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更新日:2023年5月30日

水稲-イネミズゾウムシ

発生及び被害の状況と発生条件

成虫は日当たりの良い畦畔,土手,山林の腐葉土中等で越冬しており,4月上旬頃から活動を始め,イネ科雑草を摂食する。イネが移植されると次第に近くの水田に移動し,イネの葉を食害する。越冬場所に近い水田や,地域の中で早く移植された水田で発生が多い。卵はイネの水面下の葉鞘部に産み付けられ,ふ化した幼虫が土壌中に入り,根を食害する。幼虫の発生が多いと生育が遅れ,茎数が減少する。ひどいときには株絶えとなる。活着が悪い水田では被害が大きくなる。

防除のポイント

1.例年発生が多い場合は,育苗箱施薬を行う。育苗箱施薬をしていない水田では,成虫の生息密度が要防除水準(8頭/10株)となった場合に防除を行う。

水稲の耕種的防除法

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イネミズゾウムシ成虫  越冬後のイネミズゾウムシ成虫

イネムシゾウムシ幼虫  イネミズゾウムシ幼虫による被害田

このページに関するお問い合わせ

農林水産部農業総合センター病害虫防除部発生予察課

〒319-0292 茨城県笠間市安居3165-1(園芸研究所内)

電話番号:0299-45-8200

FAX番号:0299-45-8255

病害虫の発生状況や、適切な防除方法は地域により異なる可能性があります。病害虫の防除や農薬についてのご相談は、お住まいの都道府県にある病害虫防除所等の指導機関にお問い合わせください。

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