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更新日:2020年5月22日

新型コロナウイルス感染症に係る知事記者会見(2020/5/22)の発表内容

知事からの発表内容

社会経済活動再開に向けた対策の段階的緩和について

 以前からお伝えしていましたとおり,今日25日以降のコロナ対策の変更についてお知らせをいたします。こちらにも出ていますように,25日以降,Stage2に,外出自粛及び休業要請について緩和をしていきたいと考えております。

 Stage3からStage2で,この1週間で緩和をすることについては,前回もご説明したとおり,感染状況が非常に収まってきていると。この1週間は,ほぼ全ての指標,都内の状況も含めてStage1の状況になっていることなども含めて判断をした結果でございます。

 さらに,第3弾については,対策のStage2からStage1に移るかどうかということでございますが,これについては,2週間しっかりと様子を見させていただいて,早ければ6月8日にStage1に移るということを考えていきたいと考えております。

 ご覧のとおり,感染者の方,現在療養中の方も大分減ってきております。退院の方が大変増えておりまして,現在では,陽性者総数の12%,20名の方が療養をしておりますが,陰性になって退院されている方が大幅に増えてきているという状況です。

 それから,緊急事態措置の強化・緩和に関する判断指標です。前回お知らせした5月14日から比べて,5月21日現在では,最後の指標では,唯一Stage2の指標でありました都内の感染経路不明者の数もStage1のレベルにまで落ち着いておりまして,感染状況の判断材料,6つの指標全てがStage1になっております。

 それから,県内の医療体制,引き続き改善しておりまして,現状,病床の稼働率全体で12.5%,重症病床においては3.3%という状況でございます。

 それから,陽性者の数も,引き続き,今日で16日連続ゼロということで,感染者及び濃厚接触者以外の新規感染者,それから,陽性率全てゼロということが続いております。

 都内の感染者も,先ほどご説明したとおり,Stage1までレベルが落ち着いております。5月15日から5月21日の平均値で経路不明の方の数は3.7人というところまで収まってきているという状況です。

 PCR検査も引き続き行っております。前回6,000人という数字をお示ししましたが,現在では7,200人まで検査総数が増えてきております。検査をしっかりと行いながら,感染状況を確認しているということも言えるかと思います。

 ということで,先日,Stage3に移させていただいた感染対策を今回Stage2に,感染状況はStage1に改善してきているというところでございます。

 Stage2の対策についての詳細ですが,まずその前に,改めて,さまざまな外出自粛,あるいは休業要請の緩和を進める上でも大事なことは,皆さんそれぞれが新たな生活様式ということをしっかりと守っていただくということだと思います。今までのコロナ感染症が発生する以前の生活と今の生活では,外出自粛が無くなっても,あるいは休業要請が無くなっても,全く同じということは有り得ません。全て新たな生活様式,ソーシャルディスタンスという社会的距離を保つであるとか,手洗いをするとか,マスクをかけるとか,様々な配慮を我々全員がしていく必要があるもので,改めて申し上げたいと思います。また,緊急事態宣言の対象地域に対しての移動の自粛,それから,そこからの観光客などの誘客というのは引き続き自粛していただければと考えております。

 新しい生活様式の中身については,もう繰り返すまでもございませんので,このスライドを割愛させていただきますが,外出自粛,Stage2になりますと,平日昼間及び週末の昼間に加えまして,夜間についても自粛を解除させていただきます。したがいまして,時間帯による外出自粛は一切無くなるということになります。

 例外は,高齢の方,それから,基礎疾患をお持ちの方など,感染によって重症化リスクの高い方々の外出自粛については継続。それから,緊急事態宣言の対象地域,現在では,東京,神奈川,埼玉,千葉及び北海道ということになりますが,そちらへの移動の自粛も引き続き継続ということになります。これらが6月8日,順調にいってStage1になりますと,一切の外出自粛は行わないということになります。

 それから,休業要請です。Stage3からStage2に移りまして,新たに,スポーツクラブ,ホットヨガ,ヨガスタジオ,パチンコ,麻雀店,ゲームセンター,ダーツバー等々の施設についての休業要請を解除いたします。本当に感染リスクの高いところ以外は基本的には休業要請を解除するということでございます。

 ただ,例えば,スポーツクラブなどでもクラスターが発生したこともございました。例えば,スポーツクラブなどでは,我々の方でもガイドラインを示させていただいております。使用できるロッカーを制限するであるとか,あるいは,スタジオプログラムの実施をする場合には,人数などに配慮して,社会的距離が維持できるような形で行うとか,あるいは,ロビー等での食事の制限とか,様々なガイドラインを示させていただいております。スポーツクラブにおいても,こういうガイドラインなどを含めて,業界独自でさらにつけ加えていただいたり,変更をしていただいても結構だと思うのですが,新しい生活様式をうまく取り入れた形での営業を行うことによって,感染リスクを防ぎながら,事業を継続いただけると考えております。

 こちらはイベントでございますが,国からも示されておりますが,屋内は100人以下,屋外は200人以下のイベントについて,収容人数等々の制限を設けながら,様々な感染回避努力をしていただくという前提で事業を行っていただきたいと考えております。

学校再開に向けたスケジュール等について

 それから,学校でございます。学校は,来週からStage2に移りますと,週3日から5日の分散登校です。今まで1日から2日ということになっていましたが,分散登校の日数が増えます。特別支援学校も週1日程度の分散登校ということでございます。もし順調に6月8日にStage1に緩和することになれば,一切の制限無く,通常登校に戻したいということでございます。

 したがいまして,5月31日までとさせていただきました休業要請でございますが,これにより,自動的に6月7日まで一応休業要請を継続すると。ただ,分散登校の頻度を増やしていただくことをお願いするということでございます。学校再開のガイドラインも用意しておりまして,次にご説明する部活動等のガイドラインをご用意させていただいています。

 授業数の確保ということが,今後,問題になってくるわけでございますが,県立高校では,夏期休業の期間を3週間程度使わせていただいて,学校の裁量で,また,様々,フレキシブルな対応はしていただきたいと思いますが,夏休みを3週間程度,授業に使わせていただくということを考えております。これについては,県立特別支援学校とか市町村立学校についても準じた対応をお願いする予定でございます。

 学校再開のガイドラインでございますが,感染症対策として,こまめな手洗いとか毎朝の検温などを実施する予定です。マスクの着用,それから,窓の常時開放などを含んでおります。登下校も,マスクを着用するとか,1メートル以上空け,会話を控えるとか,授業面でも,対面での机の配置をしないなどが記されております。学校給食も,並ぶときは1メートルの間隔,会話を控えて,対面を避けた食事をしていただくということですが,部活動なども接触を避けるなどの練習内容の工夫をしていただくということでございます。

就職・生活・労働の総合支援体制の整備について

 感染症対策Stage2に移るということについては,以上で内容は全てでございますが,現在,新型コロナウイルス感染症の様々な対策の中で,経済的な影響が非常に深刻になってきております労働者の方々や学生の方々などが,解雇されたり,雇い止め,あるいは内定を取り消されるなど,茨城県でもそういった報告が上がってきております。そこで,再就職でありますとか生活相談,労働相談,様々なお悩みをワンストップで受けていただけるような体制を整備したいと思い,この発表をさせていただきます。

 いばらき就職支援センターか外国人材支援センターのどちらかで,外国人の方は外国人材センター,そうでない方はいばらき就職支援センターで,3種類の就職・生活・労働,それぞれの支援の相談についてワンストップで対応できるように体制を整えております。いばらき就職支援センターの場所と連絡先,それから,外国人材支援センターの場所と連絡先もこちらの方でご紹介をさせていただいております。

専門家派遣体制の強化による中小企業支援について

 また,コロナウイルス感染拡大で雇用維持などの経営課題に直面する中小企業の方々,その様々なよろず相談をしていただけるような窓口も,水戸商工会議所のよろず支援拠点というところに集約して設けます。さらに,最大4回まで,社会保険労務士などの方々の専門家を無料で派遣するという事業を開始いたします。4回以上は有料でございますが,最大13回まで利用できて,様々な経営上の悩み,ご相談をしていただけるような体制を整えておりますので,こちらもご紹介をさせていただきたいと思います。

茨城を元気にしよう!#ワンチーム茨城について

 最後に,もう既に始めているのですが,SNS上などで「茨城を元気にしよう♯ワンチーム茨城」というキャンペーンをさせていただいております。もう18日から始めさせていただいているのですが,様々な応援キャンペーンの中で,本日から特に今回の外出自粛,休業要請等で大きな打撃を受けて,中小零細の方々もかなり多くいらっしゃる飲食店の方々を応援するためのキャンペーンを追加で始めたいと思います。週に一度は地元の飲食店で外食しようというキャンペーンで,これまでデリバリーやテイクアウトということでも,皆様,助け合っていただいたと思いますが,外出自粛の緩和とあわせて,実際,お店に行ってください,行ってみましょうと,みんなで助け合いましょうというキャンペーンでございます。

 既に一部の市町村の商工団体や市町村が,例えば食事券をクラウドファンディングでつくったりとか,様々な取り組みをされているなどという紹介もいただいておりますので,そういうところと連携をしながら,そういう動きを是非キャンペーンの中でもご紹介しながら,県内で皆さんでの助け合いということを呼びかけていきたいと思います。

 もう一つが県産品です。県産品を買っていばらきを元気にしようということでございます。いばらき県産品お取り寄せサイトですが,本日から大幅に拡充されておりまして,今,商品をお買い求めいただきますと,約2割引でお買い求めいただける。是非この機会にいばらき県産品をお買い求めいただき,贈答用でも様々ご活用いただきながら,かつ,それで茨城県を元気にするためのご協力を皆様にお願いできればと思います。♯ワンチーム茨城をつけたSNSでの投稿も徐々に増えてきていると伺っておりますので,是非一緒になって茨城の消費を盛り上げていければと思います。私からの発表は,以上です。

お問い合わせ先

○茨城版コロナNextについて

 政策企画部政策調整課:029-301-2025

○教育委員会の対応状況(新型コロナウイルス感染症)

 https://www.edu.pref.ibaraki.jp/board/topics/news/kinkyu/corona/index.html

○茨城を元気にしよう!#ワンチーム茨城について

 営業戦略部プロモーションチーム:029-301-2123

このページに関するお問い合わせ

総務部知事公室報道・広聴課報道

〒310-8555 茨城県水戸市笠原町978番6

電話番号:029-301-2118

FAX番号:029-301-6330

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