ウリ科野菜(カボチャ,キュウリ,スイカ,メロン)の耕種的防除

べと病

1.施設,雨よけ栽培する。

2.ハウス,トンネル栽培では換気をして,通風を良好にする。

3.排水を良好にし,敷わらやマルチで被覆する。

4.低温多湿にならないようにする。

5.肥料切れにしないようにする。

1.施設,雨よけ栽培する。

2.ハウス,トンネル栽培では換気をして,通風を良好にする。

3.排水を良好にし,敷わらやマルチで被覆する。

4.低温多湿にならないようにする。

5.栽培終了後は深耕を行い,菌核を土中深く埋める。

灰色かび病

1.施設,雨よけ栽培する。

2.ハウスでは換気をして,通風を良好にする。

3.排水を良好にし,敷わらやマルチで被覆する。

4.低温多湿にならないようにする。

5.花落ちが悪い場合または被害花や果実は,早期に除去する。

1.施設,雨よけ栽培する。

2.ハウス,トンネル栽培では換気をして,通風を良好にする。

3.排水を良好にし,敷わらやマルチをして,土が跳ね上がらないようにする。

4.窒素過多を防ぎ,適切な肥培管理に努める。

1.施設,雨よけ栽培する。

2.激発圃場ではイネ科,マメ科作物等で,4年程度輪作する。

3.排水を良好にし,敷わらやマルチをし,果実を直接地面に着けない。

4.病床は周囲の土と共に除去する。

1.発病圃場ではイネ科,マメ科作物等で,4年程度輪作する。

2.抵抗性品種（メロン）,抵抗性台木（キュウリ,メロン,スイカ,カボチャ）を利用する。

3.メロンでは厳寒期定植の作型を避ける。

つる枯病

1.施設,雨よけ栽培する。

2.ハウス,トンネル栽培では換気をして,通風を良好にする。

3.低温多湿にならないようにする。

4.排水を良好にし,敷わら,マルチで被覆する。

5.灌水は株元に直接あてない,また株元の乾湿の繰り返しを防ぐ。

6.肥切れしないよう注意し,樹勢の低下を防ぐ。

7.曇雨天日には,ハウス内でもハサミによる管理作業をしない。

1.施設,雨よけ栽培する。

2.ハウス,トンネル栽培では換気をして,通風を良好にする。

3.排水を良好にし,敷わらやマルチで被覆する。

1.抵抗性品種を栽培する。

2.過繁茂を避け,日当たりと通風を良好にする。

褐斑病(キュウリ)

1.施設,雨よけ栽培する。

2.過繁茂を避け,日当たりと通風を良好にする。

3.肥切れしないよう注意し,樹勢の低下を防ぐ。

4.耐病性品種を作付けする。

白斑病

1.雨よけ栽培する。

2.排水を良好にし,敷わら,マルチ栽培をする。

3.過繁茂を避け,日当たりと通風を良好にする。

1.発病圃場ではウリ科以外の作物で,3～4年間輪作する。

1.施設,雨よけ栽培する。

2.ハウス,トンネル栽培では換気をして,通風を良好にする。

3.排水を良好にし,敷わら,マルチ栽培をする。

1.ハウスでは換気をして,通風を良好にする。

2.灌水をひかえ,低温多湿にならないよう注意する。

1.圃場周辺の雑草等は,伝染源となる可能性があるので除草する。

2.前作でCGMMVが発生した圃場は,ウリ科以外の作物で1年以上輪作する。

1.対抗植物を栽培する。

2.被害残根を除去する。

ワタヘリクロノメイガ,ウリギンウワバ,ハスモンヨトウ等のチョウ目害虫

1.被害株に生息している幼虫を,見つけ次第に捕殺する。