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更新日:2015年3月23日
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この資料は、県政記者クラブとの定例記者会見での発言内容を要約したものです。
(作成:広報広聴課)
平成23年1月5日(水曜日)
11時19分~11時35分 会見室
NHK(幹事社):明けましておめでとうございます。
それでは、早速、2点ほど質問させていただきます。
まず、1点目なのですが、新しい年を迎え、月並みですが、県としての今年の抱負、目標を聞かせていただければと思います。
知事:明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
今年の抱負ということですが、まず、何といっても景気回復、雇用の確保という点で少しでもよい状況になってほしいと思っております。特に、若い人たちが社会へ出ていくときに、夢と希望を持って出ていけるようにしていくことが大変重要なのではないかと思っております。
それから、本県独自の話といたしましては、2月1日から、茨城空港から札幌、名古屋に向けて新しい路線ができます。また、3月19日には北関東自動車道も全線開通いたします。インフラの整備がいろいろと進んできているところですので、その活用に目いっぱい努めて、できるだけ本県の発展に役立つよう、人の交流、物の交流を盛んにしていけたらと思っております。
そのほか、医師の確保の問題等ございますが、いずれにしても何とか明るい年になってくれることを願っております。
NHK(幹事社):2点目なのですが、昨年末に国が示した来年度の予算案についてなのですが、県もさまざまな要望をされていたと思うのですが、予算化状況について、知事のご所感と、何かご意見があれば、その点も含めて。
知事:全体として見れば、2年続けて国債発行額が税収を上回るという厳しい状況の中で、少しではありますが地方交付税を増やしてくれるとか、あるいは一括交付金の芽を出すなど、地方に配慮をしていただいた予算なのかなと思っております。これからさらに地域主権に結びつくようにしていっていただきたいと期待をしております。
また、本県独自の問題といたしましては、例えば、八ッ場ダムの問題などがあるわけでございますが、こういったことについては、まだ箇所ごとの予算がはっきり示されておりませんので、今の段階では何とも言いようがないのでありますが、例えば、圏央道の開通時期が遅れるのではないかということが言われておりますので、そういった面でこれから配慮をしていただければありがたいと思っております。
茨城A:先ほど、新年の抱負にありましたが、今年の県政運営につきましてですが、先ほどの抱負を受けまして、どういった施策を重点に取り組もうというお考えでしょうか。
知事:県政は、特にどの分野をというのではなくて、バランスを取りながら進めていかなければいけないと思っております。
ただ、国でも「成長と雇用」ということを第一番に挙げているところでありますので、私どもも一緒になって、特に「雇用」ということについては力を入れていかなければいけないと思っております。
ただ、雇用対策も、短期の雇用、とりあえずの雇用というものが中心になっておりますので、それを正規の雇用に結びつけていけるようにするには成長戦略をしっかり行っていくことが必要だろうと思っております。
そのような中で、昨年は、伊藤ハム株式会社、雪印乳業株式会社などの立地も決まりましたし、年末には日野自動車株式会社との売買契約もできました。こういったものを活用しながら、地元に(雇用などの面について)良い影響を及ぼしていけるよう、しっかり努力をしていくことが必要だろうと思っております。
茨城A:さらに具体的なのですが、予算編成もいよいよ本格的に入っているかと思うのですが、来年度は生活大県特別枠を増額されるということですが、今のお話と関係しますが、予算編成の方針としてはどういったものに特に重点を置こうということで、今、作業をされていますか。
知事:実は、来年度予算については、私のところでは、まだいろいろな調整を始めていない状況です。とりあえず、国の補正予算を受けて、県としても今度の臨時議会に補正予算を提案したいと考えております。今はその作業がある程度進んだかなという状況ですので、来年度予算については、まだ方向をしっかり示せるような状況にはございません。
日刊工業:きのうの仕事始め式の中でも中小企業向けの話をされていたと思いますが、昨年はいばらき成長産業振興協議会を発足したということですが、2011年に関しては何か具体的な中小企業向けの政策というのはお考えでしょうか。
知事:本県として初めて自動車関連企業が立地してくれるということになりますので、そういった関係で中堅・中小企業の育成を図っていけないか、あるいは、中堅・中小企業(と立地企業)との間を県として橋渡しができないかといった面で、今、努力を始めているところであります。
いばらき成長産業振興協議会などでも、(中小企業の方々に)次世代自動車とか、環境・新エネルギー等々の成長分野についていろいろ勉強をしていただいているところでありますが、そういったことに加えて、具体的な形で、例えば、大手の企業がどういう技術を欲しているのか、下請に何を期待しているのかといったことなどをはっきり把握してもらえるような取り組みを進めていく必要があるのではないかと思っております。
茨城B:空港関連でお聞きをしたいのですが、昨年末に成田空港がLCC専用のターミナル建設を見送るというような方針、あるいは、高松空港に春秋航空が3月から週4便飛ばすというようなLCCに関しての動きが出ているのですが、今年、さらにLCCの日本乗り入れが出てくるのかなと思うのですが、そういった全体的なLCCの流れをどういうふうに知事は見ていらっしゃるかというのと、茨城空港がそれに関して新たなLCC誘致ということではどういう取り組みをされていくのか。また、今現在、何か具体的な動きがあれば、それについても伺いたいと思います。
知事:LCCについては、世界的な流れの中では、まだまだアジアではシェアが少ないわけでして、特に日本では普及が十分ではないと考えております。したがって、今年、LCCは、もっともっと盛んになっていくのだろうと期待をしております。
そういう中で、春秋航空が香川県と合意に達したということでありますが、春秋航空は機体を増やしてきていますので、茨城空港には直接的な影響はないだろうと思っております。春秋航空の上海-茨城便の搭乗率は大変高い状況にあると聞いていますので、そういった点では春秋航空については心配しておりません。
また、成田のLCCターミナル建設見送りなども報道されておりますが、詳しい事情を知らないものですから、全体的に茨城空港にどういう影響があるのか、我々は何とも言いようがありません。いずれにしても、LCCをもっと首都圏として受け入れていかなければいけないことは間違いない事実だろうと思っております。その中で、本県ができるだけ多くの役割を引き受けていきたいと思っておりますが、そういう状況になるかどうかというのは予断を許さないと考えております。
そういう中で、今月、シンガポールでLCCの首脳の集まる国際会議が開かれますので、そこに茨城空港のブースを出して、いろいろなLCCのトップと交渉ができるように、今、段取りをしているところであります。
具体にいろいろ当たっていって、どういう感触を得られるかというところから、今後の取り組みを進めていくほかないのだろうと思っております。
茨城A:先ほど、年頭の抱負にもありました北関東自動車道の全線開通ですが、先日、私自身も全線区間を乗ってみたのですが、非常に便利だというふうに感じました。開通すれば自然と交流人口の増加も図られるかと思うのですが、これに施策が連動すればさらに効果的なインフラになるのではないかと期待をしております。
どのように活用していくかは、3県も含む話になるかと思うのですが、北関東道の振興に向けてどのような施策をとっていこうとお考えか、何かアイデアがありましたら。
知事:3県共同して、場合によっては、3県プラス福島県、新潟県なども一緒になって広域観光を推進していこうということでお互いに意見が一致しているところでありますので、遠くから来られた方、あるいはまた、外国から来られた方などにも喜んでもらえるような推奨観光コースを設定していくということなども考えられるのではないかと思っております。
また、群馬県(の方々)などもかつては海水浴、臨海学校はこちらに来ていたのですが、それが今は日本海側に行っていますので、北関東自動車道の全線開通により、時間距離が短くなることによってこちらへ来てくれるようになってくれるのではないかと思っております。海、魚については、栃木県、群馬県の方々はじかに接することができなかったわけでありますが、これから気楽に接することができますので、海を楽しみに、あるいはまた、魚を味わいに大勢来ていただければありがたいと思っております。
さらに、交流という面では、例えば、つくばのサイエンスツアーには、昨年度、修学旅行で172校が来ています。ノーベル賞の鈴木章北海道大学名誉教授が、「これから理科にもっと関心を持ってもらえるようにしていかなくてはいけない」ということを言っておられますので、ぜひ、つくばとか東海、あるいはまた、大洗水族館なども大変勉強になるわけでありますので、そういうものを含めて栃木県、群馬県の皆さん方にもこちらへ来てもらえるとありがたいですし、また、彼らにとってもメリットがあるのではないかと思っております。
本県の自然博物館は東日本ではトップクラスの入場者数ですが、同じ時期に群馬県にも(自然史博物館が)できているのです。ですから、そういうところでお互いに比較して見ることができるとか、これから美術館なども含めて活発化していけるのではないかと思っております。
NHK(幹事社):きのうもまた土浦市でいきなり人を刺すような通り魔事件が起きたり、年末からここのところ安心・安全の面で揺らぐような事態が続いているなという感じがするのですが、知事はこれに対して何か思うところありますか。
知事:本当になぜこのような事件が続いているのかと大変遺憾に思っております。行政として何ができるのか、これから警察のほうも含めて検討をしていきたいと思っております。そのために、庁内で各課が集まって連絡・情報交換を行う場をつくっていきたいと思っています。