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更新日:2025年7月11日
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茨城県は、黒潮と親潮が交わる好漁場に恵まれ、海面漁獲量は全国第3位を誇ります。
イワシ、サバ、ヒラメなど多種多様な魚が水揚げされる中、今回は特に注目いただきたい、これからの時期に旬を迎える水産物に焦点を当て、その魅力をご紹介します。
主な漁獲地域:県内全域 |
イセエビは、黒潮が流れる太平洋側で広く水揚げされますが、茨城県産のイセエビは、他県産よりサイズが大きいという特⾧があります。
目を奪わるほどの迫力があり、ゴツゴツした赤茶色の甲殻や鋭いヒゲ、太い脚から力強さを感じられます。
2023年の漁獲量は、10年前の約10倍、年間73トンとなっています。
イセエビの水揚げが急増している茨城県は、県産イセエビを『常陸乃国いせ海老』と名付けブランド化し、消費拡大に力を入れています。
【基準】
スタンダード基準は「600グラム以上の活魚か冷凍」、プレミアム基準は「1キロ以上の活魚」で、いずれも”触角・眼が揃い見栄えがするもの“という独自に定めたブランド基準をクリアしたものだけが「常陸乃国いせ海老」と認められ、出荷されます。
刺し網漁法とは?…帯状の網を、魚などの遊泳経路を遮断するように海中に設置し、網に絡ませて獲る漁法
開催期間:2025年7月5日(土曜日)~9月30日(火曜日)
“常陸乃国いせ海老”の魅力をより多くの方に届けるため、茨城・東京・栃木・埼玉等の約40店舗でコラボフェアを開催します。
期間中は、各店のシェフが趣向を凝らし、常陸乃国いせ海老を使った特別メニューを提供。
和・洋・中、多彩なジャンルで、海のごちそうを味わえます!
【HP】http://www.ieg.jf-net.ne.jp/jizakana/brand/iseebi/fair/(外部サイトへリンク)
お問合せ:茨城県農林水産部漁政課企画調整グループ 電話番号:029-301-4070 |
天心丸漁業 渡邉 寛さん(52)
Q.今年の漁獲量は?
A.1月から6月まで水温が低かったため、漁獲量は少なめでしたが、最近の気温上昇でこれから増えそうです。
例年より少し遅れて8月頃に盛漁期を迎える見込みです。
Q.イセエビ漁は何年目ですか?イセエビ漁を始めたきっかけは?
A.2年目です。これまでウニ漁をメインに潜っていましたが、ウニの生産量が減っていることもあり、違うことにも挑戦しようと考えました。
Q.大変なことはありますか?
A.イセエビがいる場所を見つけるのが大変です。
Q.おすすめの食べ方は?
A.イセエビは蒸すのが一番おいしく食べられます。マヨネーズをつけて食べるのがおすすめです!
主な漁獲地域:県内全域 |
親潮と黒潮が交わり、魚の餌となるプランクトンが多く発生する茨城沖は、シラスの好漁場であり、漁獲量と加工品生産量はどちらも全国有数です。
シラスは茨城県内のほとんどの漁協で水揚げされていますが、漁師と水産加工業者によって厳選された最高鮮度のシラスを原料とした『常陸乃国しらす』は、誕生以降、都内百貨店でのフェアなどを通じて、高い評価を得ています。
茨城県で水揚げされるシラスは、伝統的な「一艘曳き(いっそうびき)」漁法で、短時間の網入れで生きたままに漁獲されることから、鮮度の良さが特長です。
鮮度にこだわったシラス製品を提供するため、『常陸乃国しらす』には、鮮度を示すひとつの基準として「し」字率(※)が95%以上となるよう厳格な基準を設けています。
シラス製品の評価基準の一つである「きれいな曲線を描く」割合のことで、茨城県水産試験場により、船上から加工までの保冷温度との相関が確認されました。
ブランドシラスにおける科学的根拠に裏付けされた基準は、全国初。
お問合せ:茨城県農林水産部漁政課企画調整グループ |
主な産地:霞ヶ浦流域(桜川市・河内町) |
茨城県にはチョウザメの稚魚を生産する企業があり、県内各地でその稚魚を活用した養殖とキャビアの生産が行われています。
一部の養殖業者は、廃校になった小学校の校舎や、プールの活用にも取り組んでいます。
県では、茨城を国内No.1のキャビア生産地へと発展させるべく、品質の向上に取り組み、茨城県オリジナルブランド『霞ヶ浦キャビア』を完成させました。
『霞ヶ浦キャビア』は、“低塩分”と“キャビア本来の食感”にこだわった、日本一の名にふさわしいおいしさです。
県内や首都圏への販路拡大を図るとともに、チョウザメ養殖の技術開発を進め、キャビアの一大産地化を目指しています。
お問合せ:茨城県農林水産部水産振興課栽培・施設グループ |
主な漁獲地域:大洗町(沿岸) |
茨城県の『イワガキ』は、想像を超える大きさで、大人の手のひらでも収まりきらないほど。
大きな殻の中には、ふっくらとした大きな身がぎっしりと詰まっています。
タウリンが豊富で肝機能強化に効果があり、鉄分やビタミンB1による造血作用、さらに亜鉛も豊富で免疫力アップにも期待できます。
栄養がたっぷり含まれていることから、“海のミルク”とも呼ばれています。
旬は6月~8月で、まさに今が食べごろです!
この大きなイワガキを獲っているのは、なんと男性の「あま」さん。
海の男たちが、6~7mもの深さに素潜りし、一つひとつ丁寧に漁獲しています。
獲れたてのイワガキは、大洗港周辺の市場や飲食店などでお求めいただけます。
お問合せ:大洗町漁業協同組合 |