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更新日:2025年11月7日

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 知事記者会見における発言要旨251107

この資料は、県政記者クラブとの定例記者会見での発言内容を要約したものです。

 

知事定例記者会見の動画は、こちらから視聴いただくことができます。 

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ガソリン税及び軽油引取税の暫定税率廃止について(1)

外国人受入優良企業等認定制度について

ガソリン税及び軽油引取税の暫定税率廃止について(2)

新しい県総合計画について

常陸牛の海外販路拡大について

大の里関への県民栄誉賞授与について

韓国での知事トップセールスの実施について

水戸ホーリーホックの躍進について

県内で確認されたサツマイモ基腐病について

(作成:報道・広聴課)
令和7年11月7日(金
曜日)
10時45分~11時05分 会見室

 ガソリン税及び軽油引取税の暫定税率廃止について(1)

知事:お願いします。

時事(幹事社):お願いします。

 本日、発表事項がないということなので、では、幹事社の時事通信からお伺いします。

 まず、1点目が、ガソリン税と軽油引取税の暫定税率の廃止が与野党6党間で合意しましたけれども、まず、県として、減収見込みの数字が何かもしあればお話しいただきたいのと、今後、安定的な財源の話になったりするのですけれども、受け止めと安定財源のことについて、知事の所見があればお伺いしたいと思います。

知事:ガソリン税及び軽油引取税の暫定税率の廃止に伴って、茨城県への影響額、ガソリン税で5億円、軽油引取税で169億円、合計174億円という非常に大きなインパクトがあるというふうに試算しております。

 責任ある積極財政ということで、暫定税率引き下げで物価高対策ということをするのであれば、当然、恒久財源的な財源の手当てを国の責任で考えていただくのが当然ではないかなというふうに思います。

 1年間の猶予ということで、その議論がしばらくかかるということでありますが、しっかりとした代替財源の確保というのを国にはお願いしたいというふうに思います。

時事(幹事社):ありがとうございます。

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 外国人受入優良企業等認定制度について

時事(幹事社):もう1点目が、先日発表されました茨城県外国人受入優良企業等認定制度に関して伺います。

 こちらの狙いということと、こちら、要件にもあるのですけれども、不法就労の外国人材適正雇用推進宣言をしていることが要件だったりするので、不法就労の外国人に対する対策とどの程度リンクしているのかというところをちょっとお伺いしたいと思います。

知事:人口減少が急激に進む見通しの中で、外国人の優秀な方々に茨城県に来ていただいて、活躍していただく。そのためには、ステレオタイプな人材の活用ではなく、様々な企業なり事業の発展に資するような活躍をしてもらうようなやり方というものを、優良企業を選定する中で、他の事業者の皆様にお示ししていくというのがまず最初の狙いでございます。

 一方で、外国人労働者が非常に多いこの茨城県、若干、不名誉なことに、不法就労者も非常に多いということで、全国トップクラスでございますので、不法就労者が増えている理由の一つも、しっかりとした外国人労働者の処遇も含めて、事業環境、雇用環境がしっかりとしていないという部分もあるのではないかという観点も踏まえて、しっかりと事業者の方には、外国人雇用における宣言をしていただいて、適正な雇用と外国人の方々に活躍していただける環境というのを両立していくということでございます。

 一方で、最近、非常に外国人の受け入れに対するネガティブな議論が出ている背景も踏まえて、県としては、今後、茨城県警、県警本部などとも協力しながら、ルールを破るような行為に対して厳しく対処していくということ、どういうことができるかということを、これは引き続きしっかりと検討して、さらにレベルを上げていきたいと思っていますので、そこはしっかりと両立しながら、県の経済、あるいは、社会の発展に資する形で、海外の方にも来ていただけるような、そういう環境をつくっていきたいと思います。

時事(幹事社):ありがとうございました。

 幹事社からは、以上です。

 各社、あれば。

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 ガソリン税及び軽油引取税の暫定税率廃止について(2)

朝日:朝日新聞です。

 まず、幹事社質問であったガソリン税の件なのですけれど。暫定税率の廃止について、知事はそもそもどのような立場なのかというのを教えていただいていいですか。

知事:特に茨城県は車社会ですので、ガソリン税、あるいは軽油引取税の暫定税率が廃止されることによって、直接的には、車の利用者、あるいは運送関係の事業者にとってはメリットがあるのかなというふうに思います。

 ただ、一方で、ガソリンの価格と軽油の価格というのは、ほぼ全量、輸入に頼っているわけですので、為替レート次第でどうにでもなるわけで、本来、もともとガソリンの原油の価格が下がっているわけで、そのメリットを、円安のゆえに、円ベースではあまり享受できていなかったという部分もあるので、暫定税率の引き下げ廃止だけが物価高対策ということではないのではないかという危惧はしておりますので、しっかりと全体的な物価高対策というのを考えていく必要があるのではないかなというふうに思っています。

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 新しい県総合計画について

朝日:それと、先日、発表になりました新しい総合計画の骨子の素案について、2点、伺います。

 まず、骨子のほうで20項目出ました。現計画から新計画になるに当たって、移行などを除くと3項目が事実上新しく設定されているわけですけれども、この中で、知事が特に思い入れが強いものがあれば、その理由も含めて教えていただけますか。

知事:何が増えているか、ちょっと覚えていないのですけれども、今回、新しい総合計画で最も重視していくことの一つは、地域間競争が激しくなる中、特に人口減少が進む中で、ものすごく地域間競争が激しくなると思いますので、いかに茨城の付加価値を生産性を上げて、かつ差別化していくかという点に資するような政策をしっかりと盛り込めていければなというふうに思います。

 2つ目が、将来の成長に資するようなインフラへの投資は大胆に進めていきたいというふうに思っていますので、そこの位置づけというのもしっかりと総合計画で示していきいというふうに思いますし、3つ目は、先ほどの話ともつながりますけれども、人口が減少する日本の特に地方社会において、多様性を確保しながら、多様な方々が活躍できる社会の構築、これが成長を維持するための不可欠な要素だというふうに思っていますので、そこについてもしっかりと盛り込んでいく。

 この3つの方針をしっかりと反映した形で原案を作って、御審議をいただきたいというふうに思っております。

朝日:骨子の件でもう1点。

 現計画になったときに、いばらき幸福度指標という制度を始めました。知事は、従前から、民間企業が発表されている魅力度調査については否定的なお考えを示されています。

 新計画に向けて、いばらき幸福度指標をさらに継続もしくはどのように発展をさせていきたいのか、この狙いと、過去にも何度か聞かれていらっしゃると思いますけれども、民間団体が出されている魅力度調査についてどのようにお考えなのか、この点を教えてください。

知事:いばらき幸福度指標は継続をいたします。客観的な比較可能なデータに基づいて、茨城県の現状を他県と比較したときどうなのかということを計る上で非常に有用な材料だというふうに思っています。我々の茨城県としての強みと茨城県としての課題が明確に浮き彫りになっていると思いますので、これは引き続き、指標はしっかりとブラッシュアップしながら、若干の入れ替えを含めながら、客観的に我々の姿を浮き彫りできるようなものとして続けていくということは継続してまいります。

 一方で、魅力度ランキングというのは、客観性に欠ける非常に主観的なサンプル調査だというふうに思っております。全体的な傾向として、有名な観光地ほど高い点数がつくという印象でありますけれども、それが必ずしも住んでいる県民にとって幸せなものかどうか、あるいは、移住してきた方にとって本当に役に立つ指標なのかというのは甚だ疑問なものでございますので、我々としては、魅力度ランキングについては、全く考慮する必要はないというふうに考えております。

時事(幹事社):ほか、ありますでしょうか。

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 常陸牛の海外販路拡大について

NHK:NHKです。

 常陸牛の件についてお伺いします。

 常陸牛は、官民連携で、今、輸出拡大、販路拡大などに非常に力を入れていると思うのですけれども、改めて、知事は、今後の狙いといいますか、考えに向けて、何か取組があれば教えていただけますでしょうか。

知事:常陸牛の海外販路拡大というのは、私の就任以来、取り組んできたものであり、アメリカやカナダ、北米のみならず、アジア、あるいは、そのほかの国においても努力をしてまいりました。

 担当者も試行錯誤しながら、市場に直接アプローチしたり、あるいは、仲介の卸業者との連携を深めたりという試行錯誤をする中で、近年、非常に常陸牛の取り扱いが増えているということは非常に喜ばしいことだと思いますし、今後、常陸牛のブランド力の向上と合わせて、飼育農家のさらなる生産性向上に官民挙げて取り組んでいきたいなというふうに思っています。

 アメリカを中心に非常に伸びているということも、これまたトランプ関税を乗り越えての話でございますので、非常に茨城県においては喜ばしい状況なのかなというふうに思いますし、今後、常陸牛のみならず、様々なものについて海外の市場を取りに行くということはしっかりと努力を積み重ねたいというふうに思います。

NHK:ありがとうございます。

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 大の里関への県民栄誉賞授与について

NHK:ありがとうございます。

 もう一つ、大の里、昨日、県民栄誉賞の受賞が発表されました。

 改めて、知事、この県民栄誉賞の受賞の評価と、今後の大の里への期待などありましたら、教えていただけますでしょうか。

知事:実は、二所ノ関親方も、現役の稀勢の里として、横綱になられたときに、県民栄誉賞を、私ではないのですが、お贈りしていますが、本当に大の里の活躍は、我が県民の皆様にとっても大変誇らしい、また、驚異的な御活躍だったというふうに思いますので、県民栄誉賞にふさわしい今回の受賞ではないかなというふうに思っています。

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 韓国での知事トップセールスの実施について

茨城:茨城新聞です。よろしくお願いします。

 来週になると思うのですけれども、知事は韓国のソウルと清州にトップセールスに行かれると発表されていますけれども、具体的にどういった売り込みを図っていくのか、狙いも含めて教えてください。

知事:これ、実は、狙いが2つございます。

 仁川便の就航に合わせて、エアロKの仁川便に乗って仁川空港からソウルに向かうということで、一つは、仁川便の路線のプロモーション、それは、韓国に対しても、あるいは、茨城県をはじめ日本のお客様に対してもプロモーションを兼ねて、今回、韓国を訪問するということでございます。

 もう一つは、仁川便、清州便併せて、韓国の方々に、ゴルフに加えて、もっと様々なアクティビティを茨城県内で楽しんでいただくためのプロモーション、これも併せて行っていきたいなというふうに思っていまして、ソウル及び清州の両市でそういうプロモーション活動を行っていければというふうに思っています。

茨城:具体的に、様々なアクティビティといいますと、ゴルフ以外だとどういったものを想定していますか。

知事:ゴルフ以外だと、それは、いわゆる花絶景を見ていただくような観光であるとか、食であるとか、そういう様々なゴルフ以外の茨城県の魅力を是非韓国の皆様に知っていただいて、今、ゴルファーの方々の集客というのはかなり進んできていると思うので、より層の厚い集客を是非目指して、それによってエアロKの集客にもプラスになって、しっかりと搭乗率も確保できるような、そういう状況をしっかりと持続できるように、我々としても努力していこうというふうに思います。

茨城:ありがとうございます。

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 水戸ホーリーホックの躍進について

茨城:もう1点、お伺いします。

 早ければですが、日曜日にも、J2水戸が、条件次第だと思うのですけれども、優勝、もしくはJ1昇格が早ければ決まると思います。

 知事として期待されることですとか、仮に、J1昇格となれば、どういった効果が見込めるかなどについてお伺いしたいのですけれども。お願いします。

知事:去年の今頃は全く想像もしなかったホーリーホックの大活躍で、もしかしたら、J1、J2それぞれダブル優勝なんじゃないかという期待を個人的には抱いているのですけれども、ホーリーホックがJ2での長年の苦労を乗り越えて優勝し、J1昇格を決めるというのは、ファンだけではなく、県民全体にとっても大変喜ばしいことなんじゃないかなというふうに思いますし、そうなっていただけるよう、是非、選手をはじめ、関係者の皆様には頑張ってほしいなというふうに思います。

 あと何でしたか。

茨城:仮定の話になっちゃうんですけれども、仮にJ1昇格した場合に、どういった効果などが期待できますか。

知事:J1チームが2つもある県というのはなかなか私の記憶ではないのですけれども、ほかにあるのですかね。

他の記者:静岡。(※事務局補足:2025年シーズンに、複数チームがJ1リーグに所属している都道府県は、東京都、神奈川県、大阪府です。)

知事:静岡があるんですね。じゃあ、静岡と並んで茨城県もJ1、2チームということになれば、非常に茨城県の中でのサッカーファンの熱が盛り上がるでしょうし、あるいは、フットボールを起点とした様々なイベントなり、活動なりというのにも弾みがつくんじゃないかなというふうに思いますので、是非そうなっていただきたいなというふうに思っています。

茨城:ありがとうございます。

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 県内で確認されたサツマイモ基腐病について

日経:日経です。

 昨日、サツマイモの基腐病が見つかってしまいまして、夜のうちに、もう1件、隣のほ場も出て、ちょうど収穫のシーズンで、ちょっとショッキングな話だったのですが、改めて、恐らく防疫体制等を指示されていると思うのですが、取組についてお考えを。

知事:基腐病が発見されたということを産地の危機としっかり捉えて、ちょっと過剰と思われるくらいに徹底した対策を取るように指示しております。

 最初に発見したところと2番目に発見されたところを含めて、周囲500メートル範囲内の土地、それはかんしょ畑であろうがなかろうが、徹底的に消毒するようにというふうに指示をしておりまして、そんなに必要ないのだという職員の声もあったのですが、それを押し切って、もう120%、基腐病が広がらないような対策を取るということを目指して、今、動いております。

時事(幹事社):ほかありますか。

 ありがとうございました。

知事:よろしいですか。

 よろしくお願いします。

 ありがとうございます。

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総務部知事公室報道・広聴課報道

〒310-8555 茨城県水戸市笠原町978番6

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