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ナシの天敵利用講習会を開催

4月26日,下館梨共同選果場の天敵導入希望者10名と農薬メーカーや関係機関10名,計20名の参加により,天敵利用講習会が開催されました。

ハダニを捕食するカブリダニを利用した天敵資材に関しては,国の農研機構を筆頭に各方面で研究が進んでおり,ナシだけでなく,県外の果樹産地への導入が拡大しています。当日は連日の摘果作業で大変忙しい中での講習会でしたが,参加した生産者は天敵の生態や特性について理解するとともに,実際の設置作業を通して,導入時期などについて改めて確認しました。

ハウスナシでの天敵利用については,本格的な導入が開始して今年で2年目となりますが,今年度は昨年よりもさらにダニ剤の散布回数を1回以上削減することや,秀品率の向上を目標に取り組みを推進することとしています。

普及センターは引き続き,目標のクリアと生産量向上に繋がるよう,きめ細かい支援に心がけます。