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ページ番号:13239
更新日:2015年4月1日
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9月15日の敬老の日にちなんで,9月15日現在の本県の高齢者の数を推計しました。なお,65歳以上のいわゆる老年人口を「高齢者」としています。
茨城県常住人口調査の結果を基に,平成20年9月15日現在の高齢者の数を推計すると634,445人となり,県総人口に占める割合は21.4%になります。この数値は人口,割合ともに過去最高です。
これを前年同時期の推計値と比べてみると,高齢者の人口は19,113人増加し,県の総人口に占める割合も0.7ポイント上昇しました。
男女別では,男性が278,934人,女性が355,511人で,女性が男性を76,577人上回っています。
表1 茨城県の高齢者人口(推計値・平成20年9月15日)
総人口 | 高齢者の人口 (65歳以上) |
総人口に占める 高齢者の割合 |
前年同期の 推計値 |
|
---|---|---|---|---|
男女計 |
2,968,213人 |
634,445人 |
21.4% |
20.7% |
男 |
1,476,301人 |
278,934人 |
18.9% |
18.2% |
女 |
1,491,912人 |
355,511人 |
23.8% |
23.2% |
なお,国勢調査の結果から本県の年齢3区分別人口割合の推移を見てみると,平成7年の調査までは高齢者(65歳以上)の割合はこども(0~14歳)の割合を下回っていましたが,平成12年以降はこれが逆転し,現在では高齢者がこどもの割合を上回っています。
図1 茨城県の年齢3区分別人口の割合の推移
茨城県常住人口調査の結果から,平成20年7月1日現在の地域別の高齢者の割合を見てみると,県南地域(19.4%)を除くいずれの地域でも20%を超えており,5人に1人以上が高齢者という状況になっています。
また,市町村別で見ると,大子町,常陸太田市,常陸大宮市,河内町,行方市,城里町,鉾田市,大洗町,稲敷市,茨城町の10市町で高齢者の割合が25%以上となっており,これらの市町をはじめ県内全ての市町村で前年同期より高齢者の割合が増加しています。
図2 高齢者人口割合が高い(低い)市町村(平成20年7月1日現在)
表2 市町村別高齢者の人口及び割合(平成20年7月1日現在)
総務省統計局が推計した平成19年10月1日現在の都道府県別推計人口によると,総人口に占める高齢者の割合は,茨城県では20.7%です。これは全国平均の21.5%を0.8ポイント下回っており,全国順位では低いほうから10番目です。
高齢者の割合が最も高いのは島根県で,秋田県,高知県がこれに続いています。
また前年同期の推計値と比べると,全ての都道府県で高齢者の割合が増加しています。
図3 高齢者人口割合が高い(低い)都道府県(平成19年10月1日現在)
表3 都道府県別高齢者の人口及び割合(平成19年10月1日現在)
5年ごとに行われる国勢調査結果で本県の総人口に占める高齢者人口割合の推移を見てみると,大正9年の調査開始以降,昭和35年頃までは6%程度で推移していましたが,その後は年々上昇し,昭和60年には10.2%と10%を超え,平成17年には19.4%まで上昇しました。
さらに,国立社会保障・人口問題研究所の将来推計人口によると,高齢者人口の割合は全ての都道府県で今後一貫して増加すると見られており,本県でも平成42年には33.4%まで増加して,県民のおよそ3人に1人が高齢者になると推計されています。
なお,本県の高齢者の数は,平成13年4月に505,419人と50万人を超え,平成19年1月には600,424人に達し60万人を超えました(茨城県常住人口調査結果)。国立社会保障・人口問題研究所の推計では今後も増加傾向が続くと見られていますが,本県では平成32年頃から高齢者の数は横ばいになるものと推計されています。
図4 茨城県の高齢者人口の推移(各年10月1日現在)
-茨城県常住人口調査について-
茨城県常住人口調査は,国勢調査の間における県内各市町村ごとの人口及び世帯の移動状況を明らかにするために,県統計課が実施しているものです。
ある年齢に達した人が,その後生存できると期待される年数を,その年齢の「平均余命」といいます。厚生労働省が作成した「平成17年都道府県別生命表」から,65歳の人の平均余命を見てみると,茨城県は男性が17.99年で全国39位,女性が23.00年で全国42位となっています。65歳の人の平均余命が最も長いのは男女とも沖縄県で,以下,男性では長野県,熊本県が,女性では島根県,熊本県が続いています。
表4 都道府県別65歳の人の平均余命
-生命表について-
生命表とは,各年齢の者が死亡する確率や平均してあと何年生きられるかという期待値などを表したものであり,都道府県別生命表は,人口動態調査及び国勢調査のデータを用いて厚生労働省が5年ごとに作成しています。
X歳に達した者がその後生存できると期待される年数を,X歳の平均余命といいます。平均寿命とは,0歳の平均余命のことです。