平成12年国勢調査「茨城県の人口」第2次基本及び従業地・通学地集計結果報告書
この報告書は,平成12年国勢調査における本県の調査結果のうち,第2次基本集計(労働力状態)及び従業地・通学地集計についてとりまとめたものです。
1.結果の概要
1.1.労働力状態について
労働力人口は初めて減少し,前回と比べて4,638人減少
- 労働力人口は1,570,609人で,平成7年と比べて4,638人減少(-0.29%)しました。
- これを男女別にみると,男子が953,825人で女子は616,784人となり,平成7年と比べて男子は1.93%の減少,女子は2.35%の増加となりました。
1.2.従業上の地位について
雇用者は30年前と比べて2倍以上に増え,家族従業者は約3分の1に減少
- 15歳以上の就業者数は1,504,046人で,平成7年と比べて11,770人減少(-0.8%)しました。
- これを従業上の地位別にみると,雇用者は昭和45年の532,816人から1,202,264人に増加し,家族従業者は307,565人から115,793人に減少しました。
1.3.産業について
サービス業への就業者数は製造業を上回って初めてトップに
- 15歳以上の就業者数を産業3部門別にみると,第1次産業就業者は120,520人(8.01%),第2次産業就業者は504,285人(33.53%),第3次産業就業者は866,352人(57.60%)となっており,第1次産業就業者の減少,第3次産業就業者の増加傾向が続いています。
- 就業者数の推移をみると,運輸・通信業,卸売・小売業,飲食店,サービス業等は着実に上昇を続けており,今回初めてサービス業が製造業を上回り産業別就業者数のトップにたちました。
- 産業3部門別の就業者数の割合が高い市町村は,第1次産業では旭村,北浦町,鉾田町,第2次産業では五霞町,大和村,北茨城市,第3次産業では水戸市,つくば市,土浦市の順になっています。
1.4.昼夜間人口について
昼夜間人口比率の減少傾向に歯止めがかかりました
- 県の総人口2,985,676人から年齢不詳を除いた夜間人口は2,984,554人,昼間人口は2,891,727人となりました。
- 昼夜間人口比率(夜間人口100人に対する昼間人口の割合)は96.9で,昭和35年以降初めて前回より増加しました。
- 昼夜間人口比率を平成7年と比べると県南地域が最も増加率が高く1.1%の増,県西地域,県北地域とも0.2%の増でしたが,県央地域では0.2%の減,鹿行地域は0.7%の減でした。
1.5.通勤・通学人口について
就業者総数1,504,046人のうち,他県に通勤している者は140,577人
- 15歳以上の通勤者は1,235,761人でこのうち自市町村内に通勤している者は622,537人(50.4%),県内他市町村に通勤している者は472,647人(38.2%),他県に通勤している者は140,577人(11.4%)となりました。
- 15歳以上の通学者は185,661人で,このうち自市町村に通学している者は84,965人(45.8%),県内他市町村に通学している者は71,567人(38.5%),他県に通学している者は29,129人(15.7%)となっています。
- 15歳以上の就業者数の従業地別割合は,自宅から自市町村へ通勤している就業者の割合が最も高いのは日立市で75.1%,逆に最も低いのは利根町の14.9%,県内他市町村へ通勤している就業者の割合が最も高いのは十王町の68.5%,最も低いのは五霞町の6.6%,他県へ通勤している就業者の割合が最も高いのは利根町の48.0%,最も低いのは常陸太田市の0.2%となっています。
- 本報告書の「概要」は,PDFファイルで提供しております。
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2.統計表
- 本報告書の「統計表」は,エクセルファイルで提供しております。
2.1.第2次基本集計結果
労働力状態
産業
高齢単身世帯
高齢夫婦世帯
外国人
2.2.従業地・通学地集計結果
昼間人口
流出・流入人口
従業地・通学地による人口
産業
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