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更新日:2020年5月26日
マツタケ,チチタケ,ハツタケ,アミタケ,ショウロなどの菌根性のきのこは,生きている樹木の根に菌糸が取りつき,菌糸が根の細胞の隙間にまで入りこんで樹木と合体し,菌根という特別な組織を作ります。きのこは,この菌根を介して樹木から糖質などの養分を分けてもらいます。 そのかわり,土の中へ縦横にのばした細い細いきのこの菌糸が,樹木の根では集めきれない広い範囲から水分やミネラルをかき集めてきて,樹木に分けてやります。また,菌根は,菌糸が刀の鞘のように樹木の根を覆っているため,病害虫の攻撃を防ぐ効果もあるといわれます。このように,菌根性のきのこは,樹木ともちつもたれつの共生関係にあります。 |
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