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更新日:2022年10月26日

県央管内事業完了地区紹介

経営体育成基盤整備事業

箱田中央地区

地区の概要

本地区は、笠間市の中央部に位置し、一級河川片庭川にそって展開する中山間の谷津田地帯です。用水は、河川及び浸出水により取水して土水路により自然かんがいを行っていました。排水は、土水路等により河川に自然排水していましたが、用排水兼用として利用しており、水路底も浅いため、一部では排水不良地域もでていました。道路体系については、地区沿いに主要地方道宇都宮・笠間線が走っており、地区の主要な交通の軸となっていますが、地区内においては区画が未整備であったため、営農に多大な労力を費やしていました。

そのため、耕地の機械の効率的な運行と適正な水管理を行い得る生産性の高いほ場に整備することにより、活力ある農業・農村の建設と安定した農業生産の基盤を築くため、用排水条件の整備を始めとし、地域の総合的な整備を経営体育成基盤整備事業箱田中央地区として実施しました。

 

受益面積

64.6ha

 

 箱田中央地区の写真

総事業費

1,568百万円

事業内容

用水路工

L=14.2km

排水路工

L=8.7km

道路工

L=11.2km

関係市町村

笠間市

工期

平成16年度~平成28年度

 

 

経営体育成基盤整備事業

野曽地区

地区の概要

本地区は、東茨城郡茨城町の西部に位置し、主要地方道玉里・水戸線の東側と西側に分かれ、涸沼川の左岸沿いに拓けた水田地帯であり、地区の主要作物は水稲です。
用水は開水路で各農区まで供給し、各圃場で灌漑されていました。道路は幅員が狭小で農作業機械等の進入及び農業生産物の搬出が困難でした。

このように、整備水準が低く、近代化が遅れている状況であったため、経営体育成基盤整備事業野曽地区として、区画整理と合わせて用排水施設と道路を整備することで、土地基盤の整備を図り、営農の近代化及び農業生産性を増進させることができました。

 

受益面積

64.0ha

 

 野曽地区の写真

総事業費

803百万円

事業内容

区画整理

54.4ha

用水機場

2ヶ所

道路工

L=8.8km

関係市町村

茨城町

土地改良区

ひぬま川土地改良区

工期

平成21年度~平成29年度

     

 

 

畑地帯総合整備事業

小原地区

地区の概要

本地区は、笠間市の北東部に位置し、地区内をJR常磐線が通り、南側には一級河川涸沼前川が流れている一部谷津田状の水田を含む畑地帯です。涸沼前川沿いの水田は、昭和46年~昭和53年に県営圃場整備事業大原地区として整備済みですが、本地域は未整備であったため、農道は狭小で屈曲が多く用排水施設は貧弱で圃場形状は小さく、営農に多大な労力を費やしていました。

このため、畑地帯総合整備事業小原地区として、集出荷体系の確立と耕地の集団化、機械利用の効率化を図るために区画整理と幹線道路を整備することで、生産性の向上を図り、農業経営の合理化と安定を図ることができました。

 

受益面積

103.9ha

  

 小原地区

総事業費

1,209.9百万円

事業内容

区画整理

69.6ha

農道

1,204.0m

関係市町村

笠間市

工期

平成7年度~平成28年度

 

 

経営体育成基盤整備事業

川又平戸地区

地区の概要

本地区は、水戸市南東部の常澄地域に位置し、涸沼川の河口近くに広がる低平な水田地帯です。
事業前の水田は、10アール区画に整備されていましたが、水路は土水路で排水が悪く、道路も狭小で大型機械の利用は困難でした。用水は、約10キロメートル離れた水戸駅近くの那珂川及び千波湖を水源とし、歴史ある備前堀を経由して通水されていますが、最末端であるため水不足が深刻でした。

このため、経営体育成基盤整備事業川又平戸地区として、排水路及び農道を整備するとともに、用水機場を3箇所設置して用水をパイプライン化しました。また、ほ場を大区画化したことで、事業を契機として担い手への集積が進み、集落営農組織が発足し、その後法人化されています。また、地域住民と一体となって行う農地や農村環境の保全活動も活発となり、ビオトープの運営や田んぼアートの取組みなども行われています。

 

受益面積

73.0ha

 

 川又平戸地区の写真 

総事業費

1,158百万円

事業内容

用水路工

L=14.9km

排水路工

L=8.0km

道路工

L=10.2km

関係市町村

水戸市

関係土地改良区

千波湖土地改良区

工期

平成12年度~平成21年度

 

 

経営体育成基盤整備事業

南川又地区

地区の概要

本地区は、茨城町の北西部に位置し、台地と涸沼川に囲まれた水田地域です。
整備前の農地は10アールに整理されていましたが、排水が悪く、農道の幅員も狭小で、大型機械の導入は困難でした。また、用水路は土水路で水もちが悪く、慢性的な水不足が問題となっていました。

このため、経営体育成基盤整備事業によりほ場を大区画化し、大型機械に対応できるようになりました。また、用排水路及び農道も整備し、特に排水は管渠による地下埋設で整備したことによって、草刈り等の維持管理労力が低減されるとともに、水もちも良くなったと好評です。
営農面では、乾田化されたことにより大規模な転作が行われているとともに、高収益作物の導入に向けた栽培方法が研究されるなど、生産性の向上と効率的な農家経営が図られています。

 

受益面積

47.7ha

 

 

南川又地区の写真 

 

総事業費

536百万円

事業内容

用水路工

L=47.7km

排水路工

L=2.4km

道路工

L=4.3km

関係市町村

茨城町

関係土地改良区

ひぬま川土地改良区

工期

平成14年度~平成19年度

 

 

経営体育成基盤整備事業

滝川地区

地区の概要

本地区は、笠間市北部に位置し、国道50号線北側と南側に拓けた谷津田状の水田地帯です。
国道に隣接するなどしているため笠間市や水戸市の市街地などへのアクセスが良い立地にあるものの、整備水準が低く、農業の近代化が遅れていました。整備前の区画は狭小で道路もなかったため、大型機械の使用が困難でした。また、谷津田からの滲出水で地下水位が高く排水が悪い上に、水源を沢水に頼るなど天候に左右されやすい状況にありました。

経営体育成基盤整備事業により、道路がついた30アール以上の区画に整備し、併せて排水路の整備と用水のパイプライン化を行いました。また、霞ヶ浦用水が導入されて安定水源が確保され、計画的な営農ができるようになり、栽培作物の選択肢が広がりました。
さらに、集落道路も整備したことにより、国道を挟んだ集落間のアクセス性が向上し、住環境の改善も図られています。

 

受益面積

29.5ha

 

 

 滝川地区の写真

 

総事業費

885.3百万円

事業内容

用水路工

L=7.6km

排水路工

L=7.6km

道路工

L=3.9km

関係市町村

笠間市

関係土地改良区

友部土地改良区

工期

平成18年度~平成29年度

 

 

基盤整備促進事業

大古山地区

地区の概要

本地区は、笠間市の北西に位置する中山間地域の谷津田です。
整備前の水田は、小さく不整形で水路は土水路であるなど耕作に多大な労力を要するとともに、水源が沢水で不安であるなどから、耕作放棄地が増加するなど農家の活力が低下していました。
このため、小規模ながら換地を伴う区画整理を行ったことで効率的なほ場となり、組織的な維持管理や営農が行われるようになり、耕作放棄地は全て解消されました。また、集落道路等の整備により住環境が向上し、集落の活性化が図られました。

 

受益面積

8.0ha

 

  大古山地区の写真

総事業費

273百万円

事業内容

用水路工

L=1.9km

排水路工

L=0.8km

道路工

L=1.0km

関係市町村

笠間市

関係土地改良区

大古山地区ほ場整備組合(笠間市営)

工期

平成24年度~平成29年度

 

 

経営体育成基盤整備事業

大貫(2期)地区

地区の概要

本地区は、大洗町の西部に位置し、一級河川涸沼川の右岸に拓けた低平な水田地帯です。
水田は未整備で、多くは10~20アール程度の小区画であり、地区内の農道は狭く、用排水路も十分な機能を持たず、営農に多大な労力を費やしていました。ラムサール条約に登録されている涸沼に隣接していますが、汽水湖で農業用水の取水ができないため、湖畔にありながら水不足に悩まされていました。

経営体育成基盤整備事業により区画形状を改善し、用・排水路及び道路を整備することで大型機械が導入できるようになり、担い手による農地の集団化が図られています。用水については、調整池を備えた用排水機場が整備され、上流のため池と地区内を循環させることにより、効率的な水利用ができるようになりました。

 

受益面積

50.0ha

 

大貫(Ⅱ期)地区画像  

総事業費

857.7百万円

事業内容 用水路工 L=7.7km
排水路工 L=4.0km
道路工 L=6.9km

関係市町村

大洗町

関係土地改良区

大洗町土地改良区

工期

平成25年度~令和2年度

 

 

畑地帯総合整備事業

飯富岩根地区

地区の概要

本地区は水戸市の北部から東茨城郡城里町の南部に位置し、一級河川那珂川右岸に展開する畑地帯を中心とした地域です。耕地は散在し、道路は小巾員の農道が錯綜して機械化を拒み、用排水施設は不備で営農に多大な労力を費やしている状況にありました。

経営体育成基盤整備事業により、区画整理による耕地の集団化及び機械利用による作業の効率化、幹線道路の整備による集出荷体系の確立、併せて用排水施設を整備したことにより、生産性の向上や農業経営の合理化と安定化が図られることとなりました。

 

受益面積

110.0ha

 

飯富岩根地区画像

総事業費

2,414.2百万円

事業内容 区画整理工 83.9ha
用水路工 L=83.9ha
道路工 L=2.5km

関係市町村

水戸市、東茨城郡城里町

関係土地改良区

飯富岩根那珂西土地改良区

工期

平成3年度~令和2年度 

  • 工事は平成8年から

 

このページに関するお問い合わせ

県央農林事務所土地改良部門_

〒310-0802 茨城県水戸市柵町1丁目3番1号水戸合同庁舎内

電話番号:029-221-6636

FAX番号:029-226-6871

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