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ページ番号:13246
更新日:2015年4月1日
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9月20日の敬老の日にちなんで,本県の高齢者の人口に関する統計を集めてみました。
なお,本稿では65歳以上のいわゆる老年人口を「高齢者」としています。
茨城県常住人口調査の結果を基に,平成22年9月20日現在の高齢者の数を推計すると667,481人となり,県総人口に占める割合は22.5%になります。この数値は人口,割合ともに過去最高です。(表1)
これを前年同時期の推計値と比べてみると,高齢者の人口は12,148人増加し,県の総人口に占める割合も0.4ポイント上昇しました。
男女別では,男性が294,759人,女性が372,722人で,女性が男性を77,963人上回っています。
表1 茨城県の高齢者人口(推計値・平成22年9月20日現在)
高齢者の人口 (65歳以上) |
総人口に占める 高齢者の割合 |
前年同期の 推計値 |
|
---|---|---|---|
男女計 |
667,481人 |
22.5% |
22.1% |
男 |
294,759人 |
20.0% |
19.6% |
女 |
372,722人 |
25.0% |
24.6% |
なお,国勢調査の結果から,本県の高齢者の人口及び割合の推移を見てみると,高齢者人口は,大正9年の調査開始以来,一貫して増加しています。また,高齢者の割合は,昭和35年頃までは6%程度で推移していましたが,その後は年々上昇しています。(図1)
図1 茨城県の高齢者の人口及び割合の推移
茨城県常住人口調査の結果から,平成22年7月1日現在の高齢者の割合を地域別に見てみると,県北,県央,鹿行,県南,県西のいずれの地域でも20%を超えており,5人に1人以上が高齢者という状況になっています。(図2)
また,市町村別で見ると,大子町など16市町で高齢者の割合が25%以上となっており,これらの市町をはじめ,県内全ての市町村で前年同期より高齢者の割合が増加しています。
図2 地域・市町村別高齢者の人口割合(平成22年7月1日現在)
表2 市町村別高齢者の人口及び割合(平成22年7月1日現在)
総務省統計局が推計した平成21年10月1日現在の都道府県別推計人口によると,総人口に占める高齢者の割合は,茨城県では22.0%です。これは全国平均の22.7%を0.7ポイント下回っており,全国順位では低いほうから9番目です。
高齢者の割合が最も高いのは島根県で,秋田県,高知県がこれに続いています。また前年同期の推計値と比べると,全ての都道府県で高齢者の割合が増加しています。
図3 都道府県別高齢者の人口割合(平成21年10月1日現在)
表3 都道府県別高齢者の人口及び割合(平成21年10月1日現在)
国立社会保障・人口問題研究所の「都道府県別将来推計人口(平成19年5月推計)」によると,高齢者人口の割合は,全ての都道府県で今後一貫して増加すると見られており,本県でも平成47年(2035年)には35.2%まで増加して,県民のおよそ3人に1人が高齢者になると推計されています。(図4)
図4 茨城県の高齢者の人口及び割合(将来推計)
また,同研究所の「市区町村別将来推計人口(平成20年12月推計)」で本県各市町村の高齢者人口割合を見てみると,平成17年の時点で高齢者人口割合が30%を超えていた市町村は1町のみでしたが,平成47年になると,41市町村で30%以上(うち12市町は40%以上)になると推計されています。(図5)
図5 高齢者人口割合から見た茨城県の市町村数(将来推計)
-茨城県常住人口調査について-
茨城県常住人口調査は,国勢調査の間における県内各市町村ごとの人口及び世帯の移動状況を明らかにするために,県統計課が実施しているものです。