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更新日:2020年7月3日

新型コロナウイルス感染症等に係る知事記者会見(2020/7/3)の発表内容

知事からの発表内容

 私の方からは,コロナ感染症についてのご報告をさせていただきたいと思います。4つのステージに分けた判断基準と対策の組み合わせである茨城版コロナNextでございますが,その改定をしたいと考えております。

 まず,背景でございますが,感染症対策と社会活動の維持の両立が非常に重要だということを踏まえて,第1波での様々な課題等を検証しながら,第2波に向けて,検査体制の拡充など,その両立に向けた対応策を変えていくということが1つ目でございます。

 2つ目が,ピンポイントで効果的な対策を実施するということで,無差別に網を被せるということではなく,ピンポイントで効果的に対応していくということで,コロナNextの対策を改定するということでございます。

 第1波においては,県民の不安感が増大し,クラスター発生による医療の負担大,それから,外出自粛や休業要請の副作用が大きかった。収束後も必要以上に萎縮してしまった。様々な課題や反省点がございました。

 県民の不安感の増大という意味では,まず,検査の体制を一層拡充し,検査の対象者も,濃厚接触者という言葉に縛られずに,必要であればどんどん増やしていくということが必要になる。それから,医療提供体制も,医療崩壊ということを絶対に起こさないためにしっかりと提供体制を拡充していく。この2つが重要なのかなと思います。

 それから,クラスターの発生ということでございます。これは,医療施設,さらには高齢者施設,障害者施設,ここのクラスターの発生が医療機関に対する負担を大幅に広げるということで,そこへの最大限の対策を引き続き行う。

 それから,その最大限の対策に伴う検査体制の拡充も行うということで,クラスターの発生を徹底的に防いでいくことが必要になります。

 それから,外出自粛や休業要請ということで,コロナウイルスの第1波には対応してきたわけでございますが,この一律の行動制限ということが経済を非常に激しく痛めてしまったということでございます。新しい生活様式を浸透させ,業種別のガイドラインを活用するなど,さらには,いばらきアマビエちゃんという形で,業種別のガイドラインをどのように取り入れていくかという,お店あるいは施設ごとの対策をしっかりと個別の努力を活用しながら必要な対策をとっているところに対しては,それなりに人も安心して行けるという形で,一律に自粛や休業要請ということを行わずに対策することが重要なのではないかということでございます。

ということで,こういう基本的な考え方に基づいて,茨城版コロナNextの改定を行いたいということでございます。まず,1つ目,検査体制の拡充です。第2波に向けて,これまで1日300件の検査体制を,7月末までに500件,8月末までに700件,9月末までに1,100件と,1日当たりの検査体制を拡充していきます。この中には,PCR検査だけではなく,抗原検査も含めますし,PCR検査については,鼻などからの検査だけではなくて,唾液を使った検査を含みます。

 検査の可能な機関も,検査協力医療機関を87機関に拡充し,地域外来・検査センター,これはインフルエンザなど別の流行の発熱との兼ね合いもあって非常に重要になるわけでございますが,これを,今現在4カ所,既に県の医師会のご協力もいただきながら開設しておりますが,7月までに6カ所,8月末までに10カ所,9月末までに15カ所を開設するという目標で,速やかに進めていきたいと思っていますし,できるだけ前倒しをお願いしようということで,医師会にもご協力を要請したいと思っております。

 それから,検査対象,これは非常に重要でございます。これまで,当初,東京を中心に市中感染が広がった理由の一つが,検査対象を過度に制限し過ぎて,37.5度の発熱が4日以上続いた人だけを検査する,あるいは,検査を開始する時間まで結構時間がかかってしまったり,そういうことがあったわけでございますが,それは徐々に改善はしてきているのですが,今後は,県内においては,クラスターの発生や拡大を防止するために,濃厚接触者であるかどうかにかかわらず,あるいは,有症か無症かであるにかかわらず,必要と認められる範囲については柔軟かつ迅速に検査を行っていきたいと思っています。

 例えば,ある学校で感染者が発見されたといった時には,これまではその方との濃厚接触者を保健所が疫学調査をしていって,1メートル・15分という濃厚接触を認められた人に検査を行ってきたわけでございますが,必要に応じて,例えば,学年全体を,濃厚接触したかどうかの有無にかかわらず,全員検査していただくというような形で,クラスターの発生を未然に徹底的に防ぐ。あるいは,クラスターが発生したとしても,その拡大を徹底的に防ぐということを実施したいと思います。

 これにより,それまでは検査の対象を探している間に時間が経過していって感染が広がってきた,クラスターが拡大してきた,あるいは,家族を含めて感染が広がっていく,時間を置いて次々に感染者が発生するということを一気につぶしていくということができるのではないかと考えております。

 2つ目が,休業要請や外出自粛にかわる対策です。基本的に,第1波で経験したような外出自粛や休業要請といった一律の行動制限は回避したいと考えております。個別の施設,店舗などの感染防止対策をいかに促進するか。休業要請を実施せずに,個々のそれぞれの店舗や施設がいかに努力するか,それを是非,後押ししたいと思っています。

 その時に使うのが業種別の感染防止ガイドライン,それと,いばらきアマビエちゃんという二次元コードを使って申し込みをして,ガイドラインのどれを実施するかということを宣誓していただくような証明書,これの組み合わせで対策を強化できるものと考えております。

 店舗や施設を利用した方は,その宣誓書に記載してある二次元コードを読み取って,自分のメールを登録すれば,同じ日に同じ施設を使った方から感染者が発生した場合,連絡が行くということになりますので,利用する方々も安心できる。かつ,施設の側も,ガイドラインをさらに徹底していくというインセンティブにもなるかと思っています。

 そのガイドラインに基づく各事業者による感染対策の実施と,県民が,アマビエちゃんという証明書があるかどうかで,それぞれの施設やお店の感染対策を知ることができるというこの2つで,県民が自ら判断して,自ら自分を守るということを促進したいと思っています。

 それから,一律の外出自粛も行いません。高齢者や基礎疾患がある方など,重症化リスクの高い方や妊婦の方々は,Stage2になった場合には,外出を要注意していただくということでございます。Stage3では,外出自粛を実際に要請したいと思っていますが,それ以外の一方的な休業要請や外出自粛は行わないことにしたいと思っています。一方,東京都など県外をまたぐ移動については注意を喚起していきたい。あるいは,必要によっては,不要不急の移動の自粛を要請したいと考えています。

 今日も都内では124人の感染者が新規に確認されたという報道が出ていますが,そういう状況も踏まえながら,東京都への不要不急の移動については,是非,注意喚起ということでお願いしたいと思っています。

 是非,県民の皆様にも理解していただきたいのは,東京都への不要不急の移動を慎重に考えていただきたい,注意していただきたいという理由には,これまでの報道で,夜の街のみが非常にクローズアップされていましたが,現在では,いわゆる夜の街ではない,一般的な会食でありますとか,イベントへの参加などで実際に感染者として茨城県在住の方が確認されているという事例が出てきております。20代を中心に,現在,県内の感染者の中の6割以上が都内での感染が疑われて,それで実際に行動調査をすると,通常の会食や通常のイベントへの参加,そういうものが疑われている感染源,感染場所,感染の機会ということでございますので,東京に移動される場合には,そういうところでも感染し得るのだと。例えば,新宿や池袋の夜の街に行かなくても十分感染し得るような状況になってしまっているのだということを是非認識していただければと思っています。

 それから,アマビエちゃんですね。県で18業種やイベントのガイドラインを作成して,そのガイドラインに基づく対策をどういう風に実施しているかということを証明していただくということで,6月24日に発表させていただきました。これを実際にしっかりと活用していきたいと思います。

 近日中に,スペシャル版ということで,さらに強化した証明書を出そうと思っています。というのは,アマビエちゃんの場合は,県の定めたガイドラインのうちどれをやるかはそれぞれのお店や施設の事業者の方々の自由な選択によるわけでございます。どれをやっているかということは,その施設の利用者にとっては明らかになるわけですけれども,逆に,ある程度感染のステージが上がってきた場合には,いばらきアマビエちゃんのスペシャルバージョンで,最低これ以上やってほしいという最低ラインを決めて,必須項目を決めて,複数設定して,それを守っている方にのみ証明書を発行するということになります。場合によっては,Stage3,Stage4などの感染拡大がさらに進んできた場合は,県の方からは,県民の皆様に対して,施設を利用する場合には,アマビエちゃんスペシャルが有るか無いかによってその利用の有無をしっかりと判断してほしい。いわゆるアマビエちゃんスペシャルをきちんと取得していないお店や施設に対しては利用を控えるように要請するということも考えておりますので,今後,しっかりとアマビエちゃんによる感染防止のガイドラインを徹底していただきたいと思っております。

 学校でございます。原則,学校活動は通常どおり行いたいと思います。これはステージがさらに上がっていったとしても,基本,学校は休業しないという方向でいきます。学校の中で一律に休業するのではなく,感染が発生した場合,しっかりと検査を行うことによって拡大を防ぐ,あるいはクラスター化を防ぐということをまず徹底したいと思います。仮に感染が拡大した場合は,校舎等施設の消毒に2日間程度は休業していただく必要がありますが,接触者に対して,幅広い検査を実施して,一気に感染の拡大を抑え込むことによって,休業などは,やるとしても,本当に必要な単位,例えばクラス単位などに限定的に実施する。学校全体の休業をいきなりするということは基本的には行わないというふうに考えています。児童生徒への学習の保障については,感染が確認された方に対しても,オンラインなどの学習,それから分散登校などを組み合わせながら学習機会を確保していきたいと考えております。

 ということで,これが一覧表になりますが,コロナ対策指針であるコロナNextのVer.2ということになります。今申し上げましたように,一律の外出自粛や一律の休業要請は行いませんが,しっかりと県の感染防止ガイドラインを取り入れていただく。それを実際にアマビエちゃんというスキームを使って旗を掲げていただく。利用者の方々は,その証明書に記載されている二次元コードを読んで,自分のメールを登録して,いざという時にきちんと報告が来るようにする。我々としても,そういう方々に対して,必要に応じて,例えば,濃厚接触が確認されない場合でも検査をお願いするということなどをしながら,早め早めに感染者を発見して,隔離していくということをしていきたいと思っています。

 実は,本日,新たに6名の感染を確認しております。この6名の確認の詳細は,後ほど,別途,ご報告したいと思いますが,これにより,コロナNextで指標が6つあったわけですが,東京都の感染状況に加えて,県内の新たな1日当たりの陽性者数の週平均が1.4人になって,陽性率も1.5%ということで,Stage2の状況になりました。したがいまして,総合的に判断して,感染症の状況はStage1からStage2に移ったと我々としては認識しております。それに伴って,対策もしっかりと行っていきたいと思います。全部で6つの指標のうち3つがStage2の状況になったということになります。全体としてもStage2という評価を我々としてはしていきたいと思っています。

 県民の皆様へのお願いということになりますが,まず一つは,非常に感染拡大が著しい東京都への移動・滞在は是非,慎重に判断していただき,気をつけていただきたいと思います。夜の街ということが強調されていた嫌いがあったのですが,今や夜の街以外の通常の会食,通常のイベント,そういうところでも感染の可能性が非常に高いということが県内感染者の行動分析からわかってきております。概ね70代を超える高齢の方,それから,基礎疾患をお持ちの方など,重症リスクが高い方及び妊婦の方については,外出について慎重に対応するなど,注意を行っていただきたいと思います。

 Stage2に移ってまいりましたので,県内でも感染者が増え始めてきています。第1波の経験からすると,東京都の感染者が急激に拡大するに応じて,県内の感染者も同時に増えてくるということが予想されますので,是非注意をしていただきたいと思います。

 基本的なお願いとしては,まず,新しい生活様式をきちんと実施していく。その上で,業種別のガイドラインなどを参考にして,感染防止対策をしっかりと各事業者の皆様にはとっていただきたい。その時はいばらきアマビエちゃんを是非,登録していただきたいと思います。県内にある全ての事業者,全ての施設の方には是非,これを取っていただいて,もうこの証明書がないところは県内の皆さんが利用しないという状況をつくり出すことによって,県内の事業者,あるいは県民の方々全員が感染対策を行うという状況にしていきたいと思っています。

 店舗やイベント訪問時に,いばらきアマビエちゃんの登録がされているところを使う場合には,必ず利用者の方々は二次元コードを読み取って,自分のメールを登録していただきたい。感染が発生した場合に,速やかに我々からもメールによって通知することもできますし,あと,検査をするという時でも,県としても迅速に行動ができるということになります。

 疫学調査や検査へのご協力,これは是非お願いしたいと思います。感染することは誰でもあることです。感染することはしょうがない。ただ,感染したことをもって差別なり風評被害とかというのは決してあってはならない。感染をすることは誰にもあることです。私にだってあることです。これはどんなに気をつけても防ぎようがない場合というのはある。

 ただし,是非これはお願いしたいのは,仮に感染したら,検査の協力,あるいは濃厚接触者に限らず,検査をお願いしたいということでお願いされた場合,是非検査に協力していただきたいと思います。いかに迅速かつ柔軟に幅広い検査をやることによって,感染の拡大を抑え込めるか,これが今回の茨城県の対策の一番の肝になります。アマビエちゃんを使った感染防止対策もそうなのですが,一番の肝は,検査を柔軟に拡大して行うことによって抑えていくということが最大の肝になりますので,ここへのご協力は是非,お願いしたいと思います。

 残念ながら,第2波というか,最近の感染者が増えてきた中で,一部の方々には,検査のお願いをしても,なかなか応じていただけなかったケースも実際にあります。これが,仮に,検査を渋ってしまったが故に,時間の経過とともに,ご自身が他の方に感染を広げてしまっている可能性もあります。これだけは是非避けていただきたい。是非ご協力をお願いしたいと思います。

 それから,改めて申すまでもなく,クラスターが発生した場合,非常にダメージの大きい医療機関,高齢者施設,それから障害者施設については,最大級の厳重な対策を改めてお願いしたいと思います。コロナ対策の指針,これが旧バージョンです。ということで,新しいコロナNextの改定の発表と新しい対策の基本的な方針,それから,今回,ステージ2に移行した,感染状況が悪化したということをお話しして,私からの発表は,以上でございます。

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総務部知事公室報道・広聴課報道

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