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ページ番号:19796
更新日:2015年3月23日
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この資料は、記者会見での発言内容を要約したものです。
(作成:広報広聴課)
平成23年3月21日(月曜日)
18時50分~庁議室
知事:皆さんもうご存じだと思いますけれども、先ほど原子力災害対策本部長である内閣総理大臣から、東京電力福島第一原子力発電所において発生した事故に関し、原子力対策特別措置法第20条第3項に基づき、下記の通り指示する、という、お手元のほうにあるような指示書が届いたところであります。
その中には、茨城県において産出されたホウレンソウ及びカキ菜について当分の間、出荷を控えるように書いてあるところであります。私どもすでに出荷自粛ということを関係者には要請しているところでありますので、引き続きそういうことについて配慮をいただけたらと思います。なおカキ菜につきましては本県では出荷額が統計上に現れてくるような状況でございませんで、ほとんど関係者に聞いても、カキ菜の栽培を行っているかということについては知らないと言っている状況にございます。
それから引き続き県内のほかの野菜等についての分析結果でございますけども、これもお手元に資料がお配りしてあります。昨日採取して今日環境放射線監視センターのほうで分析を行いました。この中でやはりホウレンソウについては4,100ベクレル/キログラム、あるいはまた2,300ベクレル/キログラムという数値が出ているところでございます。しかしながらこれは2,000ベクレルが暫定の規制値でありますから、これまでのと比べるとかなり低いレベルになっておるところでございます。それは昨日お渡ししましたこういった資料で見ていただくとよくわかると思いますけれども、暫定規制値2,000を上回って4,000といいましても一番下のほうに入ってくるかどうかというところですから、この数値はかなりレベルとしては低い、健康にまるで影響を及ぼすことはなんじゃないかと考えていただいていいレベルではないかなと思っております。
ほかのものにつきましては、ここに書いてあるとおり、行方のエシャロット、あるいは大葉、切りミツバ、トマト、白菜、ホウレンソウ、レタス、セロリ、レンコン、コダマスイカ、それぞれ基準値を超えたものはございませんでした。それからちなみに北茨城市で採取してまいりました揚げかまぼこ、あるいはシラス干しにおきましても、ここに書いてありますとおりシラス干しでセシウムが4ベクレル測定された以外は出てきておりません。
それから参考までにつけていますけれども、ほかの都県で採取してきた標本についての結果が出ておりますが、新潟県で本県産の小松菜、ミズナ、白菜について検査したところ、どれも検出されていないということでした。東京都におきましても行方市のミズナと結城市の白菜について検査をいたしましたけれども、測定結果につきましてはここに書いてあるとおりいずれも暫定規制値以下となっております。長野県において3月21日、日立産のホウレンソウ、4,100ベクレルということで規制値をオーバーするものとして測定を行っているところでございますが、これが唯一、他県において本県産の野菜等について検査した結果で規制値をオーバーしている状況にございます。
それからもう1枚見ていただきますと、飲料水でございますけれども、楮川の浄水場で、8.9ベクレル/キログラムのヨウ素、あるいは4.8ベクレル/キログラムのセシウムを観測しておりますけれども、これらもいずれも規制値以下となっているところでございます。これらにつきましてはいずれも先ほど申し上げましたですけれども、たとえば栃木県、その後ろに各県の比較が載っておりますけれども、宇都宮市などと比べても数値は低い状況になっております。そういった点で飲料水についても、昨日北茨城市や高萩市についてここに書いておりますような数値をご説明申し上げたところですけれども、それと同様に今回の結果を見ましても心配はないんではないかなと思っております。
以上が私のほうからの発表でございますけれども、今申し上げましたとおり、ホウレンソウについては出荷を差し控えるように農協系統あるいはまた市町村にお願いをしてまいりますけれども、ほかの路地野菜、ネギ、キャベツ、レタス、レンコン、白菜あるいはハウス野菜、ピーマン、トマト、キュウリ、イチゴ、ニラ、ミズナ、チンゲンサイ、エシャレット、大葉、切りミツバ、セロリ、コダマスイカ等については、数値はきわめて低い数値になっておりますので、これまでと同じような形で国民、県民の皆さんに食べていただければと思っておるところでございます。以上です。
産経(幹事社):首相のほうから指示がきておりますけれども、これによって考えられる影響なりというものはどういうものがあると考えておられますか。知事から。
知事:私としてはこれどう捉えるか難しいところでありますが、ホウレンソウは明らかに昨日までにご説明してきましたように、暫定規制値超えておりますけれども、他には超えていない。
そして、今日も官房長官記者会見の中で、この数値を超えていても、飲食に供したからといって、そんなに心配することはない。ということをおっしゃっております。私どもはそうした点でこのホウレンソウ以外あてはまるものはないという現状にございますし、あるいはまた極めて低いものだからそれについては心配されなくてもいいということを国のほうではっきり言っていただいたということにつきましては、これに沿って我々としてもしっかり対応していかなければいけないという思いをもっております。
参考までに昨日もお示ししましたが、ホウレンソウ中に含まれる放射性ヨウ素で5万ベクレルのものがこれまでに出てきておりますが、この間もご説明しましたように、これによっても365日大体平均で15g摂取したとしても4.4ミリシーベルトということで、全身CTスキャンの3分の2くらいの放射線量ですのでそういった点では、我々心配する必要心配しなくていいんではないかなと思っております。
NHK:茨城県はおとといからホウレンソウの出荷の自粛を要請してますけれども、今後何か新たな対応はありえるのでしょうか。
知事:私どもとしては、それはこれまでも自粛してきておりますので、それをしっかり守っていただくということに尽きると思います。
我々としては出荷するものは、原則として暫定規制値にかかってないものですよということをしっかりと国民、県民の皆さんに認識していただいて、茨城県産については安心して食べていけるなと愛用いただければありがたいと思っています。
NHK:今回の指示を受けて何か新たな行動というものはないわけですね。
知事:特にありません。ただ、我々として若干疑問に思いますのは、3県だけまじめに一生懸命に検査したわけですけれども、(これ以外の県について)キチンと検査をされているものではないものですから、こういう形でいきなり原子力対策本部できたことについては若干驚いているところでございます。
NHK:東電ないし国の補償の話についてはどう感じられましたか。
知事:これについては、しっかりと官房長官のほうでおっしゃっておられるところですので、私どもはそれをそのまま素直に聞いているところです。
出荷自粛につきましては、まさに東電の影響によるものですから、それは官房長官がおっしゃられたとおり東電にやっていただきたいと思いますし、あるいはまた東電さんがそれだけの力がないということになれば国としてやっていただきたい。これはまさに、国の指示として出てきてるものでありますし、これらの出荷制限の実効性を担保し、消費者の食の安全を確保するため適切な補償が行われるよう万全を期するということを今日の記者会見でも言っておられるわけですから、それをしっかり守っていただきたいと思います。
日経:指示を受けて改めて要請書を出すということはしないのですか。
知事:これは、こういう指示があったということと、それからホウレンソウについてはしっかり自粛するということ、そして他のものについては国民、県民の理解を得ながら、しっかり安心してもらって食べていっていただけるよう、という通知を市町村と農協系統に出すつもりであります。
日経:全市町村と農協?
知事:はい、これは全部の地域に産品がまたがってますので全市町村長に出すつもりでおります。
TBS:次回の分析はいつ頃される予定ですか。
知事:我々として、今回の中で出てきておりますのは葉物類が吸収しやすくてそういったものについてキチンと注意しましょうという通知なんですね。そういったことも踏まえまして考えてみますと分類の中で出てきておりますのが、ミズナ、チンゲン菜ですが、これらについても暫定規制値を超えていないという結果が出ておりますので、ピンポイント的にやることは考えておりません。
TBS:(放射線が)徐々に薄まっていく面もあると思うのですが、ホウレンソウをまた(検査する予定は)。
知事:いやまだですね薄まっていくという状況ではないと思います。東電の福島第一の状況がどうなっていくかによってこれからの状況が変わっていくと思います。
ただ、先ほど申し上げましたとおり野菜の分類というものがございまして、その中に、結球性葉菜類、あるいはまた、非結球葉菜類という2つの区分が葉物としてあるわけですけれどもそれに入っている中では先ほど申し上げましたようにミズナ、チンゲン菜、かき菜、こまつ菜、キャベツ、白菜、レタス、等々でございますので、そのかなりの部分は終わっている状況にあります。
茨城:水に関してなんですけども、安全宣言というか…
知事:これにつきましてはこの資料にもついておりますけれども、(国において)ずっと毎日のようにこれから調査していくようでありますので、私どもとしてもそれを見守っていきたいと思っております。現在のところは全く心配することはありませんけれども、将来どう変化するかわかりませんから、観測は続けていきます。
茨城:場所についてはいま北茨城、高萩、水戸、つくばですけれどもそのほかに設けるとか考えておられますか。
知事:私どもの場合はひたちなかの環境監視センター、あそこで採取してそこの数値を出していこうと考えております。これから。今はまだ水が復旧していないのかな。復旧すればそこでやってまいります。
日経:指示という形で官房長官の会見にも出てくると、より今まで以上に風評被害というのが懸念されるんですが、県として風評被害が広がらないような対策というのは何かお考えでしょうか。
知事:これは官房長官にも言っていただいたところでありますし、その後農水大臣、あるいは厚生労働大臣も記者会見されるということですから、そのなかでちゃんと国としてその辺のところは徹底してくださるんだろうと思っておりますし、官房長官もおっしゃっておられたように、ここにお集まりの皆様方に積極的にPRをしていただけたらと思っております。とくにこのグラフについては、新聞にはなかなか載りにくいかもしれませんけども、インターネットにこのまま載せていただければひじょうに読者にとってわかりやすいだろうと思いますので、活用していただければと思います。
常陽:検査なんですが、品目に牛乳の検査もされていると思うんですが、そちらはまだ結果は出ていないんですか。
知事:牛乳についてはたぶん明日までには結果が出てまいります。若干詳細な検査をしておりますので、お待ちいただければと思います。
茨城:実際に県産の野菜を買おうと思っても、出荷をしても、小売りのほうが入荷を控えてしまう状態が実際にもうあると聞いたのですが、スーパーや小売りに対して県からの安全についてのアプローチや要請はあるのですか?
知事:具体的にいろいろな弊害が出てくれば国に対して求めていかなければいけないと思いますし、今おっしゃられたのは、結局ホウレンソウは自粛しますから、これは出ていきません。ですからほかの品目についてだと思いますけれども、それらについてはきちんと国、あるいはまた私どものほうでもきちんと対応していきたいなと思います。またホウレンソウについても、先程来、一番高いレベルでもそれほど大きなものではないと申し上げましたですけど、私も昨日県産のホウレンソウをおひたしにして食べております。家族全員、気にしないで食べておりますので、皆さん方にも昨日鉾田のホウレンソウもらってありますから、必要な人には差し上げます。