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ページ番号:76084
更新日:2026年8月6日
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この資料は、県政記者クラブとの定例記者会見での発言内容を要約したものです。
知事定例記者会見の動画は、こちら(外部サイトへリンク)から視聴いただくことができます。
パスポート型パンフレット(IBARAKI PASSPORT)の制作について
(作成:広報広聴課)
令和8年8月6日(木曜日)
10時45分~11時25分 会見室
知事:よろしくお願いいたします。
日経(幹事社):それでは、発表が2件あるとお伺いしていますので、まずは、発表のほうからお願いいたします。
知事:では、スライドを御覧いただきながら、発表事項を。
まずは、県北地域の秋の観光施策について発表させていただきます。
県北地域の振興は、私の3期目においては一丁目一番地と位置づけておりまして、地域の強みや特性を生かして他地域との差別化を図りながら、産業の活性化に取り組んでおりまして、臨海部においては、日立共創プロジェクトによる次世代のものづくり拠点整備などを進めております。
また、山間部については、日本の原風景である里山の資源を生かした取組を進めているところでありまして、本日はこの秋の新たな観光プロジェクトの展開について御説明したいと思います。
1つ目がコスプレ事業でございます。
県北山間部の里山景観や自然などを生かして、都会とはひと味違うコスプレイベントの開催や、コスプレのロケ地としての活用を進めるものであります。
このたび、コスプレイベント国内最大手で、ニコニコ超会議のコスプレ部門の運営をしている株式会社ハコスタさんと連携し、10月24日土曜日に、大子町のレトロな駅前商店街や周辺の里山景観などで撮影や参加者同士の交流ができるコスプレイベントを開催します。
当日は、イベント参加者向けに、水戸駅から常陸大子駅までコスプレをしたままJR水郡線に乗車できる臨時の貸切列車を運行します。これは、他地域ではなかなかできない大変貴重な機会ですので、首都圏からも含め、是非多くの方に参加いただければと思います。
次の事業が、2ページ目のコスプレ修学旅行と題したものでございます。
来年2月頃に実施をする予定でございますが、宿泊施設を貸し切って、全国初の宿泊イベントも開催予定であるほか、コスプレ撮影が可能なロケ地登録も進めておりまして、コスプレフレンドリーな地域として、若年層の継続的な来訪を促進してまいります。
続いて、忍者事業です。
忍者は、里山や日本文化との親和性が高い上、ファミリー層はもとより、海外でも忍者として認知度が高くて、インバウンドを含めた幅広い層に遡及できることから、県北山間部の新たな観光コンテンツとして有効ではないかと考えております。
今回、常陸太田市の廃校活用施設「かなさ笑楽校」に常陸国忍者学校と称する拠点施設を設けて、忍者装束を着て、学校周辺の里山で指令をこなしたり、学校施設内で手裏剣打ちや水蜘蛛などの忍者修行が体験できるアクティビティを提供いたします。
また、忍者ウェルネスハイクとして、自然豊かなトレイルコースや美しい里山を忍者気分で巡るハイキングイベントを、順次、開催します。
大人から子どもまで楽しんでいただける本格的な内容を準備していますので、10月頃のオープンを楽しみにしていただければと思います。
続いて、常陸国ロングトレイルの全線開通についてです。
このトレイルは、県北地域の交流人口拡大を目的として、「山と里を繰り返し歩き、非日常と日常を体験する壮大な旅」をコンセプトに整備を進めたものであります。
2020年度に大子町で約14キロメートルの整備からスタートし、その後、順次、整備区間を拡大してまいりました。
そして、今回、最後の約75キロメートルが開通することで、総延長約350キロメートルとなり、周回コースとしては日本一の長さを誇るトレイルとなります。
2025年度の来訪者数につきましても、整備開始時から大幅に増加しており、2020年度と比較すると約60倍となるなど、多くの方に県北地域を訪れていただいております。
こうした全線開通を記念しまして、全線開通記念イベントを開催いたします。
日程は、9月19日土曜日、会場は、常陸大宮市美和地域センターほかにて開催予定をしています。
当日は、関係者及び報道機関向けの開通セレモニーを開催するとともに、一般の皆様にも御参加いただける歩き初めイベントとして、尺丈山への登山を予定しております。
歩き初めイベントの参加方法などの詳細につきましては、後日、ホームページ等でお知らせいたします。
また、ゲストとして、プロアドベンチャーレーサーの田中陽希氏をお招きいたします。田中氏は、『日本百名山ひと筆書き』などで全国的に活躍されており、常陸国ロングトレイルの全線開通の節目に花を添えていただけるものと期待しております。
セレモニー会場にある高部宿は、歴史ある街並みが残る魅力的な地域であり、今回、歩き初めを行う尺丈山も、県北を代表する景観を楽しめるスポットです。こうした地域資源の魅力を、併せて発信してまいります。
続いて、水郡線の利用促進です。
水郡線の利用促進に向け、沿線の市町と連携して企画するもので、沿線高校生や大学生などのアイデアも取り入れた魅力的なイベントを連続的に展開していきます。
具体的には、水郡線を使った初めての早朝ロングトレイルツアーとして、通常の始発列車よりも早い臨時列車に乗って、トレイルを満喫して、早めに下山し帰路につける、参加者に優しいツアーを実施します。
このほか、「うまい棒」発祥の地である大子町でのイベントや、沿線酒蔵を絡めた企画、駅の隣に設置されている集会所を活用した歴史講座など、水郡線に乗って参加していただく企画を、多数、開催する予定です。
なお、観光の活性化については、これらのインパクトのあるコンテンツによる誘客に加え、地域の古民家や飲食店などを生かし、来訪者を地域全体でもてなす分散型宿泊施設の誘致など、宿泊環境の向上にも取り組んでまいります。
まず、発表内容は、以上です。
日経(幹事社):ありがとうございます。
それでは、まず1点目の県北振興に関しての質問です。
幹事社、日経です。幹事社質問を1問、お願いします。
奥久慈トレイルのほうなのですけれども、これまでの整備で大分観光来訪者数が伸びてきている。最後の75キロの開通で、ピースがそろって、将来的に目指すような姿、ベンチマーク等々何かあれば教えてください。
知事:そうですね。一つは、ヨルダンのトレイルとの協定も結んでいますし、インバウンドの観光客の誘致に力を入れていきたいなというふうに思っています。
常陸国ロングトレイルの特徴として、山間部と里山とを交互に行けるということが特徴でございまして、いわゆる茨城県が推そうとしている日本の原風景を味わえるということで、東京、大阪、京都などといった代表的な観光地に若干食傷気味の日本へのインバウンド観光客より、人々との素朴な触れ合いとか、あるいは観光地として整備され尽くされていない原風景とか、そういうものを知る醍醐味として売り込んでいけるのではないかなというふうに思っておりまして、そういうところにも是非。
フランスに出張に行ったときにもこの説明をしましたけれども、非常に興味を持っていただいたというふうに感じておりますので、是非そういうプロモーションもこれから力を入れていきたいというふうに思います。
日経(幹事社):それでは、発表事項に関して、質問があったらお願いします。
朝日(A):朝日新聞です。よろしくお願いいたします。
最初に出てきましたコスプレ事業についてお尋ねをさせていただきます。
先ほど、若年層の継続的な需要を生みたいというお話ではありましたが、改めてコスプレに県として注目された理由ですとか期待という部分をお伺いしてもよろしいでしょうか。
知事:毎年参加しておりますニコニコ超会議などでも分かるのですが、若者のコスプレに対する熱気というか、人気というのは非常に高いものがあって、かつ、伺ってみると、そういうコスプレなどで楽しむ場所が非常に限定されていて、その場所を見つけるのに困っているというお話も伺いました。
そういう中で、若者に、茨城県の、ある意味、素朴な観光地に注目していただくツールとして、このコスプレの事業に取り組むことが非常に大きな可能性を切り拓くのではないかというふうに感じまして、今回、このような事業にハコスタ社と協力して取り組むことにさせていただきました。
ある意味、ちょっと大きな挑戦ではありますけれども、いいきっかけになればいいかなというふうに思っています。
朝日(A):ありがとうございました。
日経(幹事社):それでは、次の発表をお願いします。
知事:次が、IBARAKI PASSPORTの制作について発表させていただきます。
御覧のとおり、群馬県の思いっきりパクリと言われてしまうかもしれませんが、狙ってやっております。
というのも、群馬のGUNMA PASSPORT、非常に話題になりました。群馬県内外に住んでいる群馬県出身者、あるいは群馬県に関係する人たち、非常に群馬に対する誇りを再認識しているということで、GUNMA PASSPORTを求める人が殺到しているというニュースになっています。
茨城県も、これだけ魅力的な場所、あるいは魅力的な食材、住みやすい環境がそろっているにもかかわらず、茨城県民の郷土愛というものは、いろいろなアンケートなどによると、いまひとつという部分もあります。
しっかりと茨城県に対する郷土愛を、このパスポートを使って、群馬と同じように盛り上げられればなというふうに思いますし、群馬、茨城と続けば、間に入った栃木県をはじめ、いろいろパスポートが常識になってくるのではないかということも狙って、いち早く、群馬県の山本知事にも了解をいただいてこの事業に取り組もうということでございます。
具体的には、ポイント1にございますように、本パンフレットを通じて、まず、茨城県の魅力を知っていただけると。
その上、ポイント2にありますとおり、実際に茨城県を訪れて、巡っていただきたいということで、そういう仕掛けになっています。これも全くGUNMA PASSPORTと同じでございますが、スタンプラリーの機能を持って、茨城県の魅力を知って、訪れて、そして、巡るということでございます。
IBARAKI PASSPORTは、2026年10月上旬に交付開始を予定しておりますので、申込みや交付方法などの詳しい内容につきましては、9月頃に改めてお知らせをしていきたいというふうに思いますので、是非御期待ください。
パスポート型パンフレットに期待する効果でございますけれども、本県観光の目標として、第3次茨城県総合計画において、観光消費額が2029年に6,600億円という目標を掲げております。この目標達成というのがまず一つ。
それから、右側の円グラフにありますように、本県の入込客の居住地を分析すると、36%が茨城県民ですけれども、40%が近隣都県ということになりますので、そういう方々にも茨城県をより深く知っていただくきっかけになればというふうに思っております。
それから、「県内へのアプローチ」に記載のとおり、本パンフレットを通じて、茨城の魅力を再発見して、茨城愛を高めていただくとともに、身近な観光地を楽しむマイクロツーリズムの活性化にもつなげてまいりたいというふうに思っております。
県外の皆様には、本県の魅力を知っていただくきっかけになるとともに、県内を訪れるだけではなくて、さらに周遊していただく、巡るという観光につなげていただいて、滞在時間の延長や観光消費額の拡大に結びつければというふうに思っております。
今回制作するパスポート型パンフレットで、茨城を知る旅を楽しんでいただければというふうに考えております。
群馬のように人気が出ることを期待しております。
日経(幹事社):それでは、幹事社から関連で質問です。
群馬の人気というのは、すごい作り込みもあったということだと思うのですけれども、今後どうしていくのか。
そして、あと、もう一つ、群馬が非常に話題になったことの裏返しなのか、その要因なのか、転売も出たりとかして話題を集めたということもあります。そういう転売対策等々、どういう出し方をしていくか、現状の考え方を教えてください。
知事:群馬のパスポートをよく分析して、大体原案は作ってきているのですけれども、茨城県でもしっかりと作り込みをして、手に入れた方が楽しみながら茨城を知って、茨城を旅できるような、そういうパンフレットに仕上がってくるというふうに思っております。
群馬のパスポートの人気は非常に加熱して、転売も含め、申込みが殺到して、抽選になったとかというふうになっております。そういう状況を我々も拝見しているので、しっかりとそれを踏まえた対策も考えていきたいというふうに思っております。
日経(幹事社):それでは、関連質問を、各社さん。
毎日:毎日新聞です。よろしくお願いします。
まさにデザインも群馬とうり二つなのですけれども。
知事:意図的にしています。
毎日:意図的に。
これ、大きさも全く同じ大きさなのですか。
知事:はい。意図的に同じです。
毎日:この内容なのですけれども、中で、茨城県の海の存在をアピールするとか、そういった内容についてはどういう内容になるのか。
知事:内容は、茨城県の強みをしっかりとアピールするものになっておりますので、内容まではパクっていません。
毎日:例えば、群馬に対して、海がある存在をアピールするとか、そういうことは。
知事:群馬との対抗の話ではありませんので、茨城県のあくまでも魅力をしっかりとアピールする内容になっております。
毎日:それと、発行部数なのですけれども、当初、何部ぐらいで、大体1年間に何部ぐらい発行する予定とか、そういうのがあれば教えていただけますか。
知事:まだ詳細は未定です。
毎日:分かりました。ありがとうございます。
読売:読売新聞です。
このパスポート、どこでどういう形で県民なり県外の人が手にすることができるのか、有料・無料かも含めて、そのあたり、詳細をお願いします。
知事:申込み方法及び交付方法については、先ほども申し上げましたように、9月頃に発表させていただきます。
これは、まず予告でございますので。
読売:有料・無料は、どういう想定ですか。
知事:これ、どうなっていたのだっけ。無料だっけ。
無料です。
それも群馬と同じだな。
同じです。
読売:分かりました。ありがとうございます。
時事:時事通信です。
そもそも、いつも差別化という言葉をたくさんおっしゃっている知事が、この気持ちいいまでのカーボンコピーのものを作ってきて、その心境に大変私は興味があるのですけれども、なぜここまで丸パクリしようと思ったのですか。ほかにも丸パクリするものはあると思うのですけれども。
知事:非常に企画として優れているし、今、群馬で大変話題になっているこのタイミングでパクるからこそ大きな反響を呼ぶのではないかなと。まさに、先ほどの県北の秋のツアーの大変豊富な内容に対する皆さんの質問がいまひとつだったにもかかわらず、このパクリの事業にものすごい質問が集中しているのを見ても分かるとおり、必ず世の中でバズるなというのはもう明らかだったと思いますし、県民の郷土愛を高める一つの方法としても、非常に面白い、有効な取組じゃないかなと思いましたので、あえてパクることで差別化していきます。
時事:知事の御記憶で、ここまで自分がパクったことってあるのですか。これまでの人生で。知事経験でもいいです。
知事:それはノーコメントです。
時事:差別化という意識は続けてはいくのですか。
知事:これを作ることが差別化になっているのではないでしょうかね。今、群馬しかありませんから。
時事:なるほど。ここまで真似られることが差別化ということですか。
知事:はい。そのうち、全都道府県でパスポートが出てくるのではないかという。
時事:あと、さっき、中身の話がちょっと出たのですけれども、これ、中身も、今のお話だと、完全にほぼ全く同じにしないと何か突き抜けない感があるのですけれども、ちょっと差別化するのですか。
知事:構成は、ある程度、そろえています。ただし、コンテンツは、当然、茨城県と群馬県で違いますので、違ったものになります。
時事:それと、このGUNMA PASSPORTの人気の一つが、ちょっと私、にわか勉強をすると、グンマー帝国とかがネットであって、未開の地だといわれ、それを自虐的に取ったというのですけれども、茨城は未開の地だと自虐的に認識することはありますか。
知事:あのきっかけが、「翔んで埼玉」だっけ。「翔んで埼玉」で群馬県が未開の地として紹介されているというふうに、たしか記憶しておりますけれども、皆さんもあの映画を御覧になったら分かるとおり、茨城県もあの映画の中で未開の地として紹介されておりますので、そういう意味では共通点があるのかなというふうに思っております。
時事:続けて、山本知事に了解を取ったというのですけれども、どういう形で、どういうふうに取って、どういう返答が返ってきたか、そのやり取りを可能であれば。
知事:全国知事会でお会いしたときに、「茨城県でも群馬と同じパスポートをやらせていただきますけれども、よろしいでしょうか」というふうにお願いしたところ、「ああ、どうぞどうぞ、やってください。今では、群馬県はあのパスポートがないと入れませんからね」という冗談でお答えしていただきました。
時事:最後に、茨城県が郷土愛がちょっと少ないんじゃないか、小さいんじゃないかという話をされていましたけれども、なぜそうなっているかなと思いますか。
知事:皆さんがまだ茨城県の魅力をしっかりと認識されていないことが大きな理由なのではないかなと。他県と比較も含めて、茨城県がどれだけ恵まれていて、どれだけ魅力に溢れているかということを我々自身が再認識するためにも、このパスポート型パンフレットは非常に大きな意味があるんじゃないかなというふうに思います。
茨城(A):茨城新聞です。
詳細はこれからということなのですが、スタンプを押せるポイントとかというのは何かもう決まっていて、大体こういう何か狙いということ、郷土愛の育成とかもありましたけれども、どういうところに。
知事:これも群馬と同じで、要するに、各市町村のスタンプを集めていくと、全部そろえたところで、最後に御褒美のスタンプ、達成したスタンプが県庁でもらえるとか、何かそういう仕掛けになる予定です。
茨城(A):茨城県の魅力が分かるようなところに各市町村のポイントがある。
知事:魅力がきちんとパンフレットの中に書かれていて、それで、かつ、スタンプをもらうために各市町村を巡るような仕組みになっていて、それで、最後にコンプリートすると、御褒美のスタンプももらえるという仕掛けは群馬の仕掛けに倣っております。
茨城(A):ありがとうございました。
知事:詳細は、群馬県に聞いてください。
日経(幹事社):よろしいですか。
日経(幹事社):それでは、発表事項以外での質問ですが、幹事社から1問。
まず、熊本地震、県内からも支援の動きが広がっていますし、県も医療チームの派遣等をされています。
その支援の広がりについて、今、知事が考えていらっしゃる御所感をお伺いできればと思います。
知事:今、熊本に対しての支援は、基本的に対口支援、要するに、政府、あるいは、全国知事会を通じて、組織的に、どの県はどういうチームをどういうところに派遣して、どういうことをやってほしいというような組織的な指示に従って行っております。
それに伴って、職員の派遣であるとか、医療チームの派遣であるとか、もう既に行っておりますし、そのほか、こういう準備をしてほしいという指示に基づいて準備を行ってきております。
市町村単位でもいろいろ物資の支援なども行われているようでございますので、しっかりと対口支援のスキームに乗りながら、現場が混乱しないような形で、必要なものを必要なところに届けていくということに茨城県としても協力していきたいということでございます。
日経(幹事社):ありがとうございます。
各社から質問がありましたら、どうぞ。
朝日(B):朝日新聞です。
まず、先日、農済県西が再発防止策を出されました。今、知事がこれを承認するかという段階かと認識しておりますけれども、知事のまずこちらを御覧になっての所感を伺ってよろしいでしょうか。
知事:県西農済から提出された再発防止策でございますけれども、おおむね第三者委員会の調査報告書に沿ったものとなっております。
ただ、一部、修正や内容の具体化が必要な状況がありますので、適切かつ実効性のある再発防止策になるよう、修正指示を行った上で承認することとしておりまして、その後も履行状況をしっかりと確認していこうという方針でございます。
朝日(B):知事が承認をしてからおよそ3か月をめどに新しい経営体制になるというふうに農済側は説明しています。そうなると、知事のこの承認がいつ頃になるのかということが県西部の農業者たちにとっても関心事項であるかと思うのですけれども、いつ頃になりそうかという時期のめどはあるのでしょうか。
知事:特に、めどは、今のところ示す予定はないのですけれども、可及的速やかに行いたいと思います。
ただ、一般的な業務の運営については、役員が今はいない状況でございますけれども、職員が代行して行って、共済金の支払いなどが滞りないようにすることはできますので、それについての御懸念の必要はないんじゃないかなというふうに思っています。
朝日(B):もう1点、消費税について伺います。
食料品の消費税の税率が下がることによる県内自治体への減収見通し、金額ベースが分かれば、教えていただきたいと思いますけれども。
知事:茨城県における影響でございますが、国税と地方税を合わせた国全体では4.4兆円の減収といわれていますけれども、国と地方のシェアがそのまま減税されると考えると、県と県内市町村の地方消費税分が約218億円、地方交付税分で142億円、合わせて360億円程度の減収となると。
地方消費税分の218億円は、2分の1が市町村に交付されておりますので、本県の税収のみでの影響額としては109億円、地方交付税分で71億円、合計で180億円という試算をしております。
朝日(B):来年の予算編成に向けて、こちら、影響がある程度は出るかと思いますけれども、このあたり、知事としてはどのようにお考えでしょうか。
知事:いや、これは、政府のほうで、赤字国債に頼らない形での財源を手当てするということは、当然、地方分の減収分についての財源も手当てしていただけるという認識でおりますので、しっかりとその辺については間違いのないように、政府に対しても、我々としてしっかりと要請していきたいというふうに思います。
朝日(B):ありがとうございます。
NHK(B):NHKです。よろしくお願いします。
先ほど、熊本地震に関連してなのですけれども、応援のチームが既に派遣されているというところもあると思うのですけれども、一方で、熊本県内では、被災地の暑さ対策で、避難所のエアコンが足りていないという話もあると思うのですけれども、県内でそうした小学校のエアコンの設備とか、他県でも早急に進めていくという話もありますけれども、県内での対応を今後どうしていくか、改めて考えがあれば教えてください。
知事:本県では、避難所となる公立小中学校の体育館への空調整備は、避難者の命と健康を守る上で極めて重要であるというふうに考えて、これまでもずっと市町村に対して設置の働きかけを行っております。
その結果、2022年度の調査で、全国26位であった本県の公立小中学校体育館における空調整備の設置率、今年度には全国10位にまで向上しております。
着実にさらに整備を進めていきたいというふうに考えております。
NHK(B):ありがとうございます。
茨城(B):茨城新聞です。
いばらき宇宙ビジネス支援事業補助金についてお伺いしたいのですけれども、今年も採択事業者が10社選定されて、中には初めて採択された企業もいらっしゃるかと思うのですけれども、採択事業者に対して期待していることについてお伺いできればと思います。
知事:宇宙ビジネス創造拠点という形で、茨城県としても宇宙ビジネス関連産業を育てていきたいということで、今回、宇宙ビジネス支援事業補助金の採択をしたいずれの事業者についても、分野も非常に多岐にわたっておりますし、今後の本県の宇宙ビジネスの裾野をさらに広げていただけるというふうに考えております。
分野も、人工衛星、宇宙探査ロボット、先端材料、通信アンテナ、AI、人材育成など、本当に多岐にわたっておりまして、非常に楽しみだというふうに考えております。
茨城(B):ありがとうございます。
茨城(A):茨城新聞です。
地震の話に戻りますが、先ほど、エアコンの設置の話もありましたけれども、今回の熊本地震を受けて、ほかに何か県内で防災体制の見直しとか、そういう動きがあったら教えていただけますか。
知事:まず、引き続き、木造家屋の耐震補強というものを進める必要性は感じておりますので、耐震基準を満たしているかどうかの検査というのを、各市町村を通じて、ほとんど無料でできるようになっておりますし、それを踏まえて、家全体ではなくても、部屋1つだけでも耐震強化していくといういろいろな方法がありますので、その木造家屋、大体、耐震補強が必要なところが1割ぐらいあるというふうに聞いているのですかね。1割ぐらいですかね。しっかりと耐震補強を進められるように努力していきたいというのが一つ。
もう一つは、地震において断水というものが多数発生しているのを見ております。茨城県の場合は、県が持っている基幹の水道管はほぼ耐震補強が済んできている状況なのですけれども、その先の市町村が持っている重要施設、例えば、避難所へのつなぎとか、そういうところについては、耐用年数が来ていないものなども多いことから、なかなか実際には耐震補強ができていないというのが現状です。
耐震補強率を見ると、全国でも、正直言って、補強率は低い状況でございますので、しっかりとそこは意識を持って、各市町村とも連携して耐震補強を進めていかなければならないというふうに考えています。
茨城(A):ありがとうございます。
茨城(A):もう1点、間もなくお盆休みに入りますけれども、県内の観光の見どころですか、アピールポイントとか、そういうのがありましたらお願いします。
知事:猛暑・酷暑の夏だということなので、茨城県は4年連続過去最高の観光消費額を更新し続けておりますけれども、是非この夏も涼しさを楽しめる観光茨城県を味わっていただきたいなと。
PRしたいのは幾つかございます。1つは、THE BOTANICAL RESORT 林音(リンネ)、こちらでウォーター芝スライダーや熱帯植物園内でのスコール体験、そういうものを含めて32の冷涼体験プランを用意した「冷え冷えボタニカルリゾート」を開催する予定(一部除き7月1日~8月31日開催)でございます。
それから、茨城フラワーパーク、こちらも、昼間の暑さを避け、涼しい夜のフラワーパークを体験するフラワーナイトを初開催しており、期間中はナイトマーケットなど様々な催しが行われる予定ですので、是非楽しんでいただきたいというふうに思います。
また、そのほか、茨城県内、新しい見どころも増えてきています。
まず、IBARAKI INTERNATIONAL FISHINGの大会は、今回は洋上でのカジキ釣りの様子をイベント会場でもリアルで観戦できるというリアルタイム中継を行いますし、釣れたカジキのふるまいなんかも行う予定でございますので、是非御期待いただきたいなというふうに思います。これは8月28日から30日です。
それから、8月8日から11日に、日本初の夏フェス4日連続開催と位置づけたLuckyfes'26が行われます。総勢150組(超)のアーティストが参加するということでもございますので、これも非常に茨城県の夏を彩る大きなイベントになるんじゃないかなというふうに思います。
そのほか、夜の花火鑑賞も各地で楽しめますし、県内の水族館、博物館、美術館などで、クーラーの効いた中で御家族と楽しむというメニューも豊富にございますので、この夏は是非そういう場所を意識しながら、茨城県で涼しい夏を楽しんでいただきたいなというふうに思います。
NHK(B):NHKです。よろしくお願いします。
先日、副首都構想の関連法が成立されました。先月には群馬県の山本知事は、東京からのアクセスがいいですとか、そういったことを理由に挙げた上で副首都への指定を目指す考えを表明されたのですけれども、茨城県は改めてどうなのかというところを、理由と併せてお考えを教えていただければと思います。
知事:茨城県は、今のところ、副首都構想に手を挙げていくという予定はございません。県南地域をはじめ、ほぼ首都圏に属している部分もありますし、東京が直下型震災のときの被害を受けない場所で副首都をつくるという構想、これから、より具体化してくると思うのですけれども、そのコンセプトを考えると、あまり茨城県が手を挙げるのは現実的でないなというふうにも感じております。
ただ、一方で、首都中枢機能代替地域が副首都構想関連法に位置づけて規定されているというふうに思っております。これについては非常に関心を持って、茨城県も該当する可能性があるのではないかという強い関心を持って見守っていきたいなというふうに思っています。
NHK(B):ありがとうございます。
日経(幹事社):ほかはよろしいですか。
どうもありがとうございました。
知事:ありがとうございました。