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野生きのこ相談室(平成23年度)
各林業指導所やきのこ博士館、林業技術センターで対応した野生きのこの名前を調べる相談と県内で発生した毒きのこによる中毒の概要を紹介します。野生のきのこは、種類を調べ名前を知るのが難しい上、猛毒を持つものもあるので、食用にする場合は、慎重に選別して下さい。
なお、名前を調べる相談の「種数」は、相談ごとの重複や名前のわからなかったものも積算しています。
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平成23年度
1.名前を調べる相談
(1)対応件数と種数
件数: 519件 種数:972種(うち毒きのこ99種)
(2)相談の多い種別相談件数(食用,有毒種上位各5種)
食用:ハタケシメジ (35件)
ウラベニホテイシメジ (34件)
ハルシメジ (30件)
ナラタケ (28件)
ナラタケモドキ (26件)
有毒: ハイイロシメジ (22件)
クサウラベニタケ (15件)
ウスムラサキシメジ (8件)
スギタケ (8件)
カキシメジ (7件)
平成23年度は相談件数が519件で,持ち込まれたきのこの延べ種数が972種となり,昨年よりも,いずれも大きく減少した。毒きのこの延べ種数も99種と昨年(884種)の1割強となった。中毒例としては,県内では事例のなかったイボテングタケによる食中毒が発生した。イボテングタケは長らくテングタケと混同されてきたが,2002年に独立種として認められた毒きのこである。今後も新規の毒きのこが発見されることが想定されるので,きのこの同定には最新の図鑑を用いてもらいたい。
2.食中毒発生状況
(1)・6月11日,守谷市在住の男性が自宅近くで採取したきのこを調理して夫婦で食べたところ,二人とも吐き気・嘔吐などを発症し,病院に搬送された。持ち込まれたきのこについては,その形態から,イボテングタケと同定した。。
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