レタス-腐敗病（病原菌 1.Pseudomonas cichorii,  2.Pseudomonas marginalis pv.marginalis, 3.Pseudomonas viridiflava）

発生及び被害の状況と発生条件

　本病の病原細菌は上記の3種あり,病徴は2つの型に分かれる。P.cichoriiによる場合は結球葉の外側に黒褐色,不整形の病斑を生じ,同様の症状が内部の数枚の葉にも及ぶ。病勢の進展は比較的早い。病斑は葉肉部だけが黒変し,表皮が腐らないため,表面が光って見える。P.marginalis,P.viridiflavaによる場合は,葉縁あるいは凍霜害を受けた部分から発病し,暗緑色または暗褐色水浸状に腐敗し,乾くと褐色の紙のようになる。また,本病による腐敗は悪臭を伴わない。

防除のポイント

1.薬剤散布は,結球始期から重点的に行う。
2.台風などによる風雨の後は,できるだけ早く防除を行う。
3.春レタスなど冬季に栽培する作型では,トンネル内が高温多湿にならないよう,日中は換気を十分に行う。

レタスの耕種的防除法

• 耕種的防除法

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 被害株

 多発生圃場