ブドウの耕種的防除法

褐斑病

べと病

1.冬期間に,落ち葉処理を徹底する。

2.施設,雨よけ栽培する。

さび病

1.中間宿主のアワブキやミヤマハハソを,園周辺から除去する。

2.冬期間に,落ち葉処理を徹底する。

3.施設,雨よけ栽培する。

1.適切な摘粒を行い,果実の裂果を防ぐ。

2.被害果房は早期に除去する。

1.園内の通風を良好にする。

2.被害果や枝梢は,早期に除去する。

白紋羽病

枝膨病

根頭がんしゅ病

つる割病

ウイルスによる病害

（リーフロール病,

えそ果病など）

1.無病苗を植えつける。

2.えそ果病は,媒介虫であるブドウハモグリダニの防除を徹底する。

1.冬季に枝幹の粗皮削りを行う。

2.粗皮間際に生息する成幼虫や卵のうを,除去する。

1.被害枝を切除し,土中に埋めるなど適切に処分する。

2.葉柄や新梢に食入した幼虫は,捕殺する。

1.樹幹の根元周辺を除草し,通風を良好にする。

2.被害新梢は切除して幼虫を捕殺し,被害幹は食入穴に針金を挿入して刺殺する。

1.越冬幼虫の食入している剪定枝は,土中に埋めるなど適切に処分する。

2.粗皮下の越冬幼虫を刃物で削り取り,捕殺する。