ホーム > 県政情報 > 知事の部屋 > バックナンバー > 知事記者会見録 > 知事臨時記者会見における発言要旨090617

ページ番号:19746

更新日:2015年3月23日

ここから本文です。

知事臨時記者会見における発言要旨090617

この資料は、知事臨時記者会見での発言内容を要約したものです。

(作成:広報広聴課)
平成21年6月17日(水曜日)
11時15分~11時45分 会見室

 新型インフルエンザの患者発生について

知事:今、メモをお配りしましたが、昨日の23時、つくば市在住の36歳の男性が新型インフルエンザA(H1N1)患者と確定しましたので、概要をご報告申し上げたいと思います。

なお、患者の個人情報については特別のご配慮をお願いしたいと思います。

まず、発生患者でございますが、つくば市在住の36歳の日本人男性で、研究所の職員でございます。

経緯ですが、患者さんは、6月7日から13日にかけて、アメリカのワシントン州シアトル市に出張し、13日に帰国いたしました。

14日、職場に1時間程度出勤されたとのことでございます。

15日、職場に出勤し、12時ごろ体調不良を感じて、15時ごろに帰宅をした。15時半ごろ、発熱39度、それから、鼻汁とか咽頭痛とか頭痛等の症状があったようであります。

16日の13時ごろ、発熱が38.8度、13時半に発熱相談センターに電話連絡し、14時50分に発熱外来を受診いたしました。

インフルエンザの簡易検査を実施したところ、A型の陽性が出たものですから、タミフルを処方して自宅療養をしていただきました。その後、県の衛生研究所で遺伝子検査をリアルタイムPCR法で実施したところ、新型インフルエンザA(H1N1)が陽性となり、新型インフルエンザ患者と確定をしたところであります。

現在、患者さんは、つくば市内の感染症指定医療機関に入院中でありますが、容態は熱も若干下がって安定しているということでございます。

それから、患者の濃厚接触者等でございますが、アメリカの出張に同行された職場の同僚等10名と、14日、15日に接触した職場の同僚等19名の合計29名が該当してまいります。

なお、患者は、独居者のために、家族等の濃厚接触者はありません。

6月16日現在、有症患者はございませんが、現在、自宅待機と外出の自粛を要請して、健康観察中でございます。昨日23時に認定できましたので、それから、急遽、きょうは自宅で待機してほしいということを要請しておるところでございます。

今後の対応でございますが、患者さんは学生とか生徒等ではなくて、発症後の行動も限られておりますことから、学校、保育所、高齢者通所施設などの休業等の要請は行わないこととしております。

公立施設の休業、イベント、行事等の自粛についても要請はいたしません。

2ページ目、「茨城県内での新型インフルエンザ患者の発生に関してのメッセージ」でございますが、一番最初に、患者さんが一日も早く回復していただきたいと願っておるところでございますが、それとあわせて、県といたしましては、保健所の調査などをもとにいたしまして、下記のとおり対応することとしたところであります。

まず、学校・保育施設その他の施設等の皆さんに対しては臨時休業の要請は行わずに、引き続き、児童生徒、利用者及び職員に対して、手洗い、うがいなどの徹底を指導していただきたいと考えております。

それから、事業者の皆様にも同様でございまして、手洗い、うがいなどの徹底をお願い申し上げたいと思っております。

それから、集会、スポーツ大会等の自粛要請は行いませんが、こういった大会の参加者、利用者、従事者に対しては、手洗い、うがいなどの徹底をしていただきたい。そしてまた、健康状態には注意しながら、大会の開催をお願い申し上げたいと思っております。

それから、一般の県民の皆様へでございますが、外出の自粛要請は行いません。

それから、以下の対策を実施するようにお願い申し上げたいと思っております。これは普通のインフルエンザの場合も同様でございますが、県内で患者が発生したわけでございますので、手洗い、うがいの徹底をより考慮していただきたいと思っております。

それから、人ごみに出かけるような場合には、周りに咳をしているような人がいた場合は気になるでしょうから、マスクを携帯するように心がけていただきたいと思っております。

それから、発熱、咳、喉の痛みなどの症状が見られた場合には、まず外出を控えるかマスクを着用するなどの咳エチケットといいますか、自分のほうからうつさないことについて十分に心がけていただきたいと思っております。

それから、発熱、咳、喉の痛みなどの症状が見られ、医療機関を受診する場合には、受診する前に、お近くの保健所の発熱電話相談窓口にまず相談をいただきたいと思っております。発熱外来はどこを受診するかということについては、こちらからご紹介をしたいと思っております。

いずれにいたしましても、今回の方の場合には、ある程度、どういう形で行動していたかということがはっきりしておりますので、濃厚接触者につきましてはしっかりとした対応をお願いしたいと思っておりますが、そのほか、一般の県民の方々には、できるだけうつらないような予防策を自分で講じる。それから、自分で何か症状が出ている場合には、人にうつさないということについて心がけていただきたいと思っておるところであります。

以上です。

TBS:濃厚接触者29人のPCRというのはいつごろ結果が出るのですか。

知事:これはPCRはやりません。健康観察を続ける。その中で熱などが出てくればまた発熱外来を受診してもらうということになるわけです。

読売:発熱外来を受診したというのは、これもつくば市内の発熱外来ですか。

知事:そうです。

NHK(幹事社):入院しているところとは別なのですか。

知事:同じ場所です。

読売:重ねてなのですが、容態は安定しているということなのですが、熱は大体何度台とか、その辺は。

知事:今朝の熱は何度か。

課長:今朝は37.1度です。

知事:昨日からタミフルを飲み始めているものですから、それなどの効果も出ているのかもしれませんが、安定しているということです。

IBS:自宅待機を要請したのは29人全員ですか。

知事:そうです。

IBS:現在は伝えているということでよろしいですか。

知事:はい。今朝、出勤前に要請させてもらいました。

IBS:自宅待機はどのくらいを見込んでいるのでしょうか。

知事:これは一般的には1週間と言われているのですが、これから状況を見ながら対応していきたいと思っております。

NHK(幹事社):少なくとも1週間はやってもらうということですか。

知事:国の方針としては、前は10日と言っていたのですが、今は、感染していれば、1週間あれば症状が出てくるだろうと言われていますから、その辺がめどになってくると思います。

日テレ:県内に最初の新型インフルエンザ患者が出たのですが、それについて、知事としてはどういうふうにとらえていますか。

知事:これだけ移動の多い社会、そしてまた、本県の場合、外国との往来をされる方も多いわけですので、そのうち、いずれ県内でも患者の発生があるのではないかということで、一応、それなりの準備はしてきたつもりでありまして、これが単発で発生する分にはこれからも避けられないのだろうと思いますが、できるだけ集団発生につながらないように、どうやって対応していくかということが一番大事になってくるのではなかろうかと思っております。

そういった点で、新型かどうかわからないにしても、インフルエンザの症状を持った方たちが複数出ているという場合には、できるだけ早く県のほうに情報を寄せていただきたいと思っております。

日テレ:今は第1波で、今度は第2波ということで、こちらも警戒していかなければいけないと言われましたが、それに対して、今、どんな対策というか、対応は。

知事:これは国のほうでいろいろ考えてくれているところではありますが、本県だけというよりは、日本全体として、これから南半球でどうやっていくかということが非常に危惧されているのですが、その後、日本が冬を迎えるに当たってどうすればいいか。今、ワクチンの開発等が急がれているわけでありますが、それが十分行き渡るだけの数を確保できるかどうか、いろいろな問題があります。これについては県だけでも対応できませんので、国の方向を見ながら対応していきたいと思っております。

NHK(幹事社):濃厚接触者の29人というのは、同僚以外の方も入っていますか。

知事:これは同僚です。

NHK(幹事社):全員、同僚ですか。

知事:そうです。そうだな。

課長:外部から来ていた人もいます。

知事:たまたま来ていた人、外部から来た人も入っているそうです。その職場に来ていた人、職場で接触してしまった人、仕事の関係で。

朝日:出勤なのですが、どういった形でしょうか。バスですか。

知事:バイクです。

東京:アメリカからは成田空港経由で帰国したのですか。

知事:成田経由です。ただ、13日に帰国していますので、発症が15日ということもあって、48時間前ということになりますから、そうなりますと、多分、感染させるといったことは考えられないということで、対策にはしておりません。

朝日:バスというのは、成田からつくばまでがバスですか。

知事:そうです。

TBS:13日段階で、飛行機での周辺とか、バスでの周辺とか、というのは、潜伏期間だと、今のところ懸念されることは。

知事:24時間より前の場合にはまず感染させる心配はないという一般的な解釈になっておりますので、これについては厚生労働省などの意見も聞いておりますが、特別対応する必要はないと言われております。

読売:この方は、24時間以内に公共交通機関で大勢の人と接触したような動き方をしているというのはないですか。

知事:それはありません。

日テレ:バスの中の濃厚接触者というか、同僚というか、周りに固まって座っていた感じでいいですか。

知事:それは一緒に座っていたのか、そこまでは確認していませんが。

日テレ:それ以外の濃厚接触者はいないと理解していいのですかね。

知事:要するに、濃厚接触者というのは、24時間以内にある程度うつる可能性が出てきた段階からとらえていますので、それ以前の方たちは対象にしていないということです。

NHK(幹事社):この方は自宅と職場の行き来以外はしていないのですか。

知事:途中で例えば食料を買ったかどうかとかいうことは今から調査します。

NHK(幹事社):その場合に接触した人たちというのは濃厚接触者になるのですか。

知事:どの時点で寄ったかによりますね。24時間以前に買っていれば問題ないし、24時間以内に買っていると濃厚接触者の可能性が出てきます。

NHK(幹事社):それも追跡調査中ということですね。

知事:はい。

日経:患者が出た場合に、県の相談体制とか、そういうのを今後拡充するというか、対応というか。

課長:県庁の相談を、4人を6人体制にしております。

読売:今日から6人体制ですか。

知事:そうです。

NHK(幹事社):24時間対応は県庁だけですか。

知事:そうです。保健所は9時から5時までです。

NHK(幹事社):よろしいでしょうか。ありがとうございました。

このページに関するお問い合わせ

総務部知事公室報道・広聴課報道

〒310-8555 茨城県水戸市笠原町978番6

電話番号:029-301-2118

FAX番号:029-301-2168

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

質問:このページの情報は役に立ちましたか?

質問:このページは見つけやすかったですか?

PAGE TOP