目的から探す
ホーム > 健康・医療・福祉 > 医療 > 感染症 > 知事記者会見発表内容(令和4年分) > 20210909知事記者会見発表内容
ページ番号:60028
更新日:2021年9月9日
ここから本文です。
政府の緊急事態宣言の対象として、茨城県は9月30日まで延長される方向で、今、手続きが進められておりますが、県独自の非常事態宣言についても延長をしたいと思います。
県独自の非常事態宣言ですが、皆様のご協力によって新規陽性者の数は減少傾向に入っております。ピークアウトをしたと言えるのかなと思います。病床稼働数も、高止まりは続いているのですが、一時期よりは少し下がりつつあるかなと。ただ、重症病床稼働数は、引き続き、今後も遅れて増えてきたりするものですから、予断を許さない状況であるということでございます。
そういう状況を踏まえて、2週間、9月26日までこの非常事態宣言についても延長をしたいと思います。感染状況の減少傾向が安定したと見られ、継続しており、医療崩壊が防げると判断した場合には、9月26日を待たずに解除したいと考えております。皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
現在の状況でございます。感染状況でございます。陽性者数も、週平均がピークで318人まで上がりましたが、現在は213人まで下がってきております。経路不明者数も低下傾向にあると言えるかと思います。
病床稼働数ですが、陽性者数の減少傾向が反映されまして、9月に入って入院患者数が大きく減った状況でございます。今後はもうちょっと減り方がなだらかになってしまうのではないかなと見ておりますが、入院患者数全体も少しピークアウトしたような感じになってきているかなと思います。ただ、重症病床については、まだはっきりとしたそういう傾向と言えるところまではいっていないのではないかなと感じております。
これがワクチン接種状況です。8月18日から9月6日の時点まで、40代から50代を中心にワクチン接種が増えております。60万回以上増加しているということでございます。
それから、新規陽性者と入院患者の年齢構成は、感染の中心が20代、入院の中心が50代、40代というところでございますが、今後、ワクチン接種が進んでくると、この入院の山が少し左に寄ってくる可能性があるのではないかなと考えております。
病床確保についてです。現在、791床まで増やしました。入院患者数が少しピークアウトしている状況なので、もともと820床まで増やす予定でしたが、少し様子を見たいと考えております。
抗体カクテル療法も、重症化リスクの高い患者に対して、県内31医療機関で600件を投与しております。この投与した約9割が入院加療を必要としなくなり、宿泊、あるいは自宅療養を継続しているということでございます。また、入院加療をされた方においても、重症や死亡事例はないということで、早期の抗体カクテル療法の適用というのが非常に有効であると、茨城県内でも言えるのではないかなと思います。
また、酸素ステーションについても、3名の方を受け入れて、全員、翌日に入院をされているということでございます。
周産期医療体制ということで、産科的な救急処置が必要な妊産婦を受け入れるための病床を3床ほど確保しております。
それから、9か所の新型コロナ感染妊産婦入院受入れ医療機関の応需可否情報を、県内の各消防機関や周産期入院調整コーディネーター支援員などで、随時、対応できる体制になっております。ということで、柏市で起きたような悲惨な、痛ましい事故というのを県内では絶対に起こさないという体制を取っております。
茨城県の非常事態宣言として、外食を控えて、テイクアウトにしていただきたいとか、あるいは、40~50代の方は、ワクチン接種が済んでいない限りは、是非テレワーク、あるいは外出の極力自粛ということにご協力いただきたいということです。
それから、商業施設における入場制限、それから、県有施設の休館など、また、学校においては授業のリモート対応と部活の全面禁止ということを引き続き行っていただけるように要請をさせていただきます。
緊急事態宣言の延長見込みについてですが、9月30日までということで、今、正式決定を待っている状況でございます。
飲食店に対する営業時間短縮要請協力金も以前と同じでございますので、割愛します。
大規模集客施設についての説明も以前と同じですので、割愛します。
県内の感染状況は、全ての項目においてStage4になっておりますので、一刻も早い解除に向けて、我々としても、引き続き、全力を挙げてまいりたいと思いますので、県民の皆様におかれましても、是非ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
私の方からは、以上です。