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更新日:2023年5月10日

トマト-疫病(Phytophthora infestans

発生及び被害の状況と発生条件

 病原菌は,被害植物とともに土中で越年し,一次伝染源となる。水によって遊走子が気孔から侵入し,二次伝染が起こる。発育適温は20℃,遊走子の放出適温は15~20℃である。
 作物が雨に直接当たらない施設栽培でも,保温や曇雨天等でハウスを閉め切り,ハウス内が多湿になると発生する。促成栽培(8~9月定植も含む)では,曇雨天が続いたり,ハウスを閉め切ることでハウス内温度を確保したりすると,11~12月にも発生する。

防除のポイント

1.ハウス内が多湿にならないように,十分な換気を行う。
2.促成栽培で,ハウス内の温度低下を避けるために十分な換気ができない場合は,暖房機を稼動して除湿する。
3.発生が予想される場合,状況に応じて薬剤による防除を行う。

トマトの耕種的防除法および物理的防除法

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葉の病徴 葉の病徴

果実の病徴 果実の病徴

このページに関するお問い合わせ

農林水産部農業総合センター病害虫防除部発生予察課

〒319-0292 茨城県笠間市安居3165-1(園芸研究所内)

電話番号:0299-45-8200

FAX番号:0299-45-8255

病害虫の発生状況や、適切な防除方法は地域により異なる可能性があります。病害虫の防除や農薬についてのご相談は、お住まいの都道府県にある病害虫防除所等の指導機関にお問い合わせください。

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