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ページ番号:19790
更新日:2015年3月23日
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この資料は、記者会見での発言内容を要約したものです。
(作成:広報広聴課)
平成23年3月15日(火曜日)
20時30分~庁議室
知事:昨日は、計画停電の関係、皆さんありがとうございました。おかげで本県は外していただけたということで、だいぶ県民の方、喜んでいただいているところでございます。
毎日夜になると発表で申し訳ないんですけども、汚染チェック所、今日、お手元にお配りしていると思いますけれども、地図が3枚あると思います。(国道)6号と(国道)349号との2カ所に汚染チェック所というものを設けるべく、いまこちらから職員がそちらへ向かっております。場所につきましては2ページに書いてございますけれども、6号のほうは野口雨情記念館の脇のところを借りております。349号のほうにつきましては里美ふれあい館の脇をお借りする形で、汚染チェック所というものを設けることといたしました。
ここでは「汚染チェック所」と書いて、チェックを必ずお願いしますというのを下につけてですね、職員が立って、向こうから来られる方々にチェックを出来る場所だということをお知らせするようにしております。
なぜそういう事になったかというと、北茨城の市長から電話がかかってきまして、いま大変な状況になっていると。いわきのほうから来る方々の車で数珠つなぎになっていると。そしてそれと併せて、それを見た市民の間からも、「ここにいていいんだろうか」と不安の声が上がっていると。どうすればいいのかということで相談がございました。私としては、現地の状況や測定値の結果等をお話しして、北茨城市としては特別な行動に出る必要はないということを市長には言ったところでございます。
しかしそれをそのまま放っておく訳にもいかないということで、例えば、だいぶ水戸市のほうにも、いわき市のほうから入ってきて避難所で若干、トラブルめいたものもあったと聞きましたので、そういうことも含めて対応しなければいかんなということで、今回の色々な行動に出たわけであります。(午後)6時現在なものですから、この時点で137人、日立と水戸と土浦の保健所で検査した結果、4人、基準オーバーの方がおられました。これは同じ車で来られたそうでありますけども、この方たちにはいま、水戸医療センターのほうに来てもらっております。
私ども、1万5千人を国のほうから受け入れてくれということで、それはきちんとチェックをした後であれば受け入れますということを言っておったわけですが、そちらのほうからは国と福島県との調整がどうなっているのかわかりませんけども、私どものほうに、ちゃんと職員がついて、食料・水・毛布類を用意してくるからという話だったんですけども、こちらのほうの動きは、今のところまったくありません。国のほうには私どもの意向は十分に伝わっておりますけれども、そのあとどういうふうな形で展開しているのかは、私どもは承知していないところであります。
しかし一方で、いま申し上げたように個人的な形で心配になった方々が茨城のほうに流れてきておられる、移動してきておられるということ、あるいはそういった方々も、先ほど申し上げたように、自分が放射能汚染されているかどうかということで保健所に行っているんですね。そういう心配についてあまりこちらに来てばらけてしまう前に対応できれば一番いいんではないかということで、本県への入り口であります先ほど申し上げた2カ所に、チェックポイントを設けさせていただいたところであります。
地図をご覧いただきたいと思います。たとえば今、福島第一原発から20~30キロメートルのところが屋内退避という形になっているわけですけども、報道を聞いておりますと、いわき市がその範囲に入ったという形でもっぱら言われているものですから、いわき市というと、県境までいわき市ですから、どうもその辺まで危ないんじゃないかというような発想を持たれる県民の方もおられるようでありますし、また、いわきのほうから多くの人が移動してこるということで、余計に心配になったようでもございます。
私どもとしては、いわき市というのは南北に約45キロメートルほどあるんだそうですけども、だいたいこの30キロメートルラインで県境から約35キロメートル離れております。そういう点ではずいぶん離れているので安心していただいていいわけですけども、やはり本人の立場に立つと心配でしょうがないということで、色々な動きも出てきている状況にありますので、このままどんどんチェックもなしにやってこられても、本県側としても困る面もあるし、来られる方々も困るのではないかということで、すぐ官房長官のほうへ電話をさせていただきました。官房長官のほうにいわき市という形で報道されているので、いわき市全体が屋内退避の地域になってしまったんではないかという印象を持たれているようなので、そこについてはちょうど記者会見終わった直後なものですから、次の記者会見ではいわき市の北のほうのごく一部なので、南の方には影響はないんだということを言ってほしいというお願いをしました。
そしてまたあわせて、何とか国のほうでこういうことについてきちんとチェックをして移動させるような方法は考えられないのだろうかと、それがないのなら私ども県としてやっていきますということを官房長官へ申し上げて、すぐ県警のほうとの連携を取らせていただいているところであります。
その結果、ついさっき出発してところですけども、こういう形でチェックをするということが県にとっても、あるいはまたご本人にとってもいいのではないかということでスタートさせることにしたところです。もちろんどんどんいわきのほうから個人の意志で来られることになりますと都合の悪い面もあるものですから、この付近は安全だということをもっと徹底してちゃんと情報を福島県民の方々にお知らせしてほしいということで福島の県庁や福島のテレビ、ラジオ等にもお願いをいたしました。今でもまだ6号線は渋滞をしてしまって、これも大変だという状況にあるようであります。
一方で35キロメートルほど県境まであるということに加えて、(午後)7時現在のものですけども、北茨城市役所に置かれております可搬型モニタリングポストの数値というものは、確かに通常ベースと比べると10倍くらいになっておりますけども、一般的に見れば大変低い数値になっております。
皆さん方におわかりいただくため、こういう紙を作りました。北茨城市、そのほか高萩と大子で今、可搬型モニタリングポストによる測定をやっておりますけれども、その中で昨日からの数値を見ておりまして、一番高いところで5,500~5,600ナノシーベルトとなっておりますから、0.005ミリシーベルトになるわけでありまして、この0.005というのがどういうものかというのを、この表で見ていただければと思います。
例えば、東京からニューヨーク間を飛行機で移動すれば0.2、これの40倍になるわけでありますし、国内での自然界からの放射線量というものは0.4でありますから、80倍になっているわけです。そういった小さいものでありますし、この数字は胸部レントゲンの、X線集団検診で1回0.05でありますから、それに比べても十分の一くらいの数値になっております。
それともう一つ、大変不安になったのが400ミリシーベルト/hいうものが3号機と4号機の間で観測されたということだと思いますので、その裏のページをご覧いただきたいと思います。確かに400というものはきわめて大きな数値でありまして、それにおける人体への影響というのはかなりのものがあると予測されるところであります。
しかし、この数値につきましては距離の二乗に反比例して強さが低減すると言われております。この場合、この地図でわかりますように、だいたい北茨城市までも福島第一原発からは80キロメートルほどございます。80キロメートルというのは8万m。8万mの二乗分の1となってまいりますので、実に64億分の1なんですね。もうほとんどここまでは影響しないだろうという数値になっておるわけでございますので、400ミリシーベルトということにおいて、人体にかなりの影響を及ぼすレベルだということが報道されているので、皆さんが不安に思ったようでありますけども、それは少し距離が離れればある意味あまり心配しなくていいものであるということについて、きっちりとわかっていただく必要があるのではないかということで、資料もつけさせていただきました。
一方で、雨が降った場合のこと、昨日のチェーンメールもありましたが、雨が降ったときについて大変ご心配されている方がおります。これにつきましても、雨が降ると一般的に少し、通常の数値よりは上がるようでございます。それは、少しは上がるかもしれませんが、表にあります5,000ナノシーベルトですと0.005ミリシーベルト/hでありますから、仮に倍になったとしても心配するレベルではありませんので、できるだけぬれないに越したことはないんですが、濡れたからといってそう極端に神経質になることはないレベルではないかなと考えております。
そういったことを皆さんに知っていただいて、ぜひとも県民の皆さん方に冷静な行動を取っていただくようにお願いしたいと思って、本日はこういったかたちで会見をさせていただいたところでございます。
やり方といたしましては、先ほど申し上げた汚染チェック所でサーベイメーターを持ちました職員が、サーベイメーター、6号ルートのほうでは9台持って行っております。349号ルート、里美のほうでは5台を持って行っておりますが、6号ルートのほうで2セット、10名くらいで2セット、349号のルートで7名あたりで2セットという形でやる予定でありますが、スクリーニングを行って汚染なしとなればそのままスルーして行きますし、汚染があればその場で簡易除染をやっていくこととしております。
また簡易除染でやるよりも、40ベクレル以上ということになりますと緊急被爆医療の2次医療の対象になってくるものですから、この場合には、除染のためにまずサイクル機構へ行っていただきまして、その後ホールボディカウンタのある水戸医療センター、あるいは県立中央病院に搬送してホールボディカウンタによるチェックを行うこととしております。その結果によりましては高医研その他にその後フォローをお願いすることもあるかもしれないと思っております。
それから、先ほども申し上げましたように、かなりの人がいわきのほうから入っているものですから、避難所によっては若干のトラブルめいたものも起きているということも考えまして、主としてつくばの洞峰公園の体育館に、そういった人たちについては、今日のところは誘導することで、いま話を進めております。以上です。
産経(幹事社):いわきから137人の方が県内の保健所で受診され、その中で4人の方が基準オーバーということですけれども、もう少し、この4人の方がどういう形で基準オ-バーになっているとか教えてください。
知事:40ベクレル以上ということで、緊急放射線医療の対象となってくるということですので、この方たちについては水戸医療センターのほうに行っていただいております。これは同じ車で来られた方が5人おられまして、そのうちの4人が高い人で60ベクレルくらい、低い人で40ベクレルくらいということであります。レベルとしては決して高くないレベルなんですけども、一応念のため水戸医療センターのほうに行っていただいて、ホールボディカウンタによるチェックを行っております。
産経(幹事社):その4人の方はいわき市の方でよろしいんですか?
知事:この方は実はいわき市ではありませんで、いわき市よりもうちょっと北のほうの方であります。福島第一原発からは約10キロメートルぐらいの場所ではないかなと思います。正確にはわかりませんけども、相手の現住所をお聞きしましたらそういうところでした。
産経(幹事社):その具体的な概要とかは出すことはできない?
知事:福島第一原発から10キロメートルくらいの方と思っていただいて。
産経(幹事社):たとえば何市とか何町の4人とか。何十歳代の方とか。
知事:親子ですね。一番上の方が70代。一番若い人が…。
事務局:50代です。
知事:家族で来たんだよな。
事務局:74歳です。
知事:一番若い人は?
事務局:53歳です。
知事:家族っていうより親戚で来たんだな。
事務局:同じ名字ですので、おじいちゃん、おばあちゃんと私ぐらいの人かもしれないです。
知事:5人だろ?
事務局:5人のうち、もう一人はちょっとよくわからないです。
副知事:一人は息子さんが・・・。
知事:とりあえずそういった年頃だそうです。
産経(幹事社):50代~70代の方の男女4名?
知事:はい。
TBS:その方が自主的に保健所で検査してほしいと。
知事:皆さん、色々な所に泊まりに、「ここに泊めてもらえますか」なんて来られた方には、とりあえずは保健所でやってますから、そちらへ行ってチェックをしてきて下さいということを勧めるようにもしておりますので、この方は勧められたのかどうかはちょっとはっきりしませんけども。
事務局:うち(保健予防課)のほうに電話があった方は、保健所でやってますからという案内をしてます。このかたはそれで。
知事:みんな心配されてますので、今度のこれ(汚染チェック所)も、こういうことを考えていると言ったら、喜ぶ人が多いですね。ぜひそういったことをやって欲しいと。こっちにきて保健所を探すのは大変ですから、途中でチェックしてもらえれば、非常に助かるという感じの人が多いです。
TBS:検査の方法は、車両がどんどん来ると思うのですが、全車ストップ、全車チェック、人間のスクリーニングもその場で?
知事:我々としては、先ほど申し上げましたように、目立つような形でこれくらいの看板を置いて、そこに「汚染チェック所」と書いて、「チェックを必ずお願いします」ということを書いてありますけれども、強制まではいきませんので、強制はしません。ただし、できるだけ受けてほしいという形でやっています。
TBS:自主的にその看板を見て、チェックしてくださることをお願いしたいと。
知事:強制的にやることについて、なかなか権利関係とかそういうことが難しい面があったものですから、とりあえず急ぐもので、協力という形でやってもらうことにしました。
TBS:案としてはそれもあったけれども、今回は自主的に受けてもらうということで落ち着いたという・・・。
知事:はい、そうです。
共同:不勉強で申し訳ないのですが、40~60ベクレルというのは、これは被爆と言っても・・・。
知事:一応、被爆とは言うんですけれども、被爆というのはいくら少なくても被爆ですから。
共同:軽度の?
知事:極めて軽度の。極めて軽度と言っていいな?
事務局:そうですね。基準がだいたい、色々な作業をしている方が40というところです。かなり安全率を見込んで40にしています。
共同:それ以上いったら、一応被爆という・・・。
事務局:そうです。ですから、詳しく除染して調べるということです。
TBS:これは、ガンマモニターですか?チェックは?
知事:そうです。
TBS:衣服汚染とか皮膚汚染ということですね、とりあえずわかっているのは?あとは内部ホールをやって。
知事:我々、頭でも髪の毛でもぬぐってもらって、そのうえでチェックしようということをいま進めています。
TBS:(チェックを)始まると、当面もうしばらく、ここでいいというところまでおしりを決めずに進めると・・・。
知事:そうですね。我々としては、できるだけ福島県側でそういうことをやってきていただきたいということは政府に対してはお願いしたところですけれども、今後、ばらばらと来る場合にですね、拒否できるかと言うと、例えば北茨城の市長なんかも、隣県なのにそう拒否はできないだろうというようなことを言っておりますけれども、なかなか人道的にも拒否はしにくいかもしれない。そういうことになると、やはりある程度の協力はしてもらって、チェックをしたうえでこちらに来てもらったほうが、本人にとってもいいだろうということも含めて、こういう形でスタートすることにいたしました。
TBS:知事のメッセージとして非常に微妙な点をお聞きするのですが、そういうふうに身の安全を心配して非難されてくるかたが、福島県内だけではなくて県境を越えてきてしまう現実もある。それに引きずられて、例えば県北地方の方がちょっとやっぱり危ないんじゃないかというふうに自主判断して、南のほうに向かう人も増えているということについては・・・。
知事:南のほうに県民が増えているということはまだないと思います。(北茨城市長の)豊田さんには、安全だから大丈夫ですよと。知事が色々な数字を見ながら安全だということをちゃんと言っているから大丈夫だということを言ってくださいということで、色々な問い合わせがだいぶきているみたいですけれども、市役所としてはそういう形で広報するということを言っておりました。
TBS:まだそういう現実が出ている訳ではないのですね。
知事:出ていません。我々としては、福島でも安全だということを福島県側にも働きかけてですね、きっちりと現実を認識していただきたいということで、この表などについても皆さんがたに色々活用していただきながら、どういう状況なのか、これいわき市と境になっているわけですけれど、今まで福島第一原発から30キロ(までが屋内待避で)、それが倍(の60キロ)になってもいわき市の一番下までこないんですね。ですから、そういう点では、この地域が危ないなんてことはない。安全だと思っています。特に400ミリシーベルトについて、ものすごい大変だという報道があったものですから、あせったかたが多いんだと思いますけれども、少し離れれば(放射線の数値は)すぐ下がってしまうわけですね。例えば(部屋の両サイドを指して)ここからここまで変わっただけでも、これ何メーターあるんだろう、10メートルあれば100分の一になってしまうわけですからね、10の二乗ですから。ですから、100分の一になれば、400(ミリシーベルト)は4(ミリシーベルト)になってしまうわけですよ。
TBS:しかも1時間いてですからね。
知事:ええ。だから、それをちゃんと言わないと、今日も官房長官にもちゃんといわき市のこういうところだと。そういう具体的な話で(説明を)されないと。いま、テレビで見ていると、本当にそこから400ミリシーベルトのものが、ばんばん他へ吹っ飛んでいくのではないかと。そしたら、我々も命が危ないんじゃないかという感じの受け取り方をされちゃうんじゃないかと思っておりますので、そういう点については、皆さん方にぜひ正しい形で報道していただきたいと思いますし、いわき市についても、いわき市の全面積から言ったら、この資料は我々のほうでコンパスで測って作ったものですから正確さには欠けるかもしれませんが、せいぜいいわき市内の1割にもなってないぐらいの面積だと思うんですね。枝野(官房長官)さんは「私はいわき市の一部と言った」と言ってましたですけれども、報道がそうなっているとどうしてもそっちにひかれてしまうものですから、そういったことについては報道関係の皆様にもぜひよろしくお願いしたいと思いますし、まだ落ち着いて行動していて何ら問題のない状況だということについて、今日はお話をしたくてこの会見を開いたところです。
TBS:我々も報道は十分注意をいたしますが、それでも昨日、1万5千人近くを県として準備を整えましょうと、この準備というか受け入れ自体は、もうすでに来た方については洞峰公園のほうにというのですが・・・。
知事:これはばらばら来ているので。我々としては、国を通して向こうの県からちゃんとまとめて受け取ろうとしたわけですけれども、そちらについての動きはまだ全然出ていません。一方で福島県の知事のほうでは、国がもうちゃんとやってくれないと、県内ではさばききれないという話をしているみたいですけれども、(茨城県から)国のほうにはちゃんと連絡しているのに、そちらとどういう関係になっているのかなというのが我々の疑問でありまして。もう2日前に言っているわけですから。
TBS:それさえきちんとできていれば、受け入れの準備は早急に進めたいと。
知事:もう、今でもできますから。ばらばらに来る人については、一応我々としても、今申し上げたように本人の安心と周りの安心のためにも、(汚染の)チェックをしていただけたらありがたいんじゃないかと思います。
NHK:受け入れるつくばでしたっけ、公園には資機材なんかも準備しているのですか。
知事:今、2人ほど担当が行って、資機材というか食料とか水とかブランケットとか。
NHK:県で用意したもの?
知事:そうですね。県とつくば市に協力をお願いして。
NHK:県としては、被爆の2次被害みたいなものをいちばん懸念されているから、今回こういった対応を?
知事:それはもうね、2次被害うんぬんということもあるけれども、本人の安心も含めて、そういうことをやるのは常識ですね。どこから来られているかわからないわけですし、それはJCOの事故の時なんかも徹底して、地元の住民の方々について検査はしたわけですし、それをすることは住民の方自身が望んでおられたわけです。
今こちらに来て、心配でしょうがない人がいるわけですよ。その人が保健所へばらばらばら、どこへ行っていいかわからないわけですよ。そういうのはもう、主要幹線道路でチェックしてさしあげれば、たいへん本人にとっても安心感につながるんじゃないかということもあります。
記者:137人は全員福島の方?
知事:それはわかりません。保健所へ来た方ということで。
記者:全員が保健所なんですね?
知事:そうです。3つの保健所です。
記者:先ほど土浦とか、いくつか地名・・・。
知事:土浦と水戸と日立。水戸が一番多いですけれども。
記者:皆さん、137人は検査をしてくれということだったのですか。
知事:そうです。
共同:5人のうち4人の軽度の被爆の方なんですけれども、福島県の何町かだけでも・・・。
知事:年齢だけでそこはちょっとね。ホールボディカウンタで色々(検査を)やりますけれども、その結果何でもないという形で、中で生活していくことになった時に、出身地を言っておくと、「どこから来たの」と聞かれて出身地を言うと、そうじゃないかということを疑われるようなことになっても、こちらで生活しにくくなりますので、町名はちょっと控えさせていただきます。
共同:原発から10キロ以内の?
知事:10キロぐらいのところ。
共同:町ですかね?
知事:いや、それもちょっと控えます。
NHK:137人には県民も入っている可能性はあるわけですか?
知事:これはたぶん県民以外の人だと思います。
記者:保健所は12箇所あると思うんですけれども、受け入れ態勢としては12保健所で・・・。
知事:保健所へ行ってくれればチェックは一応しますけれども、我々としては受け入れ態勢は全く別ですから。チェックをしてもそこで受け入れるわけにはいかないので。例えば古河市だと800人ほど受け入れてくれるという話になっていますから、できるだけ電気・ガス・水道が通っている場所に受け入れをお願いしていこうかなと思っています。
日本テレビ:この40~60ベクレルというのは低いレベルなので、比較対応とか測定限界とか、比較対象できるものを。
知事:どういうもの、例えば。教えてもらうとありがたい。
日本テレビ:通常その、例えばそのここにあるように。
知事:あー、要するに、わかりましたわかりました。至急ね、40~60ベクレルっていうのはどんな感じのものかということを。
TBS:知事がいま、40とか50とか60とか数字を出しちゃったでしょ。向こうでも、マイクロシーベルトなんかで似たような数字が出ているんですよ。それと比べると、あの~。
知事:わかりました。ベクレルとはどういうものかというものを書いて、その上で40~60というのはどのくらいのレベルかということを書けばいいね。
日本テレビ:あと、今のレベルだと、この雨で逆に言うとですね、セシウムでみんな放射能の雨って言うんですけれど、ここまでくるセシウムなんてありませんから。逆に、放射性ヨウ素は水に溶けやすいので、雨で洗い流してくれるので。
知事:まあただそれは、こっちへ来た頃に雨が降ったらどうだとか色々な話があるから。
日本テレビ:近くのところも含めて。原発の近くも含めて、逆に言うと雨で放射性ヨウ素っていうのは洗い流してくれる。
知事:洗い流すかもしれないけれども、頭でうけたら場合によったらやはり増えるかもしれなから、そこはどっちとも言えないので。
IBS:県としては、ばらばらに来る人たちのどういうメッセージを出したいですか。洞峰公園に集まってくれと、ここでいったん受け入れて・・・。
知事:ばらばらに来ている方は、例えば知り合い、親戚なんかがいる人がたくさんいますので、それはそれでそういうところに行っていただければ一番良いわけですし、我々としてはただこちらへ来るときにご自分も心配でしょうし、周りに心配をかけないためにもこういうところでチェックをしてきたらどうですかということは勧めますけれども、どこに行くかということについては、ちゃんとあてがある人はそこに行っていただけば良いし、あてがない人の場合には、そういうばらばらに来られる方でも我々は人道的な立場から受け入れざるを得ないんじゃないかということで、この前1万5千くらいの需用の容量は確保しましたので、そのうちできるだけ来た方が使いやすい住みよいところからまず入れていくということを考えています。
日経:今現在、国のほうからまとめて移動しますみたいな話は、官房長官に要請した後も来ていないんですか。
知事:来てません。
茨城:国からは何の反応もないのですか。
知事:何の反応もないみたいですよ。
副知事:原子力安全・保安院では、福島県といっしょにそれぞれチェックのポイントを作りたいという話は・・・。
知事:いやいや、違う。1万5千人について。何もない。
日経:それについてはどう思われますか。なんでここまで何も反応がないのか。
知事:今日、福島県の知事が国が責任を持ってという話をしていましたから、きちんと国と福島県の間で意志の疎通を図りながらやっていくことが大事じゃないかなと思いました。
産経(幹事社):今日の官房長官とのお電話で、今の関連のお話とかはされましたか。
知事:私は、メインがまず、向こうから流れてくる方たちにちゃんとした情報、いわき市のうちごく一部だということも含めて、ほとんどの地域はまだ屋内待避の勧告も何も出ていないわけだから、十分に安全な地域なんですよということを、きちんと官房長官の会見の場でも何でも良いから伝えてほしいということをお願いしましたし、我々としては福島県庁にもマスコミの方々にもお願いをしたところです。
それともう一つは、受け入れについてはそれはばらばらに来てるかたでもできるだけ我々としては対応したいけれども、その場合にご本人のことあるいは我々の周りのことも考えれば、ちゃんとチェックしたほうが良いので、チェックポイントを設けますよということをお話しました。
産経(幹事社):じゃあ、1万5千人を受け入れる話は特にされていない?
知事:してません。
常陽:2箇所のチェックポイントというのはどうしてここになったんですか。
知事:向こうから来るのに、(国道)6号と(国道)349号と(国道)118号。118号のほうは矢祭町のほうで汚染されている可能性は非常に少ない。それから、こちらで持っている資機材・メンバーからして、しぼったほうが良いだろうと。それで心配な人はこちらに来てくれるだろうという考えのもとに2箇所にしました、矢祭町は大子町の向こうのほうで、かなり離れていますから、ひょっとしてそこでも汚染されている人がというのは、比較的考えにくいんですね。原発から100キロメートルくらいあるので。水戸とあまりかわらない位の距離ですからね。そういう意味で、そちらの方面については、戦力的なことも考えて2つにしぼったということです。
日経:40ベクレル以上の方はいったんサイクル機構に行ってもらって、そこで精密検査をするということですか。
知事:そこでね、除染。要するに汚れたものを落として、それから水戸医療センターなり県の中央病院のほうに行きます。
日経:そこで最終的なというか・・・。
知事:ホールボディカウンタでの検査をします。
日経:精密検査をすると?
知事:はい。
TBS:40(ベクレル)を超えた方はもうホールボディ(カウンタ)に入っちゃうんですか。
事務局:一回除染をしてもらいますので、除染をしてもらって40ベクレル以下になればその時点で大丈夫だと思います。
TBS:除染をしても40ベクレルを超えるようであれば、その段階で医療センター?除染後に40をオーバーしていた方が医療センターですか?40超えたら即もう医療センターじゃないですよね。
知事:ええ。除染して、その結果落ちてしまえばそれはそれで。
TBS:簡易検査で40をきれば、ということですね。
記者:このチェックポイントは、いま設置に向かっているとおっしゃってましたけれども、設置できしだい運用をスタートということで?
知事:します。
記者:態勢は24時間ということになりますか。
知事:たぶんそういうことになると思います。夜間になって減れば、戦線は縮小します。
記者:見通しはどれくらいからスタートできるかっていうのは。
知事:午後8時半前くらいに出ましたから、たぶん高速道路を通って行っていますので、緊急用だということで、1時間ちょっとで着くと思いますから、(午後)10時前になるかと思います。
TBS:雨情記念館の辺り?
知事:雨情記念館のところを借ります。脇に庭というか広場がありますから。そこに引き込むような格好にして。
TBS:津波でけっこう流されたあたりですよね。
知事:あそこは津波に遭っていない・・・。
TBS:山海館の近くですよね。
知事:山海館は低いもの。あっちのほうが高いよ。
IBS:向こうから来る人に、どこに行けばいいんだと、身よりのない人はですね、この137人をみると県立洞峰公園に行けばいいんだと思っちゃうかもしれないと思うのですが。
知事:このうち、(洞峰公園に)行く人は極めて少ない。それなので、我々としては県庁なり市役所に問い合わせがあった時に、どうしてくださいということをこれから周知徹底していきます。
IBS:じゃあ、行き先がない人は市役所に連絡してくださいと・・・。
知事:市役所なり県庁なり。我々は原則としてあまり勧めません。ちゃんと福島県としてまとめた形でやっていただいたほうがありがたいと思っています。親戚・身寄りがあってそこに住みたいという人は別ですけれども、それ以外の人はきちんと向こうで、たぶん向こうでも、もう例えば原子力研究開発機構の資材も人もほとんど向こうに行っているんですよ。あるいは原電にしても。ですから、こっちのほうが今少ないので、向こうのほうでやろうと思えばやれないことはないはずなんです。ですから、向こうでやってきてほしいという感じを持ってます。
IBS:向こうで集団にまとまって、集団で来て欲しいと。
知事:そう。向こうで検査もして、集団で来てくれたほうが、たぶん後での連絡とかその他もやりやすいので、個別にばらばらということになると、少し色々な点で、運営の面でもやりにくいのかなと思っています。
TBS:私たち報道も非常にニュアンスが。私たちのニュースする書き方というのが非常に微妙です。
知事:安全ばかりいうわけにはいかんかもしれないけれども、客観的な事実をしっかりと言っていただくと。
例えば、いわき市が屋内退避の中に入りましたと言われちゃうと県境までなってるとうちの県の人はみんな思っちゃうから、そこの人が逃げ出してるのだから、地続きだったらすぐに逃げなくちゃいかんという感じ、そういう感じに襲われてしまうんですよね。そこは上のちょっとしたところですよとなれば、なんだまだ35キロもあるのかという感じになると思うのですけれども。
日本テレビ:今の福島第一原発が置かれている現状というのはかなり余談を許さない状況は変わらないので、そこをどう伝えるか。うち以外でどこでもいいですよと避難するわけにはいかないからどこかで、屋内避難にとどまってもらうとか。
知事:それはいいんと思うだけれども。
日経:いわき市が入った報道が入ってから増えたんですか。
知事:いや、それはそうですよ。きっと今日になってからですから。
日経:今日になっていわき市の名前がでてから。
知事:出始めてからずいぶん増えてきたような感じですね。私もたまたま色々なことがあって北茨城市の市長が電話かけてきて「機材を貸してくれ。1機じゃ足りなくなる」と。
TBS:知事ね、いわき市の県境の向こうに(私の)いとこが住んでるんですよ、今回の屋内退避のところまで20キロメートル以上あるじゃないですか。県境なんて勿来あたりですから。
知事:35キロメートルあるんだよ。
TBS:35キロメートル。そしたらね。市役所の広報が回ったんですって、あの一体を「屋内退避を念のためしてください」って風に。
知事:いわき市が。あっ、それでね。
TBS:勿来の関あたりから久保田とか泉とか一帯を広報車が屋内にいてくれと言ってたんだけど大丈夫ですかと、朝電話があったんですよ。
知事:それはね僕のほうにも豊田市長からは、いわき市は独自に屋内退避を設定しているみたいだから、今の原子力災害特別措置法だとそういうシステムになっていないので、これは色々なデータを全部集めて国のほうで判断してそこから色々な対応がでてくることになるからと。今のところ国については全くそんなことは心配してないし、我々持っている数値でもそういう問題出てこない。それで地図とかそういうものを作って、それで急遽むこうに送ってデータも色々示して。
TBS:それを聞いた人が国も大丈夫だ保安院も大丈夫だと言ってるんだけど。市役所がここも屋内退避だって言いにきたんだから、危ないんじゃないかと聞きに来たんですよ。それは今まだ関係ないよと言ったんだけど。それで増えてるんじゃないですかきっと。
知事:それがあるかもしれないので、豊田さんもうちも「やんなくちゃいかんか」といったので「それはやらなくていい」と僕は言ったんですけれど。
NHK:知事、最後に質問なんですけれども、水戸でおきたトラブルってどんなトラブルがあったんですか。
知事:何で入れてくれないのかということでしょ。きっと。
NHK:入れてくれない。
知事:一杯だから入れてもらえなかったんですよ。
記者:それは避難所に直接行ったんですか。どこそこの体育館に。
知事:直接行ったみたいです。
記者:それは、スクリーニングをうけていないから2次被爆を怖がられて断られたとか。
知事:そういう話じゃないみたいですよ。
記者:入るとき必ず受付で登録しますよね。名前を。
知事:避難所の人とみたいですよ、ちょっと
NHK:入っている人たちと。
知事:何で入れないんだとか、そういう話じゃないのかな、きっと。詳しくはつかんでません。
NHK:官房長官はやらないんだったら、我々やりますよっていったときに、じゃお願いしますって形で最終的には・・・。
知事:国にやれとはいわなかったから。
NHK:国は自分でやるとは言わなかったんですよね。
知事:こちらからは国にやれとは全然言ってないから。やれとは言ってないよ。
NHK:やれとはいってないんですね。我々のほうでやりますのでお願いしますと。
知事:お願いしますとも言わなかった。
NHK:ご自由にというか。
知事:国としてはどこが判断するのか困っちゃったみたい。それを強制的にやれるかと聞いたらそこは若干どこで判断するのかわからないので、それなので我々のほうでこちらで適宜やりますからということで、それで両方にメリットがあるだろうというかたちでいま協力をお願いするって形でやってます。
産経(幹事社):ありがとうございました。