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更新日:2023年5月10日

カキ-炭疽病(Colletotrichum horii

発生及び被害の状況と発生条件

糸状菌(かび)による病害であり,主に新梢と果実に発生する。新梢では,はじめ黒色の円形斑点を生じ,やがて楕円形となって中央部がややへこみ,縦に亀裂を生じる。果実では最初に黒色の小斑点を生じ,しだいに拡大して円形の少しへこんだ病斑となる。中央部は濃い黒色で,周縁ほど淡くなり,病斑部との境は青緑色で不鮮明である。病斑面には降雨後などに鮭肉色の粘質物(分生子塊)を生ずる。

防除のポイント

1.発病枝はできるだけ剪除する。
2.適切な肥培管理を行い,不要な徒長枝は剪除する。
3.発生の少ないうちに,薬剤による防除を行う。
4.薬剤散布量は,10a当たり300リットルを目安に十分な量を丁寧に散布し,かけむらのないように努める。なお,農薬の散布にあたっては農薬のラベルを確認してから使用する。

カキの耕種的防除法

  • ※画像の無断使用および転用を禁じます。

発病した果実 発病した果実

病斑部の断面 病斑部の断面

このページに関するお問い合わせ

農林水産部農業総合センター病害虫防除部発生予察課

〒319-0292 茨城県笠間市安居3165-1(園芸研究所内)

電話番号:0299-45-8200

FAX番号:0299-45-8255

病害虫の発生状況や、適切な防除方法は地域により異なる可能性があります。病害虫の防除や農薬についてのご相談は、お住まいの都道府県にある病害虫防除所等の指導機関にお問い合わせください。

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