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更新日:2019年5月20日

野生きのこ相談室(平成30年度)

 各林業指導所やきのこ博士館,林業技術センターで対応した野生きのこの名前を調べる相談と県内で発生した毒きのこによる中毒の概要を紹介します。野生のきのこは種類を調べ名前を知るのが難しい上,猛毒を持つものもあるので,食用にする場合は,慎重に選別してください。
 なお,名前を調べる相談の「種数」は,相談ごとの重複や名前のわからなかったものも積算しています。

平成30年度

1.名前を調べる相談

(1)対応件数と種数

件数:944件

種数:2,962種

(2)相談の多い種別相談件数(食用,有毒種上位各5種)

食用  
ウラベニホテイシメジ 204件
サクラシメジ 106件
クリフウセンタケ  73件
ヒラタケ  59件
タマゴタケ  56件
   
有毒  
クサウラベニタケ  75件
カキシメジ  35件
イッポンシメジ  18件 
ハイイロシメジ  14件
コテングタケモドキ  13件

 平成30年度は相談件数が944件で,持ち込まれたきのこの延べ種数が2,962種となった。昨年度(相談件数752件,延べ種数1,022種)に比べると,相談件数は約26%増加し,延べ種数は約190%増加した。
 水戸地方気象台発表の「茨城県気象年報平成30年(2018)」によると,平成30年は7月と8月は高気圧に覆われて晴れた日が多かったが,台風や大気の状態が不安定となった影響で大雨となった日があったこと,9月は前線が日本付近に停滞することが多く台風の影響などで曇りや雨の日が多くなったことが報告されており,このような気象条件が,きのこの発生に影響し豊作となったたため,延べ種数の大幅増加につながったものと考えられる。
 毒きのこの延べ種数は269種と約5%増加した(昨年度257種)。全相談に対する毒きのこが占める割合は,約28%で,昨年度(約34%)とほぼ横ばいであった。また,県内では,平成30年9月に,きのこによる食中毒が計3件発生しており,相談件数及び毒きのこの延べ種数が増加した要因は,きのこ同定相談への関心が高まったためと考えられる。
 なお,平成30年度に山菜・野草類に関する相談はなかった。

2.食中毒発生状況

(1)ドクカラカサタケ

・9月8日,下妻市在住の男性1名が,前日に下妻市内で採取したきのこを,炒め物に調理し食べたところ,20分後に吐き気,嘔吐等の症状を発症したため,医療機関を受診し入院した。持ち込まれたきのこの形状から,ドクカラカサタケと同定した。

(2)ツキヨタケ

・9月17日,城里町在住の男性1名が,群馬県利根郡片品村の山林で採取したきの
こを,バター炒めに調理し食べたところ,1 時間半後に吐き気,嘔吐等の症状を発症
したため,19日に医療機関を受診し入院した。持ち込まれたきのこの形状から,ツ
キヨタケと同定した。

(3)カキシメジ

・9月23日,北茨城市在住の男性1名が,知人が日立市内の山林で採取したきのこ
を譲り受け,みそ汁に調理し食べたところ,3時間後に吐き気,嘔吐等の症状を発症
したため,医療機関を受診した。持ち込まれたきのこの形状から,カキシメジと同定
した。

このページに関するお問い合わせ

農林水産部林業技術センター 

茨城県那珂市戸4692

電話番号:029-298-0257

FAX番号:029-295-1325

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