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ページ番号:76540
更新日:2026年10月2日
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この資料は、県政記者クラブとの定例記者会見での発言内容を要約したものです。
知事定例記者会見の動画は、こちら(外部サイトへリンク)から視聴いただくことができます。
高レベル放射性廃棄物の地層処分に関する文献調査について(1)
筑波大学 柳沢教授ラスカー賞受賞、大の里関の九月場所優勝について
高レベル放射性廃棄物の最終処分地選定をめぐる文献調査について(2)
(作成:広報広聴課)
令和8年10月2日(金曜日)
15時15分~16時05分 会見室
知事:よろしくお願いします。
時事(幹事社):よろしくお願いいたします。
幹事社の時事通信です。
今日、2件、発表があるということなので、まず1件目、お願いします。
知事:では、最初の1件目、スライドでございますけれども、パスポート型パンフレットIBARAKI PASSPORTについての発表でございます。
パスポート型パンフレットIBARAKI PASSPORTが完成し、並びに申請状況と追加交付の決定について発表いたします。
まず、完成したIBARAKI PASSPORTについて御紹介させていただきます。
実物は、こちらでございます。これですね。いかがでしょう。サイズもぴったりパスポートと同じサイズでございます。
よろしいですか。
まず、表紙、これは「いばらきブルー」を基調に、県公認のVTuber茨ひよりのイラストを使用して、手に取った方が愛着を持って長く大切にしていただけるようなデザインとさせていただきました。
1ページには、ここにシリアルナンバーが入るのですね。このシリアルナンバーを、誰が1番を取るかというのも話題になるかもしれませんけれども、付番をさせていただきます。
内容につきましては、絶景や花、体験コンテンツ、海、花火などの観光情報に加え、歴史・文化・食データから見る茨城の魅力などを掲載しております。
さらに、後半は、県内44市町村を巡るスタンプラリーのページを設けておりますので、是非各地を訪れて、茨城の魅力を楽しんでいただきたいと思います。
次に、IBARAKI PASSPORTの申請状況についてでございます。
9月14日から25日までの申請を受け付け、用意した1万部に対して、約2万7,000人の方からお申し込みをいただきました。
申請者の居住地の内訳は、茨城県内が76%、近隣1都5県から22%、その他の地域が約2%となっておりますので、茨城県内外から注目をいただいたというふうに考えております。
今回用意した部数を大きく上回るお申し込みをいただいたので、抽選とさせていただきました。申請者の皆様へ、順次、抽選結果をメールで送信しており、本日中に皆様に届く予定です。
当選された方への交付は、10月10日から12日のシン・いばらきメシ総選挙の会場に特設交付窓口を設けるほか、10月13日以降は、茨城県庁及び東京渉外局にて交付いたします。
次に、追加交付についてお知らせいたします。
今回、予定を上回るお申し込みをいただいたことから、希望をする皆様にIBARAKI PASSPORTをお届けできるよう、追加交付を決定いたしました。
追加分の申請期間は、明日10月3日から16日までといたします。
なお、今回の抽選に外れた方については、既に申請いただいた内容をそのまま追加申請としてお受けしますので、再申請は不要で追加交付をいたします。
追加交付分については、11月10日から茨城県庁及び東京渉外局でお受け取りいただけますので、追加申請者の数によっては、印刷の都合上、複数回に分けて順次交付をいたしますけれども、詳細については、県観光サイト「観光いばらき」などの特設ページを御覧ください。
ちなみに、この記者会へもパスポートが必要になるかもしれませんので、皆さんも申請していただくとよいかなというふうに思います。
私のこの発表は、以上です。
時事(幹事社):ありがとうございました。
では、幹事社から1つお伺いします。
この予告のときに、知事がおっしゃったような、県民の愛着心が低いんじゃないかみたいなお話をしていたのですけれども、この割合を御覧になって、どう受け止められていますか。
知事:愛着心ということもそうなのですけれども、非常にこのパスポートに対する注目、皆さんのおかげで、群馬のパクリという部分も含めて、大変話題になって、結構、私も、ちまたで県民の皆様とお会いするときにこの話題が出ますものですから、大変注目が上がっていて、この結果になったのかなというふうに思います。
20%を超える県外の人からもこれだけの応募もいただいたということも、大変よかったのかなというふうに思います。
これをきっかけに、さらに茨城県に対する理解と愛着を増していくことができればというふうに思っています。
時事(幹事社):すみません、もう1点だけ、ごめんなさい。
知事御本人は、この応募をしたのですか。パスポートに。
知事:私ですか。
時事(幹事社):はい。
知事:これを。
時事(幹事社):自動的にもらえる。
知事:自動的に。
時事(幹事社):知事はもらえる。
知事:はい。この記者会見用に。
時事(幹事社):皆様、どうぞ。
朝日(A):朝日新聞です。お世話になります。
念のためのまず確認なのですが、今回の追加交付というのは、応募があった、落選された1万7,000人の方には全員交付されると。
知事:全員、追加交付します。
朝日(A):分かりました。
知事:さらに、追加申請もいただいた方に、どんどん発行していくということになります。
朝日(A):ありがとうございます。
群馬県のほうでも、結構、度々、追加交付ということがこれまであったと思うのですが、これからまた追加交付ということにはなるのですけれども、知事としては、このIBARAKI PASSPORTの取組というのは、どのぐらいの期間、続けていきたいというふうにお考えなのでしょうか。
知事:全然決めていませんけれども、パスポートですので、一度発行したからには、要望があれば追加で出していくということなのかなというふうに思っていますけれども。
朝日(A):ありがとうございます。
茨城(A):茨城新聞です。
2万7,000人という数字ですけれども、率直に、予想より多かったのか、それとも予想どおりだったのか、そのあたりの受け止めはいかがでしょうか。
知事:希望としては、1万を超えてほしいなと思っていたのですけれども、2万7,000、たくさんの方に応募いただいて、大変よかったかなと。しっかりと、なるべく早い期間で交付できるように努力したいというふうに思います。
茨城(A):もう1点だけ。
先ほどの質問ともちょっと関連するかもしれないのですけれども、今回、スタンプラリーがまずあって、県内を巡られる方がスタンプラリーを集められたときに、2冊目が欲しいみたいな話になるかもしれない。例えば、第2弾とか、そういったものというのは考えていらっしゃいますか。表紙のデザインを少し変えたりだとか、そういったものというのは、今後、いかがですか。
知事:基本的には、スタンプラリーは県内44市町村、その市町村のスタンプが全部埋まるとコンプリートということで、特別なスタンプを押させていただくということになりますので、それでスタンプラリーは一応完結することになっております。
中身は、茨城県を理解するための様々な内容が盛り込まれているガイドブックになっていますので、第2弾ということは、当面、考える必要はないんじゃないかなと思います。
読売:読売新聞です。よろしくお願いします。
実際、実物を見ると、本物のパスポートにかなり似ているように見えるのですけれども、今回の出来というか、デザインだったり、材質だったり、そのあたりは、知事としてどのように捉えていますでしょうか。
知事:外務省旅券課から注意が来るほどいい出来だったんじゃないかなというふうに思っておりますし、これもひとえに群馬県さんのおかげかなと。群馬県さんのGUNMA PASSPORTをしっかりと参考にさせていただきましたので、しっかりとそれに倣った出来になっているんじゃないかなと思っています。
朝日(A):今の御発言があった外務省旅券課から注意が来るというのは、実際に注意が来たということなんでしょうか。
知事:ノーコメントにさせてください。
茨城放送:LuckyFM茨城放送です。お世話になります。
追加交付ということでお話をされました。希望がある限りというところになるのでしょうけれども、大体ここまで行ったら、何万部いったらもうさすがに終わりかなとか、そういうデッドラインといいますか、その部数の区切りというか、その辺は。
知事:今のところ、特には考えていませんね。
茨城放送:様子を見られるというか、そんな感じですか。
知事:そうですね。しっかりと追加発行していきたいと思います。ニーズのある限りは。
茨城放送:ありがとうございます。
毎日:毎日新聞です。よろしくお願いします。
このパスポートは、知事も、パクリと言われるように、もともとは群馬県が始まりだと思うのですけれども、今、改めて、群馬県に対して、何かコメントというか、思いがあれば、ちょっと一言お伺いしたいんですけれども。
知事:非常に群馬県のパスポートはいいアイデアだと思いますし、群馬県の魅力を簡潔にこういうパスポート型のパンフレットで紹介するというアイデアはすごくセンスのいい発想だなというふうに思いました。
これで茨城県が続いたことによって、次は栃木県が始めるのかななんてちょっと期待したりもしているのですが、パスポート型パンフレットが今後また自治体のPRの手法として広がってくると面白いかなと思っています。
毎日:ありがとうございました。
NHK(A):NHKです。よろしくお願いいたします。
実際に完成されたIBARAKI PASSPORTなのですけれども、群馬県の山本知事とかにはお見せしたりはしたのでしょうか。お渡ししたりとか。
知事:申し込んでくれていたら交付していますけれども、今のところ、その予定はないので、もし今度お会いしたら、プレゼントさせていただこうと思います。
NHK(A):例えば、群馬県と茨城県のパスポートを通じて、何か観光のコラボの政策ですとか、そういったことは、今、知事はお考えとかはあるのでしょうか。
知事:パスポートを使ってなのかどうか知りませんけれども、何かこういうプロモーションを一緒にやっていることによって親近感がわくんじゃないかなという気もしますし、群馬に居住されている方からもお申し込みをいただいていたりするので、そういう意味では、一定の効果は期待できるんじゃないかなと思います。
NHK(A):ありがとうございます。
知事:皆さん、申請しましたか。入るとき、チェックしますからね。
時事(幹事社):ほかは大丈夫ですか。
では、次、お願いします。
知事:次に、花火文化振興に向けた取組について発表いたします。
本県では、世界に誇るべき花火文化の社会的評価の向上と、花火師の功績評価や顕彰制度の確立を目指して、国への要望や協議会組織の設立、情報発信の強化や学術調査などの取組を進めております。
今般、取組状況(6)の茨城県伝統工芸品として、「いばらきの花火」を新たに指定することといたしました。
今回の指定を契機としまして、本県の花火の認知度向上と県民の皆様の花火への愛着や誇りの醸成を図り、花火文化振興の機運を盛り上げてまいりたいと考えております。
県では、工芸品製造者の意欲高揚や工芸品に対する意識を広めるための「茨城県伝統工芸品」を指定しております。今回、茨城県伝統工芸品審査委員会の意見も踏まえ、打揚花火を「いばらきの花火」として、県の伝統工芸品に指定することといたしました。
花火は、伝統的な技術・技法を用いて、ほとんどの工程が職人の手作業により製造される非常に精巧な工芸品です。また、本県は、土浦全国花火競技大会をはじめ、数多くの花火大会が開催されるなど、花火が盛んな地域でもあります。
今回の指定をきっかけに、花火職人の高い技術によって作られていることを改めて多くの方々に知っていただければと考えております。
続きまして、県民栄誉賞についてでございます。
今年度は、野村花火工業株式会社代表取締役を務められております花火師の野村陽一さんに決定いたしました。
野村さんは、日本を代表する花火師として、五重の同心円を描く複雑な「五重芯」を世界で初めて成功させるとともに、「野村ブルー」を代表とする多彩な色彩表現や、花火と音楽をシンクロさせる芸術性の高いスターマインの演出など、打揚花火の精緻かつ精巧な技術を極め、長年にわたり花火業界を牽引されており、代表を務める野村花火工業株式会社は、通算23回の内閣総理大臣賞を受賞されております。
このような成果は、全国民に大きな喜びと感動を与えるとともに、本県の名誉を著しく高め、県民の誇りであることから、このたび、県民栄誉賞を授与することといたしました。
11月中旬に開催予定の表彰式において、他の受賞者と併せて表彰する予定です。
発表内容は、以上です。
時事(幹事社):ありがとうございました。
では、幹事社から1点だけ。
様々な取組をされているのですけれども、これ、最終的には何を目指していらっしゃるのかというのがちょっと分からないので、教えてください。
知事:以前の発表でも御説明したとおり、花火というものをしっかりとした文化遺産として、国際的にも認めていただこうということでございます。
あとは、花火を作る技術を持っている花火の職人の皆様の社会的顕彰というか、そういうものを認めていただけるような、そういう方向を究極的には目指しています。
したがって、花火をユネスコの文化遺産に認めてもらうような動きをしたり、あるいは、花火を作っている職人の人に対する県民栄誉賞の国版というか、そういうものの顕彰をつくっていただくとか、そういうことを目指して、今、花火の盛んな関係自治体とも協調しながら、そういう動きをつくっていこうとしておりまして、茨城県自身として、今回、こういう形で、自身としても花火の文化的工芸品としての価値、さらには、花火師の皆さんの非常な貢献に対する顕彰、こういうことを行っているということです。
時事(幹事社):ありがとうございました。
各社、質問があれば、お願いします。
朝日(B):朝日新聞です。
花火のどこがすごいのか、工芸品として、もう少し具体的に教えていただいていいですか。
知事:花火のどこがすごいかというと、やっぱり手作業で非常に精巧に、難しいバランスの中で、同心円状に火薬を仕込みながら、様々な色、発色、それから、その変化、そういうものを作り上げていく技術というのが、これ、結構、日本の独自の技術らしいんですね。世界中で花火というのは行われていますけれども、この日本の花火の進化、発展というのは、世界でもかなり特殊な、非常に優秀な、違った芸術的なものになってきていると。これは日本の花火文化の独自性だと思うのですけれども、それを牽引してきたのが、この茨城県の野村さんをはじめとする花火師の方々だと思うのですけれども、そういうものをしっかりと価値を再認識していただいて、それも世界に再認識していただいて、その技術を持っている方々をしっかりと認めていただくような、そういうことを目指していく運動の一環です。
茨城(B):茨城新聞です。
今回、野村さんの県民栄誉賞ですとか、様々な取組をされてきましたが、これからの県の支援とか、取組の考えとか、どういうスケジュール感とか、そういうものがあれば、教えていただけますでしょうか。
知事:支援、基本的には、認知度を高めて、その文化的な価値を認めていただくということの努力を進めておりますので、次の段階は、この花火のユネスコの文化的世界遺産としての登録ということを目指す中で、あとは、花火師に関する国レベルでの顕彰制度を目指すということは、先ほど御説明したとおりです。
茨城(B):ありがとうございます。
NHK(B):NHKです。
今回、伝統工芸品に指定するということで、今、県内の土浦をはじめ各地の花火がかなり人気で、観光客も多く来ていると思います。
改めて、伝統工芸品に指定することによって、県内の観光事業への連携というか、改めてPRしていきたいとか、そのあたりの期待感について教えていただいてもよろしいでしょうか。
知事:花火を製造されている方にとっては、伝統工芸品として指定することによって、製造意欲なり、さらにモチベーションを上げていただくきっかけになるでしょうし、また、花火というものに対する文化的価値というのを広く県民の皆様が知ることによって、これまでも楽しんできた花火ではございますけれども、より違った目で、「ああ、これは特別な花火なんだな」というのを理解いただける一つのきっかけになるんじゃないかなと期待しております。
時事(幹事社):ほか、大丈夫ですか。
では、その他に入ります。
時事(幹事社):では、幹事社から、まず1点目行きます。
9月30日に、茨城県常陸大宮市が高レベル放射性廃棄物の処分場の文献調査受入を表明しました。
まず、茨城県の知事として、当日、コメントは出されていますけれども、まず、茨城県に最終処分地ができる妥当性というのをちょっとお伺いしたいと思います。
知事:まず、常陸大宮市長が高レベル放射性廃棄物の地層処分に関する文献調査を受け入れるという発表を9月30日に行ったわけですけれども、これは、常陸大宮市長が、市議などからの意見を踏まえ、懸念事項に対して国にも直接確認して、市長御自身として決定したものであるので、特段、それについて、私が申し上げることはないというふうに、当日のコメントでも出させていただいたとおりでございます。
時事(幹事社):その上で、いずれ、このまま文献調査が進めば、知事の了承が必要だといわれる概要調査に進むわけですけれども、首都圏かつ茨城が最終処分地になるということに関しては、どうお考えになっていますか。
知事:最終処分場の設置というのは、国家プロジェクトというか、原子力エネルギーを使うという前提に立つのであれば、必ず必要になってくるし、我々もガラス固化体で保存する、使用済燃料もございますので、それは早期に国として手当てしなきゃいけないというふうに考えております。
ただ、一方で、この先、では、最終処分場の選定で、本県でということが、文献調査の次の話で、茨城県でという話になってきたときには、私自身としても、原子力発電所が立地しているなど、様々な国のエネルギー政策に既に大きく貢献し、かなり負担しているこの茨城県で、県内に最終処分を受け入れるということについて同意するつもりは、私自身はございません。
時事(幹事社):では、各社、質問があれば、どうぞ。
東京:東京新聞です。
ちょっと御確認ですけれども、東海村に東海第二原発があって、1つ、エネルギー政策に協力していると。同じく東海村に原子力機構があって、高レベル放射性廃棄物のガラス固化体もあったと記憶していますけれども、こういった負担を踏まえてという今のお答えでよろしいのでしょうか。
知事:様々な原子力政策も含めて、エネルギー政策に対する負担を受け入れて協力している茨城県ですので、この茨城県に、全国の中で、最終処分場の場所を設定するために、次の概要調査という話になると、茨城県知事としての同意を求められる、そういう段階になるわけですが、その段階では、我々としては、茨城県内で概要調査に進むということについて、同意するつもりはないということでございます。
東京:分かりました
もう一つ、茨城県は農業大国で、全国3位の農業生産額を誇っていたかと思いますけれども、そういった中で、風評被害の可能性とかも見られているでしょうか。
知事:風評被害の可能性というのは、何の風評被害ですか。
東京:高レベル放射性廃棄物が。
知事:私が申し上げているとおり、概要調査について同意するつもりはございませんので、風評被害についての心配は無用なのではないかと思っています。
東京:分かりました。
読売:読売新聞です。
今の件で、知事としては、既に負担しているものが茨城県は大きいというところが理由として挙げられましたが、ほかに何か、今回の考えというかになる理由になるようなものというのはありますでしょうか。
知事:例えば。
読売:例えば、今回、常陸大宮市が文献調査を受け入れるという判断をしたのは、少子高齢化でまちが縮小していってしまうという危機感があったと市長は話していまして、ある種、県北振興みたいな観点だと思うのですけれども、そのあたりのところで、何か、既に負担しているということ以外に、今回の判断に至った理由ってありますでしょうか。
知事:鈴木常陸大宮市長がおっしゃっているように、最終処分場というものが、地域の経済的再生・振興ということに大きく寄与する可能性というのは、これは、考え方の一つとして、当然あると思います。
ただし、私の立場として、原発の立地県でもあるこの茨城県で、さらに最終処分場をということは、受益と負担のバランスが取れていないんじゃないかなという思いもあり、茨城県で次の段階で概要調査に進むということは、私としては受け入れるつもりはないということを、もう、今、表明させていただきたいというふうに思います。
NHK(B):NHKです。
今、受け入れるつもりはないという話がありましたけれども、この御意向というのは、既に鈴木市長にはお伝えはしたのでしょうか。
知事:内々、お伝えしております。
NHK(B):内々というのは、例えば、30日に表明がありましたけれども、30日から今日の2日までの間。
知事:そこはコメントを差し控えさせていただきます。
NHK(B):については控えるけれども、内々にはもう伝えてはいるという意味ですか。
知事:はい。
NHK(B):分かりました。
そういったところですけれども、今後、30日に正式に表明されまして、今日、2日、会見ですけれども、これ以降、今後、例えば、市長と直接面会をして話し合ったりとか、今後、正式に表明した後に、鈴木市長に直接何かメッセージとしてお伝えしたいこととかがあれば、教えていただけないでしょうか。
知事:こちらから要請するつもりはございません。鈴木市長のほうで何かお話しになりたいことがあるのであれば、全然お会いするのはやぶさかじゃございませんけれども、本件について、私のほうから、鈴木市長に、特段、お話しをしなきゃならないということは、あるとは思っておりません。
NHK(B):あと、先ほど、既に原発の関連施設も立地しているという話もありましたけれども、そういったところの判断というのは、知事御自身で考えに至ったのか、もしくは、また知事の中での周辺の例えば県民の方からも意見があったりとか、そういったことも踏まえての判断なのか、どういうプロセスで判断に至ったのか教えてください。
知事:私自身の判断です。
NHK(B):御自身の判断だということですか。
知事:はい。
NHK(B):分かりました。
また、最後に、鈴木市長なのですけれども、今後、2年間かけて、市民へ、国やNUMOにも協力を仰ぎながら説明会を実施していくというお話をされていますけれども、県として、国やNUMOに対して、何か求めることとか、要請とかしていくことは何かあるのでしょうか。
知事:しっかりと御説明いただければいいんじゃないかなと。前提として、概要調査は受け入れませんという前提付きになりますけれども、その中で、この最終処分場の意義というのを、どちらかというと、常陸大宮の市民のみならず、全国民に対してしっかりと説明していくことがやっぱり大事なのかなというふうに思っています。
まだまだ、様々、意見の出ている内容でございますので、それは、国として努力する必要があるというふうに思っています。
NHK(B):それを、直接、国やNUMOに、今のご発言になったような考え方をおっしゃることは。
知事:NUMOに私の知人もおりますので、以前、来ていただいたときに、そういうお考えはお伝えしております。
NHK(B):分かりました。ありがとうございます。
朝日(B):朝日新聞です。
鈴木市長は、文献調査について、これが議論のスタートだという趣旨のことを発言されています。
文献調査を市長がされるわけではないですけれども、文献調査をした上で、市長から改めて説明を受ける御意向はあるのか。そして、そのときに、もう一度、判断をすることはあるのかということをちょっと教えてください。
知事:鈴木市長がお話をされたいというのであれば、先ほど申し上げましたように、いつでもお話を承りたいというふうに思っておりますけれども、私の判断が変わることはございません。
朝日(B):もう一つ、文献調査の次の概要調査を受け入れるつもりはないということをこのタイミングで表明したのはなぜなのかをちょっと教えていただけますか。
知事:それは私がそう思っているからです。聞かれたので、お答えしました。
私から発表したわけじゃなくて、これは、質問に対する答えですので、質問されなければ言わなかったですけれども。
朝日(B):これまで、報道各社からのコメント要請などについては、答えるつもりはないという立場だったかと思うのですけれども。
知事:それは、まだ文献調査を受け入れる表明も何もないときの段階の話で、全く状況が違うんじゃないかと思います。
茨城(C):茨城新聞です。お願いします。
またこの関連なのですが、常陸大宮市長は、概要調査に進むときに、住民投票などをして、市民の意思を確認するとおっしゃっていまして、ちょっと仮の話になるのですけれども、住民のほうで受入れが多数になったとしても、知事の考えは変わらないということでよろしいのでしょうか。
知事:変わりません。
茨城(C):分かりました。ありがとうございます。
東京:重ねてすみません。東京新聞です。
先ほど、エネルギーの受益と負担というお言葉がありましたけれども、負担というのが例えばどんなものか。一般的に考えると、放射性物質による事故のリスクとか、そういったことが考えられるのかなと思っておりますが、知事の中ではいかがでしょうか。
知事:現在、県としても、様々、準備をしておりますけれども、避難計画の策定から何から、安全性の確認から、様々、行っていますけれども、そういう諸々も含めて、非常に大きな負担を我々は受け入れているというふうに認識しております。
東京:実際に処分場が来るとしたら、また新たな安全確保のためのいろいろな政策が必要になるというイメージでしょうか。
知事:その詳細については、まだ私は答える立場にはないと思いますので、それは、是非、国のほうに聞いてください。
東京:分かりました。
読売:別件、いいですか。
知事:別件いきますか。別件でいいんですか。
読売:では、別件で、産業クラスター計画の関係で伺います。
国の地域未来戦略に基づいた茨城県の地域産業クラスター計画が発表となりました。
宇宙関連分野とカーボンニュートラル産業拠点創出分野が承認され、産業創出や官民投資、あと、雇用創出を図っていくこととなりましたが、今回の計画の策定の意義や狙いを伺います。
お願いします。
知事:地域未来戦略が目指す各地で産業クラスターの形成、地場産業の活性化を図っていくと、それで強い地域経済をつくると、これはもともと茨城県が最初からやっている話でもあるというふうに思います。我々が既にやっていること、国がこういうプランを地域未来戦略という形でサポートをしたいということであるので、是非、我々が進めているこの宇宙産業の振興と、さらには、カーボンニュートラル関連産業の振興、それを、是非、国のこの未来戦略に登録させていただいて、しっかりと国とも一体となってサポートしていただきながら進めていきたいということです。
朝日(B):朝日新聞です。
先日の予算特別委員会で、データセンターのガイドラインを設置するということを表明されましたけれども、それについて、2つ教えてください。
まず、1つ、ガイドラインをなぜつくるのか、いつ頃につくるのかということ。
それから、2つ目、なぜこのガイドラインをつくるに至ったか。特に、今、つくば市議会あたりでちょっと話題になっていますけれども、このあたりが念頭になっているのか、このあたりをちょっと教えてください。
知事:データセンターについては、国際的にも様々な議論があるというふうに承知しております。
また、私自身も、産業戦略論的にも、データセンターというものをありのままを受け入れることが、地域経済にとって100%プラスかどうかということは、若干、ちょっと、少し留保を置かなきゃいけない可能性があるんじゃないかなというふうに考えております。できれば、しっかりと雇用を生み出し、地域に人が集まる、そういう部分についてもプラスになるような、データセンターについてもそういう誘致をできればなというふうにも持論として考えております。
そういうことも含めて、つくばでいろいろ起きていることも国際的な一つの流れだと思いますので、我々としても、しっかりと、今後、市町村と連携することを進める上でも、ガイドラインというものを策定し、今後、県、あるいは市町村でデータセンターというものを誘致する際に、一緒になって考える土俵をつくりたいというふうに考えています。
朝日(B):ガイドラインなので、恐らく、罰則や強制力はないかと思うのですけれども。
知事:ないです。
朝日(B):その認識でいいのかということと。
知事:ないです。
朝日(B):そのガイドラインがいつ頃できるのでしょうか。
知事:今、作成中なので、これからです。いつ頃できるかは、ちょっと事務方に聞かないと私も分からないのですが。
朝日(B):年度内ぐらいという認識ですか。
事務局:年内を目途に策定を進めたいと考えております。
朝日(B):罰則、強制力はなしでいいのですね。
知事:ないです。
朝日(B):ありがとうございます。
読売:読売新聞です。
SNS空間の偽・誤情報に関連して伺います。
須藤豊次前下妻市長が6月に死去したことを巡り、SNSで外国人の不法就労などと関連づける偽・誤情報が多数拡散され、炎上しました。
読売新聞社が、死去の直前から約1か月の投稿を調べたところ、「下妻市長」と言及した投稿は80.8万件で、うち18.3万件に「外国人」という単語が含まれていました。
県が始めた不法就労通報報奨金制度を須藤前市長が始めたという投稿もかなり多く見られています。
今回は、県が関わる施策の情報がねじ曲げられたということでもあると思いますが、偽・誤情報が拡散したことの受け止めと、知事や県としては、情報発信の強化など、偽・誤情報に今後どのように対応をしていくお考えでしょうか。
よろしくお願いします。
知事:まず、須藤前下妻市長の御冥福を心よりお祈りいたします。
通報報奨金制度、貴社からの御質問にもありましたように、県が独自に導入いたしました。須藤前市長は全く当該制度に関与しておりません。一切、関係をしておりません。
そういうことですので、改めてその認識をはっきりさせたいというふうに思っております。
今後のSNS上の様々な偽、あるいは誤情報については、国のほうでも動き始めているところでございますけれども、我々としては、しっかりと正確な情報を出していくということに尽きるのかなというふうに思っています。
私自身の選挙のときも、例えば、県が土葬墓地の設置を推進しているとか、あるいは、メガソーラーの設置を推進しているとかという様々な誤情報がネット上で溢れていたというふうにも認識しております。
そういうことに対して、県のホームページなどでしっかりと正確な情報を出すとともに、最近では、皆さんも御存じだと思いますけれども、SNS、特に動画を使った政策のしっかりとした発信の努力を進めておりまして、そういう様々な努力によって、誤情報、偽情報をしっかりと対策・対応していきたいというふうに思っています。
茨城(B):茨城新聞です。よろしくお願いします。
台風や長雨の影響で、本県で農産物を中心に被害が出ておりまして、県では、先日、農林漁業災害対策特別措置条例の適用の発表がありましたが、改めて、知事として、本県の状況をどのように見ていらっしゃるのかと、今後のさらなる対応について、お考えがあればお聞かせください。
知事:今回の台風をはじめとする長雨によっての農林水産関係の推定被害額、9月30日時点で約4億5,400万円となっております。
内訳としては、農作物の被害が3億8,000万円、農地・土地改良施設の被害が約5,900万円、林業関係の被害が600万円、水産業関係が約900万円の被害となっております。
基本的に、これらの被害に対しては、国の公的保険制度や農業保険制度で対応をしていただくということが基本になるわけでございますけれども、大規模災害時において、早期復旧する応急対応も不可欠ですので、本県においては、御指摘のとおり、農林漁業災害対策特別措置条例に基づいて助成措置を行って、支援を行うこととしております。
条例に基づく助成措置と市町村との協調によって、被害を受けた農林漁業者に対する病気蔓延防止のための薬剤購入の補助や、経営資金の借入に対する利子補給などを行って、農業者などの早期の営農再開に向けた努力を後押ししていきたいというふうに思っています。
茨城(B):ありがとうございます。
茨城(B):すみません、続いて、10月に入って秋の行楽シーズンに入りましたが、本県では、先日、常陸国ロングトレイルが開通しまして、明日、また、常陸国忍者学校がオープンし、今後もシン・いばらきメシ総選挙とか、Okukuji「X」とか、コスプレイベントとか、様々な新コンテンツがこれから展開されるということで、これからの取組による本県の観光誘客への期待についてお伺いしたいと思います。
知事:先ほども御質問で挙げていただいたように、様々、新しい取組も含めて、今回、この秋に観光キャンペーンのための様々な努力がスタートしますので、最近の傾向であります、なるべく近場で手軽に行けるということも踏まえて、茨城県への来客がさらに増えることを期待したいと思いますし、また、アニメとのコラボ効果などで、できれば海外からの旅行客、実は、結構、茨城空港の国際便が止まっているにもかかわらず、海外からのインバウンドの数は増えているという報告も受けておりますので、しっかりとそういうプロモーションが効いて、一層、観光消費額、過去最高をずっと更新し続けているものですから、さらなる観光客の来県をお待ちしたいというふうに思っています。
茨城(B):ありがとうございます。
茨城(B):もう1点、先日、アメリカで最も権威のある医学賞のラスカー賞を筑波大の柳沢教授が受賞しまして、また、大相撲では大の里関が復活の優勝を果たしました。
本県関係者のこれらの活躍についての御所見をお伺いします。
知事:大変県民全員にとって喜ばしいことだったんじゃないかなというふうに思います。
柳沢教授は、非常にテレビなどにも多数出演していただいて、睡眠の謎などを様々解明、分かりやすく解説いただいたりしておりますので、もう皆さんも御存じの方になっています。県民栄誉賞にも輝いているわけですけれども、このラスカー賞によって、できれば次のノーベル賞候補とも言われていますので、ノーベル賞の受賞に結びついてほしいなと心から願っております。
また、大の里についても、私も、最終日の試合をテレビで観戦しておりましたけれども、本当に、1年間、けがに苦しみながら、横綱という重責に本人的には押しつぶされそうと言ったら変ですけれども、非常に重責の中で、プレッシャーを感じる中で、こうやって復活して、最後の安青錦戦、あれが本来の大の里の強さだというふうに思いますので、安青錦戦の圧勝を見て、最後の優勝記者会見の涙を見て、私もぐっときた一人でございます。是非、大の里には、この復活優勝に続いて、次の場所も、その次の場所も頑張って、優勝を続けていただきたいなというふうに思っています。
朝日(B):朝日新聞です。
先日、国土交通省のほうから東関東道水戸線の開通が延期になるという発表がありましたけれども、こちらについて、県の様々な計画に影響があるのか、ないのか、あるとすれば何があるのか、教えてください。
知事:水戸線の工期が、軟弱地盤の関係で遅れるということは承っております。
計画に直接ということではありませんけれども、なるべく早期の開通によって、特に、鹿行地域での開通の効果というのは非常に大きいものがあるというふうに我々も認識しておりますので、期待している中なので、なるべく早期の開通を目指して、今後とも、国とも力を合わせて努力をしていきたいというふうに思います。
茨城放送:LuckyFM茨城放送です。お世話になります。
27日に行われました北茨城市長選挙で、野党系出身の今井路江さんが当選をされました。
もし所感がありましたら、お願いします。
知事:当選された今井市長には心からお祝いを申し上げたいというふうに思います。
所感といっても、それだけですね。
茨城放送:分かりました。
知事:それ以上、言うことはございません。
茨城放送:ありがとうございます。
時事(幹事社):最終処分地の話にちょっと戻ってもいいですか。
知事:はい。
時事(幹事社):すみません。
先ほど、受け入れない理由を、結局、茨城県がもう既に負担をしているからだとおっしゃっていたので、こう聞くと申し訳ないのですけれども、そもそも、例えば、首都圏に造る、もしくは、あまりにも人口が多過ぎてリスクが高過ぎるというお考えってありますか。
知事:いや、人口が多いどうのというのは、安全な施設なのだから関係ないと思いますね。
原発の負担をしていないところに持っていったらいいんじゃないかと、個人的には思いますけれども。
時事(幹事社):そもそも施設自体は安全だし。
知事:安全だって説明しているわけですよね。きっと、恐らく、国も。多分、安全の確証がなければそんなものは造れないわけですから、でも、どこに造るかというときには、やはり原発などの立地していないようなところがまず最初に検討されてもいいんじゃないかなと個人的には思いますけれどもね。
時事(幹事社):あともう1点、ごめんなさい。
例えば、鈴木市長もおっしゃっていたのですけれども、今回、この文献調査の申入れがあったことで、常陸大宮市にすごいプレッシャーがかかっているという発言をされたことがあったのですよね。順当に進めば、知事の了承も必要になってくる段階になるわけですけれども、こうやって茨城に限らず、地元自治体に、一定数、判断を委ねることはあるのでしょうけれども、国が各地方に判断の負担を強いていることに関しては、どうお考えですか。
知事:何ともコメントしようがありませんけれども、いずれにしても、概要調査の段階は、私は同意しませんということだけははっきりさせておきたいということでございます。
時事(幹事社):分かりました。ありがとうございます。
日経:日本経済新聞です。
先ほど、NUMOのお知り合いに、以前、こちらで概要調査をするのは同意しないという御意見を内々に伝えた。
知事:いやいや、そういう話じゃございませんで。
日経:すみません、聞き間違えました。
知事:そのときは、まだ別に常陸大宮の話もない、昔の話ですので、一般論として、最終処分場の適地をどうやって探すかという話について、そのやり方について、一般論として議論をさせていただいたところでございます。
日経:ありがとうございます。
知事:国の責任をもうちょっとしっかり明確にしながらという話を、そのときは、たしか、したような気がします。
日経:ありがとうございます。
茨城放送:改めまして、LuckyFM茨城放送です。
いろいろな負担のバランスを考えたら、茨城県ではあり得ないという考えを、ある程度、お話を、今、ここまでされていると思うのですけれども、例えば、仮に受け入れられたとしたら、こういうところが心配、あるいは、こういうところが懸念点として挙げられる、場合によっては、風評ということもあったりするのか、そのあたりというのは、今、大井川知事、どういうふうにお考えになっていますか。
知事:受け入れないというふうにお答えしていますので、その問いに対するコメントは、差し控えさせていただきます。
茨城放送:ありがとうございます。
日経:経産省御出身ということで、トイレのないマンションというふうに核のごみについては言われますけれども、国、NUMO、どこでもいいのですけれども、特に国がどのような努力をすれば最終処分場というものが造れるような状況になると知事はお考えでしょうか。
知事:様々、そのとき、NUMOの知人と議論をさせていただきましたが、もうちょっと選定に当たって、周りの人間が理解できるような根拠というか、何でここの調査をしたいのかとかという根拠とか、そういうものも含めて、ある程度、オープンにしながら議論をしていかないとなかなかまとまらないかもしれないねという議論をした記憶がございます。
いきなり突然こことかと言われても、ええ、何でという話に必ずなってしまいますし、そういうことも含めて、国主導で様々な論拠というのを積み上げないと難しいんじゃないかという議論をした記憶がございます。
日経:そのときに、原発を持っていないところにやったほうがいいんじゃないかという個人的なお考えは。
知事:その辺については、コメントは差し控えます。
時事(幹事社):では、皆さん、よろしいですか。
ありがとうございました。
知事:ありがとうございました。