水を水田に貯めることにより、水田に降った雨水を、時間をかけてゆっくりと排水し、流出量のピーク（最大流出量）を抑制する効果があります。

　詳しくは農林水産省HPにて公開されていますので、こちらをご覧ください。

「田んぼダム」の手引き（概要版）（外部サイトへリンク）

　また、田んぼダムは、地域共同で行う地域資源（農地、水路等）保全活動を支援する多面的機能支払交付金の対象となります。

多面的機能支払交付金について／茨城県 (pref.ibaraki.jp)