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更新日:2022年2月16日

新型コロナウイルス感染症等に係る知事記者会見(2022/2/16)の発表内容

知事からの発表内容

まん延防止等重点措置の延長要請について

 本日は、茨城県として今月20日までであった、まん延防止等重点措置について、延長の要請を政府に対して行ったことをご報告したいと思います。

 こちらのスライドにありますとおり、1週間当たりの新規陽性者数が1,000人を超えている状況でございます。引き続き、社会経済活動の維持に支障が出る水準だということ、それから、高齢者や基礎疾患をお持ちの方などで重症化リスクの高い方にも感染が広がってきているという現状がございますので、病床稼働数も増加傾向ということも踏まえ、まん延防止等重点措置をさらに延長せざるを得ないと判断をさせていただきました。政府に対しては、既に要請済みでございます。

感染状況・病床稼働状況等について 

 こちらのグラフでございますが、第6波も何とかピークを打ったのかなという状況にはなってきております。しかし、この折れ線グラフの入院患者数、それから、重症患者数、第5波の水準に比べると随分低い水準にはとどまっているものの、増加傾向が続いております。したがいまして、まだまだ、まん延防止等重点措置を解除して、元の生活というわけにはいかない状況であると認識できるかと思います。

 こちらが直近1か月の感染状況でございます。年代別の陽性者数の割合、60歳以上が増加傾向、30歳から59歳までは横ばい、30歳未満が若干減少傾向が見られています。

 入院患者は、ほとんどが60歳以上、87%です。それも増加傾向が続いているという状況です。

 まん延防止等重点措置で、茨城県として、特に小学校に対してリモート学習をお願いしたという成果もあって、クラスターの数で言いますと、一番多かった小学校が2月には大分減ったという状況でございます。それに対して、保育園などの幼保施設、それから、高齢者施設でクラスターの発生数が増えてきているという結果になっております。

 小学生の感染状況は、2月の頭をピークにかなり下がってきているのかなと言えます。これは、小学校でリモート学習を中心に行ってきたということの成果であると言えるかと思います。

2月21日(月)以降の学校の対応について

 こういう状況で、高齢者の感染が増えてきている中ではありますが、学校側の教育実態としても、卒業式が近い中、子どもたちの教育機会を守る必要があると考えております。したがいまして、延長に際して、県としては、学校の対応を緩和していきたいと考えております。

 県立学校、小学校については、原則通常登校、通常授業ということに戻したいと思います。感染が確認された場合には、学級閉鎖などの対応で、なるべく多くの生徒たちに通常の授業を受けていただく機会を提供したいと考えます。

 部活動についても、県内大会などの対応も含めて、感染症対策をとりつつ実施をするということでございます。他校との練習試合や合宿などは、引き続き、自粛をお願いしますが、練習及び県内大会については、全国大会につながる大会も数多く予定されておりますことから、実施にしたいと思います。

 学校行事についても、可能な限りの感染症対策を行って実施をしていただく方向で検討いただきたいと思います。特に、修学旅行など、何校か、まだ計画されているところもあると聞いておりますので、感染症対策をとりながら、実施できるものは実施していただきたいと思います。

県からの要請内容(県民・事業者への要請)について

 次に、県からの要請でございます。こちらについては特段の変更はございませんが、文言として、「県外への移動の自粛」という言い方から、「感染リスクの高い場所への外出・移動の自粛」という言葉に変更させていただきました。県内外で県境をまたぐことによって大きく感染リスクが変わるわけではございませんので、合理的な対応としては、感染リスクの高い場所への外出や移動を自粛していただくということで、県境をまたぐかどうかということは大きな問題ではないと考えております。

 その他、飲食店の営業時間短縮などは同じでございます。

 現在、対象地域についても、大子町は、この瞬間的には1万人当たりの新規感染者数は1週間平均で1.5人以下になっておりますが、またすぐに戻る可能性もありますので、とりあえず全地域でまん延防止等重点措置の延長を考えたいと考えております。

飲食店に対する営業時間短縮要請協力金について

 営業時間短縮要請の協力金は、21日以降について、もし飲食店の方で、酒類の提供など対応を変える場合には、分割して協力金の申請をお願いいたします。

 21日以降の協力金の申請の受付は3月上旬になる予定です。決まり次第、ご報告したいと思います。

特養・老健でのワクチン接種状況について

 高齢者の感染が引き続き増えている状況ではございますが、特養・老健など、特に高齢者施設でのワクチン接種では、既に2月14日時点でほぼ9割近くの入所者の方が3回目の接種を済ませている状況でございます。これも手伝って、高齢者施設での大きなクラスターでありますとか、あるいは、重症化するケースを減らすことができているのではないかなと考えております。

2回目接種から6か月経過した高齢者への接種状況について

 また、これは、今、接種対象となっている方の接種状況でございます。茨城県は全人口の13%の3回目のワクチン接種が済んでおります。これは全国で7番目の高さでございますが、今月中には全市町村で、特に高齢者の3回目の接種を終了するという予定をしております。

 各市町村別で、6か月が過ぎた高齢者の接種状況、進捗にはちょっとまだばらつきがございますが、各市町村とも2月中に高齢者への3回目の接種を終了する計画で進めておりますので、是非県民の皆様にも引き続きのご理解とご協力をお願いいたします。

 特に、モデルナの予約の枠が空いていて、ファイザーの予約枠から埋まっていくという現象があって、接種枠に余裕があるにもかかわらず接種できていないという状況が散見されます。今、交互接種でも非常に効果が高まるという話もございますし、私も接種をいたしましたが、モデルナの3回目の接種、量が半分になることもあって、副反応もほとんどないことの方が多いというふうにも言われておりますので、是非ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

本県としての小児接種の考え方について

 続きまして、小児接種についての県の考え方について発表したいと思います。18歳以上の接種に対して、小児接種についても、今後、国の方から予定されているわけでございますが、当分の間はワクチン供給量が非常に限られているということもあって、重症化の可能性の高い重度の基礎疾患のある小児を中心にまず接種を進めていきたいと考えます。県内に大体1,000人から1,200人ぐらい該当される方がいらっしゃるのではないかなと思います。

 基本は、かかりつけ医の本当に接種できるか否かということを判断いただきながら接種いただくという体制を取っていきたい、個別接種を進めていきたいと思います。

 ただし、ワクチン接種では、まとまって10人分とかいう形で供給されますので、そういう数を集められない場合には、かかりつけ医で接種ができない場合がございますので、そういう方にも備えて、集団接種会場を3月から設置したいと思います。

 既存の県の大規模接種会場を使って、3月6日から、週に1回程度、水戸と牛久の会場を使って、重度の基礎疾患のある小児の方が接種のできる会場を設けていく予定でございます。こちらによって、希望のある方について、かかりつけ医、あるいはこの接種会場で接種が受けられるという体制を取っていきたいと思います。

緊急事態措置等の強化・緩和に関する判断指標について

 最後は、茨城版コロナNextのStage3ということでございますが、これについては変更ございません。

 私からの発表は、以上でございます。

このページに関するお問い合わせ

総務部知事公室報道・広聴課報道

〒310-8555 茨城県水戸市笠原町978番6

電話番号:029-301-2118

FAX番号:029-301-6330

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