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更新日:2025年5月28日

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 知事定例記者会見における発言要旨250528

この資料は、県政記者クラブとの定例記者会見での発言内容を要約したものです。

 

知事定例記者会見の動画は、こちらから視聴いただくことができます。 

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大の里関の二場所連続優勝・横綱昇進について

JX金属(株)の常陸那珂工業団地への立地決定について

令和7年度定例第一回(春)関東地方知事会議について

第三者委員会の報告書について(1)

(仮称)神栖特別支援学校建設工事の不調について

米価について

第三者委員会の報告書について(2)

物流の2024年問題について

第三者委員会の報告書について(3)

知事選について

茨城県産メロンの知名度について

(作成:報道・広聴課)
令和7年5月28日(水
曜日)
11時30分~11時55分 会見室

 大の里関の二場所連続優勝・横綱昇進について

知事:よろしくお願いします。

東京(幹事社):それでは、幹事社の東京新聞です。よろしくお願いします。

 今日は、当局からの発表事項がないそうなので、幹事社から、まず3つほど質問させていただきます。

 まずは、大相撲の大の里ですけれども、今日、横綱伝達式がもう終わったかなというタイミングかと思いますが、県知事として、優勝のコメントはいただきましたけれども、横綱昇進についての所感と、あと、個人的に観戦されているとか、そういうエピソードがありましたらお願いします。

知事:大の里関におかれましては、二場所連続、通算4回目の幕内優勝、心からお祝いを申し上げたいと思います。

 私、実は、今年1月に、二所ノ関部屋の新春稽古見学会にお招きをいただきまして、大の里とも親しく会話をさせていただきました。

 非常に爽やかな青年で、盆、正月返上で練習をされていたということをおっしゃっていましたけれども、しっかりその努力が実って、最速のスピードで今回の横綱昇進を勝ち取ったこと、心からお祝いを申し上げたいというふうに思います。

 今回、13場所での横綱昇進ということは、すばらしい、県民としては喜ばしい限りだというふうに考えております。

東京(幹事社):例えば、県民栄誉賞ですとか、県として何かアクションを起こすようなお考えはないですか。

知事:横綱に昇進された大の里関と、この快挙を、部屋を立ち上げて、あっという間に成し遂げた二所ノ関部屋、この両方に対して県民栄誉賞を贈ること、今、手続を進めております。

東京(幹事社):分かりました。ありがとうございます。

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 JX金属(株)の常陸那珂工業団地への立地決定について

東京(幹事社):次の質問をさせていただきます。

 昨日、JX金属の社長が見えて、ひたちなかの工業用地を追加取得するということでお話がありましたけれども、まず、JX金属さんの事業拡張についての所感と、あと、ここしばらく、茨城県の企業誘致は好調だそうですけれども、どんな要因があって、今後どのようにしていきたいか、お考えをお聞かせください。

知事:まず、JX金属の今回の追加の投資決定は、JX金属が、スパッタリングターゲットをはじめとして、半導体材料における世界のトップランナーの一人でございますので、非常に半導体など最先端の事業をこの茨城において行っていただくことは、雇用の面からも、あるいは経済の面からも、大変すばらしいことであると、画期的なことであるというふうに考えておりますし、また、JX金属として、この茨城県を、創業の地でもあるので、重要な拠点と考えていただいて、生産だけではなく、研究開発、場合によっては、本社機能の一部も含めて拠点化していただけるという方針で動いていただいていることも大変喜ばしいことだというふうに考えております。

 就任以来、茨城県の企業誘致は非常に好調な実績を上げ続けておりまして、7年、あるいは8年の業績を見ても、誘致件数であるとか、誘致面積、あるいは、設備投資額、累計で見ても2位を大きく引き離す全国1位を維持し続けているということは、非常に画期的なことではないかなというふうに思います。

 これまでに比べて、スピード感、あるいは、前例にとらわれない合理的な対策をスピーディーに打ってきたということが、一つの大きな要因、例えば、価格の思い切った値下げだとか、そういうことも含めて実施してきたことが一つの要因になっていることも間違いないと思いますし、あるいは、企業誘致を担当する部署が、非常に世の中の流れを分析しながら、きめ細かくマーケティングであるとか営業の努力を続けているということもまた大きな要因の一つであるのではないかなというふうに思いますので、こういう厳しい時代の中で、地域の活力を維持していくためにも、引き続き、この調子で企業誘致に努力をしていきたいというふうに考えております。

東京(幹事社):ありがとうございます。

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 令和7年度定例第一回(春)関東地方知事会議について

東京(幹事社):3つ目の御質問ですが、21日に関東地方知事会議に行かれたそうですが、恐らく、国よりも低い目線で地方行政のいろいろな問題意識が集まるのかなと思っておりますが、大井川知事としては、どのような課題を見出したり、今後こうしていきたいという思いを抱いたことがありましたら教えてください。

知事:防災であるとか、様々な論点が議論されたわけでございますが、今回、特に特徴的だったのは、人材不足に対する危機感が以前に比べて非常に強まってきているのかなというふうに思います。

 茨城県では、前々から外国人材の活用、あるいは地域社会との共生のための様々な対策を打っているところですが、関東地方知事会の構成メンバーである各都県でも非常にその意識が強くなってきて、それに関わる課題が議論されたというのが、これまでと違う、特に、今回、強く印象に残ったポイントではないかなというふうに思っております。

 そのほか、八潮の下水道整備であるとか、地方自治体にとってはなかなか手に負えないというような課題に対しての国への要望なども大きな一つの共感を呼んだ論点ではないかなと思っております。

 また、あともう一つは、これは毎度のことなんですけれども、東京都への税財源の一極集中と、東京都が行う様々な無償化をはじめとする施策に、近隣の県が非常に危機感を抱いて、その論争になっている。これは毎回の恒例の行事に近い感じなんですけれども、必ずそこの論点が議論されているということでございます。

 これについては、コメントは差し控えたいと思いますが、もうちょっと議論を前進させることを考えてもいいのかなというのが私の個人的な感想でございました。

 以上です。

東京(幹事社):外国人材というのは、どんな分野を主に想定されているのでしょうか。

知事:全ての分野ですね。特定技能とか、職種の決まり方が非常に細かくて、広げようとすると煩雑でという課題から、外国人材が地域で孤立しないように、日本語教育をもっと力を入れたいのだけれども、それの支援が必要だとか、本当に多岐にわたる議論が行われていました。

東京(幹事社):分かりました。ありがとうございます。

 それでは、幹事社からは、以上です。

 各社さんはいかがでしょうか。

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 第三者委員会の報告書について(1)

毎日:毎日新聞です。

 秘書課の職員の方が、昨年、飯塚副知事によるパワハラを訴えてお亡くなりになったことに関してお伺いしたいと思います。

 調査した第三者委員会は、パワハラはなかったと結論づけましたが、報告書に、「副知事の言動に全く問題がなかったわけでもない」という付言を盛り込んでいたことが明らかになりました。

 この付言の指摘に関しまして、知事の御見解をお聞かせください。

知事:第三者委員会の報告書については、県の顧問弁護士、あるいは第三者委員会の委員の先生方と緊密に御相談をし、あるいは、遺族と御相談をしながら、その公表の範囲、公開の範囲というものを決定しております。

 調査報告書の内容についても、そもそも、委員会が非公開となっているわけですので、公表すべきでないというアドバイスも顧問弁護士からもいただいております。

 内容に関わる開示・不開示の判断についても、御遺族の意向をきちんと踏まえた、十分検討の上で、公表できるものに限って我々は発表しておりますので、現在公表している以外のものについて公表する予定はございませんし、それ以外のものについてコメントすることはできない、一切差し控えたいというふうに思っています。

毎日:ありがとうございます。

 もちろん、プライバシーや御遺族の方に配慮しつつも、ただ、付言の指摘に関してはもう少し公表すべきだったと考えますが、知事はどのようにお考えでしょうか。

知事:いや、私は、毎日新聞の報道姿勢が問題なんじゃないかなというふうに思っています。全ての御遺族の御意志を確認していませんよね。しているんだったら、言ってください。していないはずです。我々はきちんと御遺族の御意向も確認して公表できる範囲というものを決めて、本当に細心の注意を払って公表していますので、その範囲を逸脱してこういう報道をされている姿勢というのは、私たちは非常に問題があるんじゃないかなというふうに考えております。いかがでしょう。

知事:ほかに、どうぞ。

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 (仮称)神栖特別支援学校建設工事の不調について

朝日:朝日新聞です。

 2点、あります。

 まず、一つ、先般、神栖の特別支援学校の入札が不調となりましたけれども、それに伴って開校スケジュールに変更があるのか、もしくは全体の計画に変更があるのか、このあたりの見通しについて教えてください。

知事:入札が不調になったことは大変遺憾なことでございますが、可及的速やかに、再度、入札を行って、なるべく早い段階で、開校スケジュール、再来年の4月というのは非常に難しいわけでございますけれども、最短で再来年の9月ぐらいをめどに開校できるように、最大限の努力をしていきたいというふうに考えております。

朝日:その場合、4月から9月の前半は、通わせている親御さんやその子どもたちはどうなるのか、このあたりをちょっと。親の方も不安だと思うのです。

知事:今までどおり、鹿島の特別支援学校に通学していただいて、夏休みをまたいで、9月から新しく開校する神栖特別支援学校に移っていただく。そういう段取りになるのではないかなというふうに考えておりますが、その辺についても、しっかりと関係者の皆様に丁寧な説明をしていかなければいけないというふうに考えております。

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 米価について

朝日:2点目です。

 米の価格の件です。

 政府によって備蓄米の価格が2,000円前後になるのではないかという見通しも出ています。

 一方で、先般のJAの茨城県の中央会の会長が、この価格が落ちることについて、生産者側の立場から少し苦言も呈されていますけれども、知事として、米どころを抱える知事として、米価の在り方はどのように考えていらっしゃるのか、また、適正価格は幾らぐらいと考えていらっしゃるのか、このあたりを教えていただけますか。

知事:米価の在り方は、消費者がきちんと主食である米が手頃な価格で手に入る、一方で、生産者が、物価高騰、様々な資材などの価格高騰の中でも、継続してお米が生産できる水準であることが望ましいのではないかなというふうに思っています。

 私も専門家ではないのですが、よく生産者の方などとの話で伺うのは、3,000円台半ばというお声をよく聞きますので、できればそういうところに近いところに中期的には落ち着いていくということが非常に大事なのかなというふうに思います。

 一方で、今、国の小泉農林水産大臣が行っているような2,000円台で発売というのも、価格高止まりどころか、価格高騰が止まらない米の市況に対して、一定のインパクトを与えるという意図をお持ちではないかというふうに思いますので、これについては、今後の推移を見守っていくしかないなというふうに思っております。

 ほかに何かありますか。

朝日:その点について、米価のこの高止まりというのは、そもそも政策とは関係なくて、いわゆる生産の不作、気候変動とか、このあたりが理由だったわけですね。これを政治の力によって下げるということは、知事として賛成されるのか。

知事:本来は、マーケットによって米の価格は決定されるという原則の下に、米の生産、あるいは販売というのが行われてきたわけでございますけれども、今回、そもそも原因がいまだに本当のところはっきりしない価格高騰が続いておって、備蓄米の放出以後も、全く下がるどころか上がり続けているという状況は、もはや社会的な緊急事態に近い状況で、その状況を少しでもいかに速やかに方向を変えていくかという観点で、緊急的な措置として、今回のような政府による介入というのも、私は必要なのではないかなというふうに思います。

 これによって、一回、マーケットに大きなインパクトを与えて、値が上がり続けるということが、少しでも方向を逆転させないと、これまた非常に大変なことになってしまっている価格水準も、5キロ5,000円台という話が見えてきちゃっていますので、そういうことを変えるためにも、本来は望ましくないかもしれませんけれども、緊急措置として、必要な措置を、今回、政治判断としてやっていただいているんじゃないかなと私は理解しております。

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 第三者委員会の報告書について(2)

NHK:NHKです。

 先ほどの秘書課の職員の亡くなった件についてお伺いしたいのですけれども、先ほど、知事も触れられていたように、御遺族の意向もあって、可能なものを公表したというお話がありましたが、一部の報道で出ている付言の中身だったりとか、そこについて、以前のレクの中身以上、今後も公表される御予定がないかというのは。

知事:ありません。

NHK:変わらないですか。

知事:一切ございません。

NHK:分かりました。

 報道の中には、第三者委員会の委員から遺族に報告書の内容を説明した際に、パワハラではないが、問題はあると書いたなどと伝えたというふうにあるのですが、ここの事実関係はいかがでしょうか。

知事:公表したもの以外は、コメントを差し控えます。

NHK:この対応についても、コメントを差し控えるということでしょうか。

知事:差し控えます。

NHK:それは、遺族の御要望に基づいてということでしょうか。

知事:そうです。はい。

NHK:ありがとうございます。

 ただ、一部の専門家によるお話を伺うと、公共性がある情報については、遺族の意向とは別に公表すべきという指摘もあるようなのですけれども、そこについてはどのようにお考えでしょうか。

知事:権威のある専門家かどうか分からない方のコメントだと思っていますし、我々も我々で、顧問の弁護士ときちんと話をした上でこういう判断に至っておりますので、この対応を変えるつもりはございません。

NHK:ありがとうございます。

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 物流の2024年問題について

日刊工:日刊工業新聞です。

 また話が全然変わるのですけれども、物流の2024年問題についてなのですが、この話が1年前にちょっと話題になって、それで1年たって、その間に、多分、県としても、物流事業者のDX等々も始めたと思うのですけれども、1年たって、県内の物流事業者の現状であったりとか、始めた事業の成果とかの評価について教えていただければと思います。

知事:2024年問題、特に、トラックなどの輸送関係の方々の問題というのが非常に大きくクローズアップされたわけでございまして、県においても、省力化のための設備投資、あるいは、DX関係の設備投資などに支援を行ったわけでございますが、それなりの件数の支援を受けた事業者などからは、非常に省力化に有効だったとか、あるいは、効率化できたという話もいただいております。

 一方で、この時点になってみると、2024年問題はどうだったのかということを総括させていただくと、やっぱりその現場の力が非常に強かったというか、非常に輸送関係の各社が非常に創意工夫を凝らして、輸送の合理化、荷物をまとめるとか、あるいは、働き方をうまく手分けしながらやるとか、非常に現場の創意工夫によってうまく乗り越えてきているというのが現実なのかなと。

 想定されたような、2024年以降、物流が滞って大混乱になるんじゃないかという心配していたようなことがほぼ一切なかったんじゃないかなというのが、非常にこれは、あるいは日本の輸送業関係者の皆さんのすばらしい力が発揮されたんじゃないかなという、私はある驚きを持って見ております。

日刊工:ありがとうございます。

 それこそ先ほどの米の価格にも関わってくるのですけれども、価格上昇には、結局、物流費が上がってきてとかという話もあると思うのですが、今後、継続的に物流事業者を支援していく何か取組のお考えみたいなのというのは現時点でありますでしょうか。

知事:特別な支援策というよりも、一般的に、物流にかかわらず、設備投資、あるいは、合理化の努力などに対する補助や融資制度がございますので、そういうものの活用も促していきたいというふうに思っております。

日刊工:ありがとうございます。

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 第三者委員会の報告書について(3)

NHK:重ねて、最後に1点だけ伺いたいのですけれども、先ほどの職員の死亡問題なのですけれども、お話しいただいているとおり、御遺族の意向を尊重されているというのは非常に大事なことだと思うのですけれども、例えば、付言の中で、副知事の言動に問題があったというふうにするのであれば、県行政に関わる極めて公共性の高い話にはなるんじゃないかなというふうな指摘だと思うのですけれども、こういう考えもあるとは思うのですけれども、それでも公表すべきではないというふうにお考えでしょうか。

知事:ございません。

 付言の中の一部を切り取っているだけじゃないですか。全体を見ているわけじゃないでしょう。非常に不適切だと私は思っています。

NHK:ありがとうございます。

東京(幹事社):ほかにいかがでしょうか。

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 知事選について

日経:日経新聞です。

 ほかにどなたも聞かないので、昨日の自民党県連会合等で、3選への出馬の意向を示されていると思うのですが、現状はどういうお気持ちなのか。

 3月、私はまだ来ていなかったのですが、その時点では、まだ目の前の仕事をまずは優先ということでしたが、今、どういうお気持ちなのかということをお聞かせください。

知事:今週金曜日に正式に会見を行いますので、そのときにお聞きください。

日経:分かりました。

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 茨城県産メロンの知名度について

日経:全然別件で、1件。

 メロンの季節が本格化していまして、今日の午後に知事も品評会に出られると思うのですけれども、非常に盛り上げるイベントがたくさんの一方で、県のリリースにも引用されていますけれども、「メロンの産地といえば」というイメージ調査で、やはり北海道に負けてしまっている。2番ではだめなのでしょうか。

知事:もちろんです。常に1番を目指していきたいと思います。

日経:知名度2番ではだめ。生産量は1位ですけれども。

知事:生産量にあまり意味はなくて、いかに利益率の高い産業にするかということが今の茨城県の農業の大きな課題であるというふうに考えております。利益率が低ければ、それだけ設備投資、あるいは後継者の確保に支障を来しているというのが現状で、それが長らく茨城県のあまねく農業全てにとっての課題であったというふうに思っています。

 少しでも利益率を上げる、付加価値、労働生産性の高い産業にしていくためには、2番じゃだめなんじゃないでしょうか。

日経:ありがとうございます。

東京(幹事社):ほかにいかがでしょうか。

 では、ないようですので、これで終了したいと思います。

 ありがとうございました。

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